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2006/05/23

「ダ・ヴィンチ・コード」私的映画考Vol.36

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション

先日、「ダ・ヴィンチ・コード」を観てきました。「アポロ13」「バックドラフト」「ビューティフルマインド」のロン・ハワード監督作品。主演は「アポロ13」でタッグを組んだトム・ハンクス。原作は世界で8000万部も売れたダン・ブラウンの大ベストセラー。私は読んでないですけどね。ロン・ハワードは好きな監督の1人ですし、とにかく、話題の作品でしたので、楽しみにしていました。公開直後と言うこともあり、劇場内はかなりの入りでした。

ルーヴル美術館の館長が殺された。ダイイングメッセージを託された主人公のラングドン教授(トム・ハンクス)は残された暗号、記号の謎を解きつつ、キリスト教、教会の存在自体を揺るがすような事実に当たっていく。命を狙われ、騙され、裏切られ、ついにたどり着いた秘密とは・・・。

サスペンスタッチで始まる冒頭。さすがに見せ方が上手い。カメラはクルクルと動き回り視線を飽きさせない。それに、視線も誘導されているようにも思える。前半は伏線が多く。「そういえば、そんなことを言ってたな」とか「あんなシーンがあったな」と思わせる。緊張感のある画面からは、主人公たちの鼓動が聞こえてきそう。

舞台は、フランスからイギリスへ。一つ謎を解くと、また次の謎と、次々と謎が迫ってくる。秘密を守るためには手段を選ばず、秘密のために歴史上いったい何人が死んだのか。信仰というのはそれで良いのかと思わせる。

謎を解くシーンで、「ビューティフルマインド」で見せたような、思考の経路を表現する映像がありましたが、これまた面白い映像になっていました。

数少ない泣き所は、終盤のソフィー(オドレイ・トトゥ)が祖父の想いを感じる聖堂でのシーン。こんなにも愛されていたのか、こんなにも守られていたのか。こんなに優しい気持ちに気付かなかった。そんな想いが伝わってきます。直前までの緊迫感のあるシーンとは違い、ゆったりしていて、情緒的なシーンになっています。

「結局は何を信じるか、誰を信じるか。」そんな台詞の影には人間の生来の優しさ、実直さはどこかにあるのではないか、と言うメッセージが込められているように思いました。時には厳しく時には優しく、それが愛情表現の一つなんだと。

サスペンスとしても、ミステリーとしても楽しめる本作。2時間半という長さを感じさせない見応えのある作品になっています。歴史的建造物も自然も映像が美しく、夜のルーヴル美術館は綺麗です。ルーヴル美術館へ行きたくなりました。

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カンヌで話題 中国カトリックが反発! 全米でソニー製品不買運動と 世界同時公開から話題を呼んでいる ロンハワード監督 トム・ハンクス主演 「ダビンチコード」解禁プレミア・マスコミ試写会に 行って来ました。 朝8時30分からという 異例の完成披露試写会。 映画は、しっかりした作品に仕上がっています。 ただ、アクションなどの 見せる派手さがないため 2時間30分の上映時間は 少しきつかったです。 長い原作は 2時間30分でも表現が難... [続きを読む]

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