トップページ | 2005年5月 »

2005年4月

2005/04/30

ホームシアターを作ろう!Vol.2

●1999年ホームシアター元年(その2)

それから、しばらく研究をしてみた。カタログを穴が空くほど読み、オーディオ雑誌も買いあさった。それに電気店に行っては質問を繰り返していた。その結果、DVDのスペックを活かすためには、ドルビーデジタル対応のAVアンプが必要だと言うことだ。それに5.1chにするためには、スピーカが6本いるらしい。既存のスピーカのフロント右左、リア右左に加えて、センタースピーカとサブウーハが必要。これで5.1ch。5.1chの"5"はフロント、リアの4本とセンタースピーカで、低音のみを出力するサブウーハを"0.1"と言うらしい。6スピーカで良いようなものの、なぜか"5.1"と言う。5本のスピーカはほぼ常時鳴っているが、低音は映画の場面によっては、滅多に鳴らないからかもしれない。

思い切ってAVアンプと足りないスピーカーのセンターとサブウーハを購入することにした。もちろんAVアンプはソニー製。TA-V55ES。スピーカはヤマハ製を選んだ。本当はスピーカは同一メーカの同一シリーズの方が良いのだが、そこまで予算がなかったので今回は仕DSC03464 方がない。結局、アンプ+スピーカで、14.5万円。これでひとまず、ホームシアターとしての基本ができあがった。

17畳のリビングルームは、テレビを中心にDVDプレーヤにAVアンプを脇に従え、6本のスピーカがソファーを囲むように配置した。リアスピーカへは、スピーカコードを延ばす関係上、床をコードが走る。時々足に引っかけてしまうが、これは目をつむろう。ちゃんと壁に沿って配線すれば良いのだろうが、気にしないことにした。DVDプレーヤとアンプは音声は光ケーブルで接続した。

配線が終わったので今度はスピーカの調整である。テストトーンの「ザー」っと言う音が各スピーカから順番に鳴る。その音を同じく聞こえるように調整だ。これが結構面倒である。と言うよりは気になる。なんせ自分の耳だけが頼りである。デシベル表示はあるモノの、やはりちゃんと聞こえるかどうかは数字よりも自分の耳次第。ここは慎重に対応しよう。

調整も終わり、いよいよ視聴である。どのソフトを最初に視聴したかは記憶にないが、たぶん「レオン」だっただろう。最初に購入したのはジョン・ウー監督の「ブラックジャック」だったが、これはステレオ音声なので、5.1chのテストとしては不適当。その時所持していたのが「レオン」「ザ・ロック」「バッドボーイズ」であるから、たぶんこの3本のうちのどれかだ。

感想は「凄い」の一言。音声のクリアさもさることながら、銃撃戦やアクションシーンでの位相がはっきりしているのだ。位相というのは音を発しているものがどこにあるかと言うこと。とにかく臨場感たっぷりなのだ。「バッドボーイズ」で後半の銃撃戦では正面から銃を撃つシーンがあるのだが、弾丸が後方へと抜けていく感じがした。後に「ダイハード2」を見た時には、冒頭の教会のシーンで部屋の右後方でノックの音がして振り返ったことがある。もちろんそこにはドアなどないのだ。それほど位相がはっきりしているのが分かる。

アクションシーンのような派手なシーンでの臨場感はもちろん、静かなシーンでの紙や布のこすれる音、ざわめきなどが聞こえる。旧システムのドルビープロロジックでも移動する音は聞こえたが、これほどはっきりくっきりと聞こえたことはなかった。それも制作側の意図どおりに聞こえているのであろう。映画館でもスピーカは沢山あるがエフェクトスピーカが沢山あるために、これほどまでにはっきりとした位相では聞こえない。干渉しあうのかもしれない。映画館は大人数に向けてのスピーカなのに対して、ホームシアターシステムは極少人数での視聴に対するからであろう。1999年2月のことであった。

