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2006/10/16

「レディ・イン・ザ・ウォーター」私的映画考Vol.48

先日、「レディ・イン・ザ・ウォーター」を観てきました。「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」「ヴィレッジ」のM・ナイト・シャマラン監督作品。

現代に甦ったおとぎ話を信じる人々のお話し。クリーブランド(ポール・ジアマッティ)はアパートの管理人。ある晩、プールの見回りをしていると、不審な女性・ストーリー(ブライス・ダラス・ハワード)を発見します。彼女は”水の精”だといいます。目的を果たして水の国ブルーワールドに帰ると言うが・・・。

アパートには個性豊かな住人が住んでいます。新しく引っ越してきた住人を案内する過程で、住人の紹介をしていくのですが、それが伏線となって繋がっていきます。すべての伏線が一本の流れとなってラストシーンまで繋がっていくと言うストーリーの妙を確認できるのもシャマラン脚本・映画の楽しみ方の醍醐味の一つと言えるでしょう。

見る者の視線を誘導するようなカメラワークが面白く、いつの間にか引き込まれていくような感覚があります。ブライス・ダラス・ハワード演じるストーリーをはじめとして見た目映像が多くあります。ストーリーはだんだんと弱っていきますが、その際、台詞がほとんどありません。難しい演技になっていますが、見事に演じています。「ヴィレッジ」に引き続いての主演ですから、監督のお気に入りなのかもしれません。

シャマラン監督作品にはいつも風刺が効いていて、訴えたいことが伝わってきます。目的はそんなにカンタンには見つからないこと、そして目的を達成するためには困難なことが多くあること。そして、それが世界を一つにすると言うことだったら、今の自分には何が出来るのでしょう。

確かにあんなにいい人ばかりが集まったアパートがあるとは思えません。でも、見ず知らずの人を信じること、助け合うこと、それも言いたいことの一つなのかもしれません。世知辛い世の中、確かに現実は厳しい。それでも、人間はそんなに悪いモノではなく、良いこともあるんだと、そして自分の信じた道を信念を持って突き進む。そんなテーマを交えつつ現代のおとぎ話を、ファンタジックに描いた作品になっています。ちょっぴり怖いシーンもありますが、忘れかけていた子供心を思い出しつつご覧ください。

あ、今回もシャマラン監督はバッチリ出演しています。今回はかなり重要な役どころで、台詞も登場シーンもかなり増えています。もうすっかりおなじみですねえ。

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