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2006/01/26

「アメノナカノ青空」私的映画考Vol.28

先日、「アメノナカノ青空」を観に行ってきました。

前情報をほとんど入れずに観に行っているので、どんな映画かさっぱり分かりませんでした。「よくあるラブストーリーなんだろう」くらいにしか思っていませんでしたが、観ている内に「こいつはやられた!」と思いました。

病弱で入退院を繰り返す高校生のミナは母親と二人暮らし。ある日、アパートの階下にカメラマンの青年・ヨンジェが引っ越してきます。いつしか惹かれ会う二人。しかし、病弱なミナには市の影が忍び寄ってきていました・・・。

ミナは常に左手に手袋をしています。これが、最後まで引っかかっていくのですが、劇中に詳しく説明はありません。障害があることに引け目を感じているミナは、手袋を外そうとしません。

愛し合う二人の表情が凄く良いのです。最初の頃は引け目があり、少しぎこちなかったですが、だんだんと柔らかく、優しくなっていきます。ヨンジェは手のことなど気にせずに、とても良い表情です。ポートレートのように映し出される二人のしあわせな日々は、未来のない二人にとっては少し悲しくもありました。

劇中、ミナは母親に「なぜ私を産んだの?」と問いかけます。生まれる前に障害が分かっていたにもかかわらず産んだ母親。その気持ちは冗談で片付けられてしまいますが、本当の気持ちは計り知れないモノがあるのでしょう。

「・・・ing」という原題の通り、二人のしあわせな日々、思い出たちは、生きている人たちの心の中に息づいているのです。どんなに辛く厳しい境遇の中でも、一条の光を求めること。それが、その人にとっては幸せなことなのかもしれません。

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