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2005/05/28

「ふたりにクギづけ」私的映画考Vol.9

障害者を描いた映画は多々あります。「アイ・アム・サム」も良かったし、最近になって観た「エレファントマン」も良かった。今日ご紹介するのは障害者を題材にした映画「ふたりにクギづけ」です。監督は「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟。主演は「ボーンスプレマシー」のマット・デイモンとグレッグ・キニア。コメディ初挑戦のマット・デイモンが良い味を出しています。

ボブとウォルトは結合双生児(シャム双生児という言い方は二人が好きではない)。田舎町に住んでいる二人は、何にでも挑戦するし、前向きに何でもこなして二人は上手くいっていました。

兄のウォルトは役者志望で、ハリウッドデビューを夢見ていました。一人芝居の舞台の成功を機に、二人はハリウッドへ。弟のボブはメル友のメイと初めて合うことになりますが、兄弟の関係を打ち明けられずにいました。ハリウッドでも上手く行き始めた矢先、分離手術をやろうと言い出すウォルト。ウォルトの生存確率は50:50だというのに。手術は成功するのか・・・。手術の先にある二人の将来は・・・。

とにかく二人の関係が面白くて笑えます。時には一人ずつのように、会話もするし、殴り合いもする。分かり合って、信頼し合っているのがとても素敵に見えます。二人で一人ではなく、三人、四人以上の働きをするのです(時にはそれは反則だろうと言うのもありますが)。

手術前まではとにかくとことん笑えます。ところが、終盤からは感動的なシーンが連続します。手術台の上で、ボブは「目覚めたとき横にいてくれ」とウォルトに言います。今まで30数年間片時も離れたことがなかった兄への想いが胸を打ちます。その後、一人では上手くいかなくなった兄弟はその時どんな行動に出るのか?二人の葛藤を感動的に描きます。二人の人生で、何が大切なのか、何が必要なのか、そんな当たり前のようだけど、普段思えないようなことに気付かせてくれます。

ズバリ泣き所はクライマックスの劇中劇のシーン。見守る人々。拍手喝采。見つめ合う二人。さわやかな感動が待っています。それと、歌って踊る名優たちの共演も見物です。

決してこの映画は、障害者を笑うような作品ではありません。とても優しく、前向きに障害者と周りの人々を描きます。そこがこの映画の一番良いところかもしれません。笑って、笑って最後にはさわやかな感動が味わえるこの作品。ぜひ、ご覧ください。

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