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2005/04/28

「北京ヴァイオリン」私的映画考Vol.3

これほどまでに感動し、涙した映画はない。それが「北京ヴァイオリン」。

泣ける映画が好きだが、悲しくて泣けるのではなく、感動して泣ける映画が好きだ。作品の評価を付けているが、評価の基準は、

  • A評価・・・言いたいことが伝わった、感動して泣ける
  • B評価・・・言いたいことが伝わった、良かった
  • C評価・・・言いたいことが伝わらなかった、気付けなかった

である。A評価の上を行くのがS評価、スペシャルのSである。A評価+号泣した、作品トータルとしての出来が素晴らしいである。で、「北京ヴァイオリン」がまさにこのS評価の作品であった。近年、たくさんの作品を見るようになって目が肥えたのか、S評価はほとんどなかったが、この作品は文句なくS評価だ。五つ星のオススメ作品である。「中国映画はちょっとー」という方にも、ちょっぴり我慢をして手に取っていただき、ちょっぴり我慢してでも見ていただきたい作品である。

東京へ遊びに行った時に時間があったので、何か映画を見ようと物色していた時にこの作品が目にとまった。「中国版リトルダンサー」というキャッチコピーが目に付いた。「リトルダンサー」も素晴らしい作品で、大好きだったのでこれはぜひ見ようと思ったのである。平日の初回上映だったにもかかわらず場内は満席だった。

前半は、田舎に住む親子が息子のヴァイオリンを勉強するために北京に出てくる情景をユーモラスに、少年の大人の女性への憧れをほのぼのと描く。これが面白い。そこはかとなく笑える。母親のいない少年の大人の女性への憧れは、初恋とも言える。本当にヴァイオリンを弾ける少年をオーディションで選んだというのは正解だと思う。弾いているシーンが嘘っぽいのは興ざめである。手元だけ映っているのもどうかと思う。この作品は本当に弾いているのが良い。そして何よりも本編に流れる音楽が美しい。音楽映画は考でなければと思える。

後半は音楽の道を本格的に進むかどうか、音楽に成功するというのことは、有名になることなのか、それとも純粋に音楽を高めていくことなのか、その間で揺れる少年を描き、クライマックスへと盛り上がっていく。そこには親子の別れが・・・。

ズバリ泣き所は、クライマックスの北京駅構内でのシーン。少年は父のためにヴァイオリンを奏でる。父、友人たちの笑顔、そして涙。グルグルと回るカメラが感動をより一層誘う。落ちについては、まだ見ていない方のために伏せて置くが、ぜひ実際に見てこの感動を確かめて欲しい。親子の絆とは、音楽を愛するとはを問う感動作。映画館ではおもいっきり泣けなかったが、家でのDVD鑑賞は、遠慮なく泣けた。映画館ではウルウル、家では号泣。

これほどまでに感動し、涙した映画はない。良い作品は何度見ても良い。ぜひ、見て欲しい一本である。

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