2012/05/21

「キラー・エリート」鑑賞

先日、「キラー・エリート」を観てきました。ゲイリー・マッケンドリー 監督作品。出演:ジェイソン・ステイサム (「メカニック」「トランスポーター」シリーズ) 、クライヴ・オーウェン (「ザ・バンク 堕ちた巨像」「トゥモロー・ワールド」)、ロバート・デ・ニーロ (「リミットレス」「ストーン」)、ドミニク・パーセル、エイデン・ヤング、イボンヌ・ストラホフスキー、ベン・メンデルソン 他。

1980年、メキシコでのミッション失敗を機に、殺し屋から足を洗ったダニー(ジェイソン・ステイサム)。1年後、オーストラリアの農場で恋人と静かに暮らしていたダニーの元に、師匠でもあり良き相棒でもあるハンター(ロバート・デ・ニーロ)のポラロイド写真が届く。危険な仕事に失敗し、捕虜となっていたのだ。ダニーはやむを得ず、ハンターが遂行するはずだった“SASの精鋭を事故に見せかけて殺せ”というミッションを継ぐため、仲間たちを招集し英国へ。だが、元SASの隊員スパイク(クライヴ・オーウェン)は不穏な動きを察知し、ダニーへの包囲網は確実に狭めていく。標的は3人。ミッションを無事達成し、ハンターを救うことができるのか!?

このかなりドラマティックな物語で一番驚くべきことは、実際にあったことを基にして作られていると言うこと。原作小説は、英国で出版されて以来“国家レベルの秘密結社”の存在の有無、SAS(英国特殊部隊員)の戦争介入等をめぐり物議をかもし続けているといいます。

ジェイソン・ステイサム演じるダニーのアクションは、あいかわらず見事ですが、相棒役であるハンターをロバート・デ・ニーロが演じているのも良かったです。銃撃戦やアクションシーンもいくつかありますが、年齢を感じさせない、なかなかの動きで見せてくれます。また、ダニーらの前に立ちはだかる元SAS(英国特殊部隊員)隊員のスパイクを演じるクライヴ・オーウェンも見事な格闘シーンを見せてくれます。ダニーと互角以上の戦いの肉弾戦ですから、それはもう大迫力でした。

“SASの精鋭を事故に見せかけて殺せ”という、不可能と思えるようなミッションではありますが、それをこなしていく様も面白いです。ただ殺せと言うのではないのです。彼らを捕らえ、自白させ、その後に殺せと言うのですから。ターゲットも明確になっていない中、情報を得て、行動を観察。プランを練り実行。ビデオ撮影をして、その後、事故に見せかけて殺さ無ければ行けません。ただの暗殺者モノではないところが、興味深かったです。で、これに近いことが実際にあったとされているのが凄いことです。いや、恐ろしいことです。

引退を決意した凄腕の殺し屋が、かつての相棒を救出するために新たなミッションに挑むサスペンス・アクション。

2012/05/18

リーガエスパニョーラ11-12シーズン第23節

2011年8月27日(日本時間28日)、スペインサッカーリーガ・エスパニョーラ11-12シーズンが開幕しました。今年もWOWOW(191ch)で放送中。

昨シーズンは驚異的な強さでバルセロナが優勝を果たし、3連覇を達成して幕を閉じました。今年は、アレクシス・サンチェス、セスクら補強をしたバルセロナは、さらに攻撃力を増し、快進撃が続くのか?それとも、C・ロナウド、カカを有する、レアル・マドリードが4連覇を阻むのか?今シーズンも目が離せません。

WOWOWでは、注目のバルセロナ、レアル・マドリードの試合を中心に毎節5試合を、生放送、ハイビジョンで放送。リピートもあり。第23節は以下の2試合を鑑賞しました。

オサスナ‐バルセロナ
R・マドリード‐レバンテ

R・マドリードは、ホームでレバンテ戦。4分、右サイドからのFKをDFのカブラルが頭で合わせレバンテが先制ゴール!44分、PKをC・ロナウドが決め、同点に追いつき試合を振り出しに戻します。後半に入ると、49分、56分と立て続けにC・ロナウドがゴールを決め、点差を広げま。その後、レバンテに1点を返されはしたものの、65分にはベンゼマがゴールを決め、再び2点差とします。そのまま試合終了となり、レアル・マドリードの逆転勝利となりました。

