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2005/05/05

「リプレイスメント」私的映画考Vol.6

私が映画を良く観るようになったのが、1998年頃。それまではビデオで観る程度でしたが、その頃から映画館へ足繁く通うようになりました。2000年には年間60本ほどを映画館で観るようになり、これだけ観たのなら個人的に、全く私的に映画大賞を決めようと思いました。1本を決めるというのはなかなか難しいので、本数は決めずに、2000年には2本を決めました。そのうちの1本が今回紹介する「リプレイスメント」です。

主演は「マトリックス」のキアヌ・リーブス。「マトリックス」の公開が1999年、その翌年の公開でしたが、休日にもかかわらず観客はパラパラ。「あらあらー」って感じ。「マトリックスと違って派手さはないから仕方がないか」と思いつつも観てみました。そしたらこれが良かった!

ストーリーはフットボールシーズン終盤、残り試合の結果によってはプレーオフ出場もあり得たが、ストに突入。試合は予定通り開催するため、代理選手(リプレイスメント)を集めなければならない。かつては学生フットボールで名をはせたファルコ(キアヌ・リーブス)を筆頭にボディーガードにサッカー選手、SWAT、力士、刑務所から来る者と畑違いの迷選手たちがかき集められた。何とか形にして試合に臨んだが、残り4試合は無事に乗り切れるのか?負け犬人生から抜け出せるのか?選手たちの葛藤を中心にチアリーダーとの恋模様も描いていきます。

かつては栄光をその手に掴んでいたファルコはここ一番に弱く、フットボールとは別の第二の人生を歩んでいました。名コーチ(ジーン・ハックマン)に誘われたものの、踏ん切りがつかない。はい上がろうとする気持ちを奮い立たせ、試合を通して大事なものは何かに気付き始めます。

練習風景はユーモラスでとことん笑えるし、試合のシーンは笑えるし迫力もあり見応えがあります。現役選手たちとの乱闘の結果、全員、留置所に入れられるシーンが面白くて好きです。言い合いの後、皆で歌い踊るシーンが鳥肌もの。信頼することによって、チームが一つになっていく事を実感。

選手たちを鼓舞し、その気にさせていくコーチというのは、凄い存在なのだと思う。古い体質の日本の企業は、この辺が欠けているのではと思う。「がんばれ」だけではどうしようもない。目標を具体的に持ち、そのために皆、同じ方向を目指し、リーダーはそのモチベーションを維持するためにどうするか、見習うべき点なんじゃないかなと思う。

それぞれの人生が垣間見え、皆の苦悩し努力する姿が感動的。ストが回避され今日が最後の試合、現役選手たちが戻ってくるのは分かっている。この試合の先に何があるのだろうか、また負け犬人生に逆戻りなのか。それでも真摯に試合に挑む姿。第2のチャンスを掴めるのでしょうか。

泣き所は、最後の試合のシーン。一時は戦線を離脱したファルコが帰ってくる。スタンドオベーションで迎える観客。明日がないかのように、悔いを残さず全力で立ち向かう。友情と信頼。ファルコは円陣を組み皆にこう告げる「一緒に戦えて光栄だ」。「マトリックスレボリューションズ」でネオが言った台詞もこんな台詞だった。勝利の雄叫びをあげる。一瞬一瞬に悔いを残さず、前向きに努力することの大切を教えてくれ、さわやかな感動を与えてくれる作品です。

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