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2006/06/07

「アトランティスのこころ」私的映画考Vol.38

今日は、「アトランティスのこころ」をご紹介。アンソニー・ホプキンス主演、  「シャイン」のスコット・ヒックス監督作品。原作はスティーブン・キング。

11歳の誕生日に不思議な老人と出会う少年ボビー。ボビーは老人・テッド(アンソニー・ホプキンス)との交流の中で不思議な力に目覚め、様々な出来事を通して、大人へと成長していきます。幼なじみ三人の友情と年の離れた友人・テッドとの奇妙な友情を描く感動作。

謎の男たちに追われているらしいテッド。いつしか魔の手は、すぐそこまで来ていました。緊張感のある場面が多く、何でもない日常に、そこはかとなく忍び寄る恐怖感を上手く表現しています。

映画を見終わってから、原作小説を読みました。文庫本は上下巻あって1000ページを超える長編。本作は上巻と下巻の最後の章の一部だけを映画化したもののようです。下巻では主人公三人が大人になっていく過程や、ベトナム戦争との絡みも描かれ、より感動が深まりました。映画を観て原作を読んで、なお良かったという好例でした。

うつろいやすく儚い時間(とき)がテーマとなっています。少年時代の思い出は大人になっていく間に忘れ去られる幻の国、それがアトランティスなのでしょう。そして、いつまでも、子供の心を忘れずに行動することは大事ですよね。

ラストシーンが良かったです。ボビーは子供の頃に過ごした街をたずね、幼なじみだったキャロルの娘に会います。あの頃の年頃の娘にボビーは言います「お母さんは勇者だった」と。そこには様々意味、想いが込められています(原作小説を読むと、また意味合いが少し違って良いかもしれません)。

結局、テッドは何者だったのか、正体は明かされません。でも少年時代の出来事とはそんなモノなのでしょう。ああ、そういえばそんなことがあったなあと。忘れていた記憶の片隅にいる人物。大人がまぶしく見えた時間。誰しも、そんな人がきっと一人くらいはいるのではないでしょうか。

アトランティスのこころ(上巻) アトランティスのこころ(下巻)

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