バルセロナはアウェイでオサスナ戦。4分、ラウール・ガルシアからダイレクトパスを受けたレキッチがゴールを決め、オサスナが先制ゴールを上げます。22分、右サイドからのクロスをまたしてもレキッチが決め、2-0で前半を折り返します。後半、まずは追いつきたいバルセロナ。50分、右サイドからのクロスをアレクシス・サンチェスが決め、バルセロナが待望の1点をあげます。55分、オサスナのラウール・ガルシアがゴールを決め、再び2点差となります。バルセロナは、72分にテージョのゴールで1点差に詰め寄りますが、そのまま試合は終了。3‐2でホームのオサスナが勝利しました。

逆転勝利のレアルと、逆転できなかったバルセロナ。両者の調子の良さ・悪さを表した結果となってしまいました。2位バルセロナと首位R・マドリードの勝ち点差は7から10に広がってしまいました。追いつきたいバルセロナにとっては、手痛い一敗です。

次節第24節は、2012年2月18,19日(現地時間)の開催。

2012/05/17

「英雄の証明」鑑賞

先日、「英雄の証明」を観てきました。レイフ・ファインズ作品。出演:レイフ・ファインズ (「ハリー・ポッター」シリーズ、「タイタンの逆襲」)、ジェラルド・バトラー (「完全なる報復」「幸せの1ページ」)、ヴァネッサ・レッドグレイヴ (「ジュリエットからの手紙」) 、ブライアン・コックス、ジェシカ・チャステイン、ルブナ・アザバル、アシュラフ・バルフム、ドラガン・ミカノヴィッチ他

小国のリーダー・オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)はローマ侵略を狙い、幾度となく戦いを繰り返すが、ローマのコリオレイナス(レイフ・ファインズ)を打ち負かせずにいた。コリオレイナスは着実に権力をつけていくが、彼の独裁性に危機を感じた政治家の策略により、ついに国を追放される。ローマに絶望したコリオレイナスは、1人で宿敵オーフィディアスのもとを訪れ、協力するようになるのだが・・・。

実に静かで、何とも言えない雰囲気の作品でした。音楽がほとんどありません。ここぞというシーンでのみ音楽がありますが、後はじっくりと演技を見せるという演出意図なのかもしれませんが、実に静かです。音楽も映画にとっては重要な要素の一つだとは思いますが、それを極力減らすことによって、緊張感を醸し出しています。

市街戦のシーンでは、緊張感がみなぎり、手に汗握りますし、コリオレイナスが政治的野心溢れる母ヴォルムニア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)と対峙するシーンでもピリッとした空気感を感じます。

ただ、説明不足の点が多く観られ、物語を難解にしています。また、終盤の母と妻ヴァージリア(ジェシカ・チャステイン)と息子がコレオレイナスを説得に来るシーン等、心情的に理解に苦しむシーンが多々ありました。なぜだろうと思っていたら、エンドロールが始まった時に「シェイクスピア」の文字がありました。原作はシェイクスピアの「コリオレイナス」。ローマ時代を現代に置き換えた悲劇作品。稚拙な政治的なやりとりや、聞き慣れない名前、前時代的な雰囲気はここから来ていたのでした。

シェークスピア最後の悲劇「コリオレイナス」を現代に置き換え、ローマの独裁者と敵国のリーダーによる宿命の戦いを描くアクション作品。

2012/05/16

「ヤング≒アダルト」鑑賞

先日、「ヤング≒アダルト」を観てきました。ジェイソン・ライトマン監督作品(「JUNO/ジュノ」)。出演:シャーリーズ・セロン (「ザ・ロード」「あの日、欲望の大地で」) 、パトリック・ウィルソン (「インシディアス」「恋とニュースの作り方」)、パットン・オズワルト、 J・K・シモンズ、エリザベス・リーサー 、 コレット・ウォルフ他。

37歳になるメイビス(シャーリーズ・セロン)は自称作家だが、現在はゴーストライターとして“ヤングアダルト”(少女向け小説)を執筆中。バツイチで恋人ナシ、心の友はアルコールと愛犬。彼女はある日、昔の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)からのメールを受け取り、故郷へ帰ることになる。しかし、そこには、冷たい視線と辛い過去が待ち受けていました。元カレのと再会を果たすメイビスでしたが、思い込みはいつしか暴走し、騒動になっていくのですが・・・。

