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2005/05/01

「サイモン・バーチ」私的映画考Vol.4

いわゆる大作と言われるロードショー系作品も好きだが、ミニシアター系の小品も好きだ。大作は予算もふんだんに掛け、宣伝費用も莫大。それはそれで楽しめるイベントムービーも好きだが、低予算のミニシアター系作品にも良い作品がある。この「サイモン・バーチ」もミニシアター系である。

ストーリーは、生まれた時、医者が驚くほど小さく、一晩もたないだろうと言われたサイモンは今、12歳。身長は96cmにしかならなかったが、野山を駆け、湖で泳ぎ、野球もする元気な少年に成長していた。「神様は何か理由があって僕を小さくしたに違いない」と信じている。

一方、彼の親友ジョーは、美しく心優しい母レベッカの私生児として生まれ、本当の父親を知りたいと願っていた。サイモンが野球で初ヒットを打ったある夏の日に、二人の人生を大きく変え、友情をより深めることになる出来事が起こる・・・。

自然の美しい映像と少年たちの元気な様子、友情を描き、美しいジョーの母、その母に憧れにも似た気持ちを持つサイモン。そのジョーの母を演じるのはアシュレイ・ジャド。透明感のある美しさに優しいまなざし。サイモンは親に期待などされず、どんなに辛い目にあっても前向きに元気である。そんな時起こる事件が、二人の関係を微妙にさせる。それにサイモンは信仰心が厚い。日本人にはこの信仰というのが少し難しいように思える。実感がわかないのだ。物語の展開としてこの信仰心が重要になってくる。

泣き所はクライマックスのスクールバスで起こる事件。サイモンに「神様が与えた使命」なのだ。このシーンの詳細は見てない方のために伏せて置くが、感動のラストシーンを迎えることは記しておこう。ほのかな恋心と友情の感動ストーリー。ジム・キャリーがカメオ出演しているのもお見逃しなく。

時々、DVDや本に呼ばれているような気持ちになる。何とはなしに惹かれるのだ。私には信仰心はないが、もしかしたら、それもサイモンと同じように神様のプランなのかもしれない。ミニシアター系にも良い作品は沢山ある。映画は世の中に星の数ほどある、その中から実際に見られるのはほんのわずかだが、何度も見たいと思える良い作品に出会えるのは幸せなことである。

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