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2005/08/15

「ネバーランド」私的映画考Vol.18

この「ネバーランド」を劇場で見たとき、正直、演技の上手さはよく分かりませんが、なんとなく主演のジョニー・デップがアカデミー主演男優賞を受賞するのではないかと思いました。結局は「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスが受賞したのですが、ジョニー・デップの真摯な演技に惹かれました。

「ピーターパン」は多くの人が知っている物語。永遠に大人にならない少年・ピーターパンが空を飛び回り大冒険をします。本作「ネバーランド」は劇作家ジェームズ・バリが「ピーターパン」誕生のキッカケになった、ある家族との出逢いから始まります。

ジム(ジョニー・デップ)は冷え切った夫婦生活に疲れ、芝居も上手くいっていませんでした。そんなある日、ジムは公園で、父親を病気でなくした母と4人の兄弟たちと出会います。何もかも諦め、深刻な雰囲気を持つ三男ピーター。少し気むずかしい。

次第にジムと家族たちは仲良くなり、様々な空想の世界へと入り込む遊びをしていきます。そんな一コマ一コマが「ピーターパン」の物語の基になっていきます。面白いのは遊びの中で、空想と現実の映像が絶妙なタイミングで切り替わります。ピーターは現実から抜け出せず、少し冷めています。そんな状況を見事に見せる演出で、面白いです。

ズバリ泣き所は、終盤の舞台での上演シーンからラストシーンまで。もう、泣きっぱなしです。「ピーターパン」の初演の夜、少年は大人へと成長し、夢の舞台は始まっていきます。想像の世界へ引き込まれていく少年ピーターは、観るものすべての代表で、「僕たちの物語」なんですね。

また、本作では「死」も重要な意味を持っているように感じました。劇場で見た時はあまり感じませんでしたが、今回、あらためてDVDで見た時にそう思いました。劇中の台詞で「死ぬって事はすごい冒険なんだろうな」と言うピーターパンの台詞がありますが、生きる事自体も大冒険なんだと思えます。

大人にならない「ピーターパン」と、本作に登場する少年たちが大人になっていく情景との対比が面白く、「大人になる事を急ぐな」というジェームズ・バリの想いが響いてくるような作品になっています。

本作を見ていて「創造力=イマジネーション」はすごく良い言葉に感じました。心の奥底からわき上がる想い。それがイマジネーションではないのかと。「創造力と信じる事」は相反するようにも思いますが、でも本作を見ると同じ次元にあって良い言葉なんだと思えます。

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