高校時代は周りがうらやむほどの美しさと才能を持ち、自分中心に物事が回っていたメイビス。しかし、今の彼女は鳴かず飛ばずの作家とはいえ、バツイチで恋人もいない。酒を飲み、一夜の恋に溺れる毎日。そんな中、生まれ育った町に帰ることになります。元カレからのメールに出産祝いパーティをやるとあったのです。

20年ぶりに戻った田舎町。そこには、目の前の現実と折り合いをつけ、幸せそうに暮らしている姿が見えます。そして、同級生だったマット(パットン・オズワルト)と再会します。昔ばなしに花を咲かせます。存在自体を忘れていたメイビスでしたが、次第に良き相談相手になっていきます。マットの存在が大きかった。メイビスの現実と田舎町の現実の格差を埋めていってくれ、大人の目線で促してくれていますが、聞く耳を持たないメイビスでしたから、暴走は手に負えなくなっていきます。

全体を通して、シリアスな雰囲気を持っていますが、メイビスのイタさの中にも、悲しさがにじみ出ていて、そこら辺りがそこはかとないユーモアとなっています。そして、いつまでも大人になりきれない、中途半端な年代になってしまった彼女の姿が身にしみます。何に頼り、何をよりどころにして生きていけばいいのか、分からない人生に幸せを見いだすことができるのでしょうか?

仕事も恋愛もうまくいかない30代女性が、20年ぶりに帰郷し、妻子のいる元恋人と復縁しようとする様を描くヒューマンドラマ。

2012/05/15

「ロボット」鑑賞

先日、「ロボット」を観てきました。シャンコール監督作品。出演:ラジニカーント、 アイシュワリヤー・ラーイ、ダニー・デンゾンパ他。

天才工学者バシー博士(ラジニカーント)は、二足歩行型ロボットチッティ(ラジニカーント・2役)を生み出した。 人類の未来を切り開く偉大な発明となるはずだったが、感情をプログラムされたチッティは、バシー博士の恋人サナ(アイシュワリヤー・ラーイ)に恋をしてしまう。 そして、バシー博士の怒りを買ったチッティは、博士の手で廃棄処分にされてしまう。残骸を回収した悪徳工学者の手によって冷酷なターミネーターとしてよみがえったチッティは、最強のロボット軍を作り上げるのだが・・・。

初めてインド映画を劇場で鑑賞しました。どんな内容なのか全く知らずに観に行く私は、驚きが隠せませんでした。冒頭はロビン・ウィリアムズ主演の「アンドリューNDR114」のような雰囲気で、2足歩行ロボットの開発過程が描かれます。作品全体を通してCGが多用されていますが、開発過程もCGが効果的に使われています。まあ、全体的にはCGのレベルが低いのでチープ感があります。

チッティは、当初から兵器として開発されたロボットだったため、アシモフの「ロボット三原則」が適用されていません。これが間違いの始まり。そして、感情を持ってしまったロボット・チッティは、博士の恋人・バシーに恋をしてしまいます。これが第2の間違い。そして、廃棄処分へ。

その後、再改造され、バージョン2.0になります。黒い衣装にサングラスにパンチパーマ。人間を殺すことを何とも思っていませんから、たちが悪い。さらに、自らのコピーを大量生産し、ロボット軍団を作り上げるのです。もうこの後は、めちゃくちゃです。リアルさなんてのはどこかへ置き忘れてきたのかたという感じで、何でもありです。

作品としては突っ込みどころ満載というよりは、突っ込めないところを探す方が難しいというくらいではありますが、何とも言えない痛快さというか、面白さがあります。インド映画特有の唐突に歌って踊るシーンもありますし。とにかく、今までにない映画体験に近いありません。

感情を持つことによって、裏切りや嘘をつくこと、犯罪を犯すことをおぼえてしまったロボットは、廃棄される時に、「人間でなくて良かった」とこぼします。愚かな人間の行いのために科学を使ってはいけないのでしょう。

超高性能ロボットが引き起こす暴走劇が繰り広げられていく、SFアクションコメディ作品。

«「幸せの教室」鑑賞

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