●これまでの記事

ホームシアターを作ろう!Vol.1

2005/04/29

私の愛機2

普段持ち歩いているのはPCG-TR1/Pなのだが、これはマイカー通勤が前提。以前はこの程度の重量(約2kg)のパソコンを旅行なんかでも持ち歩いていたが、年齢のせいか、少々辛くなってきた、と言うことで愛機2号機の登場である。SONY VGN-U70P。バイオノートタイプUである。本体とバッテリで約550g。これなら車以外の旅行でも持って歩ける。本体サイズも約 幅167mm×高さ108mm×奥行26.4mmと小型なので、セカンドバックやショルダーバッグに入れることも出来る。バッテリ稼働時間は約3時間、ロングバッテリだと約6時間。2泊3日程度の旅行なら再充電なしで十分に使える。

写真のように、本体にキーボードがない。タッチ式のWindowsなので、スタイラスで画面の手書きパットに直接書くのだ。認識もまずまず。キーボードも画面に出るので、ローマ字入力も可。DSC03481 私はこちらのキーボード式をよく使っている。旅行にはほとんど持っていかないが、USB接続の外付けキーボードもある。折り畳み式なので、使う時にパッと広げればOK。写真はポートリプリケーターに乗っている状態であるが、この状態だと拡張性が高い。有線LANも使える。本体には無線LANが付いているので、自宅では気軽に接続出来る。

旅行や出張先では、メールチェックやホームページの閲覧をしている。CFカードスロットがあるのでNTT DoCoMoのFOMA P2402も使用できる。急ぎのメールの返信くらいは手書き入力で十分。以前にPDAも使ってみたが、マイツールが動かなかったのですぐに止めてしまった。マイツールのデータをPDAで見るのは骨が折れた。マイツールがあればほとんどのデータも持って歩けるので安心である。ネットオークションに出品をしているので、ホームページの確認もしたい。旅行先で調べたいことがあったら、すぐに調べられる。旅行先で撮ったデジカメ画像も、メモリースティックがいっぱいになったら、パソコンへ書き込めばまた使えるようになるのも便利である。これで、いつでもどこでもメール環境が出来た。

2005/04/28

「北京ヴァイオリン」私的映画考Vol.3

これほどまでに感動し、涙した映画はない。それが「北京ヴァイオリン」。

泣ける映画が好きだが、悲しくて泣けるのではなく、感動して泣ける映画が好きだ。作品の評価を付けているが、評価の基準は、

  • A評価・・・言いたいことが伝わった、感動して泣ける
  • B評価・・・言いたいことが伝わった、良かった
  • C評価・・・言いたいことが伝わらなかった、気付けなかった

である。A評価の上を行くのがS評価、スペシャルのSである。A評価+号泣した、作品トータルとしての出来が素晴らしいである。で、「北京ヴァイオリン」がまさにこのS評価の作品であった。近年、たくさんの作品を見るようになって目が肥えたのか、S評価はほとんどなかったが、この作品は文句なくS評価だ。五つ星のオススメ作品である。「中国映画はちょっとー」という方にも、ちょっぴり我慢をして手に取っていただき、ちょっぴり我慢してでも見ていただきたい作品である。

東京へ遊びに行った時に時間があったので、何か映画を見ようと物色していた時にこの作品が目にとまった。「中国版リトルダンサー」というキャッチコピーが目に付いた。「リトルダンサー」も素晴らしい作品で、大好きだったのでこれはぜひ見ようと思ったのである。平日の初回上映だったにもかかわらず場内は満席だった。

前半は、田舎に住む親子が息子のヴァイオリンを勉強するために北京に出てくる情景をユーモラスに、少年の大人の女性への憧れをほのぼのと描く。これが面白い。そこはかとなく笑える。母親のいない少年の大人の女性への憧れは、初恋とも言える。本当にヴァイオリンを弾ける少年をオーディションで選んだというのは正解だと思う。弾いているシーンが嘘っぽいのは興ざめである。手元だけ映っているのもどうかと思う。この作品は本当に弾いているのが良い。そして何よりも本編に流れる音楽が美しい。音楽映画は考でなければと思える。

後半は音楽の道を本格的に進むかどうか、音楽に成功するというのことは、有名になることなのか、それとも純粋に音楽を高めていくことなのか、その間で揺れる少年を描き、クライマックスへと盛り上がっていく。そこには親子の別れが・・・。

