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2005/05/29

「バックマン家の人々」私的映画考Vol.10

ビューティフルマインド」のロン・ハワード監督の「バックマン家の人々」をご紹介します。ロン・ハワード監督の作品で「アポロ13」や「バックドラフト」も大好きですが、このようなハートフルコメディも良い作品が沢山あります。

バックマン家の4兄弟姉妹は、子育てに忙しい年齢。長男のギルは辛い子供時代を過ごしたので、自分の子どもたちには辛い思いはさせたくないと思っていました。ところが、息子は精神不安定と診断されるし、他の子供たちにも問題が・・・。他の兄弟姉妹たちにも次々と問題が発生します。

ユーモラスで笑えるシーンとは対照的に、人生の苦悩に立ち向かうたくましい家族のそれぞれの生活を描きます。一見、ありがちなホームドラマのように思ってしまいますが、それぞれの親が、その役割を真摯に全うしようとします。

台詞もなかなか深みがあって良いです。祖父母に子供を預けて、出ていく息子。その子供(祖父にとっては孫)と祖父の会話。「お父さんはすぐに出ていくの?」「そうだよ」「帰ってこないの?」「そうだよ」と。息子は2,3ヶ月で戻ると言っていたのに、父親である祖父にはお見通しなんですね。いくつになっても息子は息子。主人公の長男ギルと父親の関係が終盤まで微妙です。

泣き所は精神不安定の息子が、野球の試合で平凡なフライを捕球するシーン。何をやっても上手くいかない息子が、トラウマにならないように気を遣いすぎるギル。息子のエラーで以前、試合に負けていた。その息子が練習の甲斐あって、ついに捕球をするのです。そのシーンの緊張感はさすがロン・ハワードと言った感じで、見事に見せてくれます。捕球後のギルのはしゃぎように感動。でも思わず笑っちゃいます。

その後も泣き所は続きます。ギルの長女のお遊戯会も笑えて泣けます。ハチャメチャになってしまうお遊戯会。それを止めようともせず、見つめるまなざしが良いです。ああ、これが人生なんだ、これで良いんだという表情が良いです。ラストシーンも家族大集合で実に感動的です。

人生は上ったり下ったり、良いこともあれば悪いこともある。だからこそ人生は楽しい。その時に愛する家族が側に居てくれたらこんなに幸せなことはない。そんな想いにかられる良い作品です。

蛇足ですが、若き日のキアヌ・リーブスとホアキン・フェニックスが出演しています。キアヌは分かったけど、ホアキンは小さすぎて分かりませんでした。

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