« 「エラゴン 遺志を継ぐ者」鑑賞 | トップページ | 続々・今年は良く当たる »

2006/12/24

東野圭吾「さいえんす?」

今日は東野圭吾の「さいえんす?」をご紹介します。

東野圭吾のミステリー作品を何冊か読みましたが、エッセイも興味深い内容で面白いです。エッセイとしては、「あの頃ぼくらはアホでした」につづいて2作目。「あの頃・・・」は小学校から大学までの怒濤の学生時代をパワフルに描くモノでした。趣味というかこだわりについてのお話しはマニアックな内容でした。(^_^;)

本作「さいえんす?」は科学ネタを中心に著者なりの考え方が書かれています。科学技術の進歩はミステリー作品にどう影響を与えたのか?数学は何のためにやるのか?

その他、2004~2005年に起こった時事問題に対しての感想、想いが書かれています。野球やスキー等のスポーツや中越地震、JR西日本の福知山線脱線事故を通しての危機管理や企業のマニュアルについて等々。男女の恋愛問題からダイエットブームへの提言なんかもあり、作者の人となりを垣間見ることができます。

なかでも理系と文系の話しは興味深かったです。著者は理系の出身で、確かに作中にも科学技術に精通している作者らしい内容が多々あります。「探偵ガリレオ」シリーズはその最たるモノでしょう。科学ネタをトリックとしたミステリー作品でした。

「難問に出会い、自分で考え抜いて解けたときの喜び、それがたまらない」と言う文章がありますが、私もこの感覚は分かります。仕事上でもそうですが、ルーティンワークが苦手で、何かしらを考え出したり、答えを導いたりするような仕事の方が好きです。

数学にしても科学にしても、道具には違いありません。考え方や方向性を示すモノであり、それは万能ではないはずです。良いことに使うのも、悪いことに使うのも、使う人によって変わってきます。どんなに文明が進んで便利な世界になったとしても、使い方一つで人の命を奪うことや犯罪を犯すことになっては、元も子もありません。精神的にも進歩することが今の私たちに必要なことなのでしょう。

« 「エラゴン 遺志を継ぐ者」鑑賞 | トップページ | 続々・今年は良く当たる »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東野圭吾「さいえんす?」:

« 「エラゴン 遺志を継ぐ者」鑑賞 | トップページ | 続々・今年は良く当たる »

2019年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