ズバリ泣き所は、クライマックスの北京駅構内でのシーン。少年は父のためにヴァイオリンを奏でる。父、友人たちの笑顔、そして涙。グルグルと回るカメラが感動をより一層誘う。落ちについては、まだ見ていない方のために伏せて置くが、ぜひ実際に見てこの感動を確かめて欲しい。親子の絆とは、音楽を愛するとはを問う感動作。映画館ではおもいっきり泣けなかったが、家でのDVD鑑賞は、遠慮なく泣けた。映画館ではウルウル、家では号泣。

これほどまでに感動し、涙した映画はない。良い作品は何度見ても良い。ぜひ、見て欲しい一本である。

明日からGW

明日からゴールデンウィーク。10連休なんて人もいるらしいですね。とても羨ましい。当社は7連休。普段の年はカレンダー通りだったのに、7連休は大きな進歩。土曜日も出勤の時があるので、今年ならば4/29、5/1、5/3-5なんて飛び石連休になるところだったから、7連休でもヨシとしよう。

当社では”減資”をすることになったので、その前準備でてんやわんやの連休前の今週。やるべき事はすっかり終わったので、スッキリして連休を迎えられる。良かった良かった。しかし、”減資”は面倒なというよりやったことのない手続きが多くて、とても勉強になった。以前、簿記の勉強をしていた時に問題ででてきたけど、さっぱり分からなかった覚えがある。しっかり勉強しておけば良かったなあ。反省。

2005/04/27

パソコン使ってますか?

みなさんはパソコンをどんな風に使っているだろうか?

メールやインターネットという人は多いだろう。年賀状作成に年1回なんて人もいるかもしれないし、中にはパソコンを買う事が目的になってしまって、買ったは良いけど何に使ったらいいか分からず、ゲームにしか使っていないなんて人もいるかもしれない。仕事では使うけど、個人的にはパソコンを使いこなしている人は案外少ない印象を受けている。以前、パソコンのインストラクターをしている人に聞いたが、「パソコンはあくまで仕事で、個人的にはほとんど使わない」と言っていたのを記憶している。

私は仕事でパソコンを使うのはもちろん、個人的にもパソコンを使っている。「パソコンがなければ生きていけない」と言っても過言ではない。スケジュール管理に名簿管理、資金繰り等々。増え続けるDVDの管理もやっている。1999年にDVDを買い始め、現在では800枚を超えてしまった。タイトルはもちろん、発売日に購入日、監督、主演、価格、品番等を入力し、評価も入力している。評価はS,A,B,Cで評価している。評価の仕方は別の機会にするとして、パソコンでの使い方をここに書こう。

私はマイツールというソフトを使っている。リコー製のフリーソフトである。表計算ではなくデータベースソフトである。データベースというとマイクロソフトのアクセスを想像する人も多いだろうが、あれは難しすぎて私には使えない。マイツールの何が良いかと言えば、誰にでも使える簡単ソフトであると言うこと。毎日、使うとすれば簡単に越したことはない。それでいて、色んな事に使えて、簡単なことはもちろん、難しいことも出来る。

知名度で言えば、マイクロソフトのエクセルが有名だが、表計算である。表計算とデータベースは根本的に考え方が違う。パソコンの三大利点というのがある。「検索、並べ替え、再利用」である。鉛筆で紙に書いた文字(データ)を並べ替える事は非常に手間がかかるし、沢山のデータの中から、一つのデータを探し出すのも難しい。まして再利用となると一から書き直すしかない。その作業を簡単に、そして誰にでもできるようにしたのが、マイツールである。マイツールはまさしくそのためのソフトである。表計算はその場で完結していることが多いが、データベースは多くのデータの中から、該当するデータを検索し、並び替え、(何度でも)加工して必要な結果を作ることが出来るのである。

私はこのマイツールを使ってほとんどのデータを管理している。

DVDの発売予定をどこかで見れば、データの最後に入力し、保存する。データを入力したら、並び替えをすれば、発売日順に並び替えられる。もちろんアイウエオ順でも良い。見た作品には評価を入力しているので、見ていない作品を検索する時はその列に入力していないデータを検索すればいい。誰かに良い作品を紹介したいとなれば、評価の列に”S”が入力されているデータを検索すれば良い。「映画は監督だ!」と思っているので、監督名で検索すれば、その監督の作品だけを抽出できる。データさえしっかり入力していれば、いずれの操作もものの数分できる。これくらいであれば表計算ソフトでも出来るが、データを集計しようとすると表計算ソフトでは難しい。例えば、今月は何枚買ったのかとか、去年見た作品を月別、評価別で何件あったとのかとか、監督別に集計とか。これだって数分で出来る。私はあまり得意ではないが表計算ソフトも使う。私の知識の範囲ではこの作業をしようとすれば相当苦労するであろうし、もしかしたら何時間かかっても出来ないかもしれない。

とにもかくにもパソコンは簡単なのが一番である。パソコンを使うことが目的ではなく、パソコンを使ってより簡単に、より快適に、生活を便利にする事が大事であるからである。パソコンはあくまで道具だが、その道具を使うことによって、余裕を持って心豊かに過ごせれば言うことはない。

ここでは、あまり有名とは言えないアプリケーションソフト「マイツール」と「マイツールの魅力」を紹介できればと思っている。

2005/04/26

私の愛機

パソコンはノート型に限ると思っている。持ち歩けるのが一番。私の今の愛機の1号機はDSC03460SONY PCG-TR1/P。バイオノートである。銀と白の外観。2kg弱の重量。持って歩くのはこれが限界。パソコンだけ持って歩くのならもう少々重くても大丈夫だろうが、それ以外にACアダプタにもろもろの書類を持ち歩くとなるとこれが限界。これを毎日持ち歩いて通勤している。マイカー通勤なのでなんて事はない。

購入してもうすぐ2年経つが、30GBのHDDはそろそろきつくなってきた。整理もしないといけない。メモリはソニースタイルで購入し たモデルなので、1GB。これが快適の元だと思っている。無線LANが装備されているので、自宅ではコードレスでネットに接続。

外出時はNTT DoCoMoのFOMA P2402で接続している。カードタイプだ。最近までPHSで接続していたがドコモではPHSサービスをまもなく終了するらしいので、8年以上使い続けたPHSを泣く泣く機種交換したのだ。割引クーポンやもろもろの割引を受けて2000円ちょっとで機種交換が出来た。ちょっと得した気分。PHSよりも高速なので、より快適になった。料金がどのくらいになるのか分からないのでちょっと不安だけれども。いつでもどこでもインターネット環境は必須である。

そろそろ買い換えの時期かなあと思ってはいるが、今のところハード的には何の問題もないので、もう1年は使い続けるかもしれない。買い換えるにしても次回もモバイルノートにするのは間違いない。

ちなみに、壁紙は今夏公開の「スターウォーズエピソード3シスの復讐」よりダースベイダー。今から公開が待ち遠しい!o(^o^)o ワクワク

2005/04/25

それは、あかんやろ!

今日の出来事。

私は製造業の会社で事務をやっているのだが、先週から2つある工場の売上数量を毎日もらうことになった。同じ敷地内にあるA工場は書面で直にもらうが、離れた場所にあるB工場はFAXでもらうことになった。両方手書きのデータである。ま、これは良いだろうと思っていた。

で、今日になって上司が「B工場の売上が来ていないんだが・・・」と言う話しになった。先週から流れが変わっているらしい。今まではB工場からA工場へメールでやりとりしていたのだが、私の所に来るFAXをそのままA工場の上司へ回してくれと言うことらしかったのだ。確認を怠った私も悪いのだが、従来のメールを止めて手書きに戻すのはいかがなモノかと思った。メールの原稿をそのままFAXしてもらえばいいモノを、わざわざ手書きにしたのだ。

ここまでは目をつむろう。しかしである、手書きの表は前日のデータを消しゴムで消し、同じ部分はそのままにし、数量等を書き直すのだとか。なかなかFAXが来ないので問い合わせてみると、「前日の売上表は書き直しているので、ちょっと待ってくれ」と言うのだ。愕然。実際に見た訳ではないので真偽のほどは定かではないが、「それは、あかんやろ。今は21世紀だっつーの!!」と叫んでしまった。昭和の仕事に戻ってしまった、トホホな話しである。ホントに情けない。仕事のやり方を見直さなければならないと思った今日の出来事であった。

2005/04/24

ホームシアターを作ろう!Vol.1

●1999年ホームシアター元年

それまでビデオやLD(レーザーディスク)で映画鑑賞を楽しんでいた。29インチの4:3のテレビとドルビープロロジック対応AVアンプ、4スピーカーで見ていた。ところが、にわかにDVDと言う言葉が市場をにぎわすようになっていた。今のシステムでもそれなりに満足はしていたが、調べてみるとDVDというのは凄いらしい。今でこそDVDデッキは安価になったものの、その当時はまだまだ高価。ソニー製品大好きの私はオーディオと言えばソニー製品を買いそろえていた。当然、アンプもテレビもスピーカもソニー製(スピーカはコンポの残りだけれど)。

カタログを見たりして調べた結果、今回はDVDプレーヤだけを購入しようと決めた。SONY DVP-S7700。10万円也。さっそく既存のAVアンプに接続してみた。映像の綺麗さにビックリ!ビデオの映像だとエンドロールの文字はつぶれて見えなかったが、小さい文字でもくっきりはっきりと見られた。音声も驚くほど良い。「これは凄い」と思った。

ところがである、よくよく調べてみると5.1ch音声というのがDVDのスペックであるらしい。それにドルビーデジタルである。「????」「ドルビーステレオとかドルビープロロジックとは違うの?」である。ドルビーという言葉がカタログにはあったとは思ったが、どこがどう違うのかよく分からないままDVDプレーヤを購入してしまったのである。以前のドルビープロロジックはソフトの音場を再現するのに各アンプの能力に左右されるが、ドルビーデジタルはより正確に再現するために、記録したソフトからアンプへとそれぞれのスピーカの信号を送るらしい。これにしなければ「DVDの能力を最大限発揮しているとは言えない!そうに違いない!」と気づいたのであった。

時に1999年1月。悪魔の大王が降りてくると言われていたノストラダムスの大予言の年の初頭の話しである。(つづく)

「SAWソウ」私的映画考Vol.2

白く広い浴室につながれた男が2人。足首を鎖でつながれている。2人の間には自殺死体。相手を殺せば、人質となった家族が助けられる。録音テープには謎の指示が。手がかりとなるのは2本ののこぎり、一発の弾丸、2本のタバコ。2人は何のためにそこにいるのか?犯人の正体は?連続殺人犯を追う刑事。最後の最後まで目が離せない、シチュエーションスリラー「SAWソウ」。これは色んな意味で怖い。

久々に最後までドキドキしながら見られた。得体の知れない犯人は不気味な人形と共に現れる。全体に暗めの映像で、恐怖感を煽る。無駄なシーンが一つもないと思えるほど、伏線が幾重にも張りめぐらされているため油断できない。自分がもしあの状況になったらどうするのだろうかと思うとゾッとする。フラッシュバックする記憶に、少しずつ謎が解けていく様は面白い。犯人の目的はいったい何なのか、命を粗末にする犠牲者たちへの制裁なのか?”生”へのこだわりを問う問題作。驚愕のラストシーンはとにかく凄い。

「僕の彼女を紹介します」私的映画考Vol.1

恋愛映画と一言で言うが、恋と愛は違うモノである。英語で言うと両方"LOVE"で同じようであるが、日本語はそこが美しい。恋は会いたいと思う情熱。愛は愛おしむ気持ち、大切にしたいと思う気持ち。恋愛映画はたいていの場合、恋についての映画が多い。離れている二人がどうしても会いたいと思うのが恋。恋と愛を混同している。恋から愛に昇華していくというのが恋愛である。

僕の彼女を紹介します」はまさに愛を描いた作品である。愛の表現方法は様々だが、主人公ギョンジンは不器用に愛を表現する。「私の辞書に”ごめん”はない。”ごめん”に改名したら”ごめん”と呼ぶわ」最後までこの台詞が伏線となっていくが、とにかく素直になれない。それが彼女の魅力の一つでもある。二人の関係が愛に溢れているのは言うまでもないが、警官である彼女ギョンジンのハチャメチャな捜査に、いつもハラハラしている彼ミョンウ。ミョンウは命を落としてしまい、ギョンジンは自暴自棄になっていく。彼への愛を強く胸に秘め、危険な捜査に乗り出していく。そんな健気な彼女が悲しい。

ユーモラスな前半はとことんコメディで良いのだが、ミョンウを求めて彷徨うギョンジンの憂いを秘めた表情の後半もまた良い。コメディからラブストーリーをバランス良く配し、その映像を盛り上げていくのが美しい音楽である。DVDのメイキングによれば、クァク監督は脚本や絵コンテの執筆中に劇中使われる音楽を聴くのだという。脚本家・倉本聰氏も同様であるらしい。音楽は映画には描かせない要素の一つである所以であろう。終盤の泣き所となるクルクルと風のように回るカメラに、風を受けて回るかざぐるま。永遠の別れを告げるミョンウは「生きる意志を強く持て」と言う。このシーンでも音楽が美しく画面を彩る。感動して泣ける映画が好きな私としてみれば、このシーンはたまらない。

恋愛映画にも男性目線で作られた作品と女性目線で作られた作品があると思う。本作は監督・脚本が男性ではあるが、女性目線で作られているように感じられた。最近の韓国映画にはハリウッド映画にも負けず劣らずのパワーを感じられる。ますます目が離せない。

私的映画考

映画が好きである。

大画面・大音響の映画館へ行くのも好きだし、のんびりと家でDVD鑑賞も好き。いずれにしても、映画と言う芸術が好きである。何よりも自分が体験できないこと、自分には想像できない事を映像として見せてくれるのが素晴らしい。

映画館で年間100本鑑賞をするのを目標とし、良かった作品をDVD購入すると言った感じ。好きなジャンルはあるにはあるが、100本見るからにはジャンルにこだわっている場合ではない。公開される作品を選ばずに見る。その際も前情報はほとんど入れない。劇場で流れる予告編のみ。なので、突然起こるストーリー展開に唖然とする。それが人生と同じく、映画の楽しみでもある。笑いあり涙あり、ハラハラドキドキ、感動あり。

評価もそれなりにしているが、あくまでも肯定が前提。否定するのは簡単だが、それでは作り手たちの努力が無駄になってしまうような気がする。映画は良い箇所を褒める。良い台詞、良い演技、良いアングル、良い音楽、、、、。一つだけでも良いから褒めるべきである。 何が訴えたかったのか?何が言いたかったのか?映画を作るからには、何かしらのメッセージがある。それを受け取るのも一つの鑑賞である。もし面白くないと思える作品に出会ったら、それは今の自分に合わなかっただけ。そう思えば良い。

そもそも映画鑑賞というのは、その時の自分の環境や感情が色濃く反映される。見る人それぞれの人生経験がモノを言う。全く同じ人生を歩んできた人はいないのだから、それぞれの鑑賞があって良い。それぞれの経験によって感じ方は様々のはず。登場人物に感情移入できるのも、自分との対比によって生まれる。それはその人だけの鑑賞だし、感想で良いはず。それで、何度でも見たい作品で会えたらこんなに素敵なことはない。

とにもかくにも映画が好きである。ここでは日々の映画鑑賞の中で思ったことを、全く私的に書き綴っていく。さて、今日はどんな映画を見ようか。

2005/04/23

夢のつづき

趣味のことや普段の何気なく思ったことを綴っていこうと思う。

映画も好きだし、旅行も好き、お気に入りの愛車でのドライブも好き。

とにかく前向きに楽しく、続けてみたら何かあるかもしれない。ワクワクしてきた。

思ったことを何でも書いてみよう。雑文、駄文、エッセイ、フィクション等々。

トップページ | 2005年5月 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