「鉄コン筋クリート」試写会へ
先日、「鉄コン筋クリート」の試写会へ行ってきました。原作:松本大洋、監督:マイケル・アリアス、声の出演:二宮和也(「硫黄島からの手紙」「青の炎」)、蒼井優(「ハチミツとクローバー」「花とアリス」)他。
試写会では地方局のアナウンサーが司会者で登場することがたまにありますが、この日は珍しく配給会社の方が登場。予告編のあとで、再登場したと思ったらマイケル・アリアス監督の舞台挨拶になりました。聞いてないよーって感じで嬉しい驚きでした。
マイケル監督は日本語ペラペラで、なかなかの饒舌。本作に対する想いを聞かせてもらいました。
いつかのどこかの日本国、宝町。そこで暮らす少年クロ(二宮和也)とシロ(蒼井優)。二人はネコと呼ばれていた。宝町を守っている二人。そこに、ヤクザがやってきたり、再開発として子供の国が建設されたりで、二人の愛する宝町は少しずつ変わろうとしています。そして3人の殺し屋が現れ、二人は命を狙われますが・・・。
日本国とは言っていますが、日本でも、中国でも、香港でもあるような雰囲気の街並み。それも下町の風情を残している独特の世界観は面白いです。色彩感覚も世界観を象徴しているようで興味深いです。
暴力的なシーンが思った以上に多くて、ちょっとビックリ。フラッシュバックする映像にも、どぎついモノがあり、一瞬ですが、ゾッとします。小さいお子さんには向かないかもしれません。とは言え、映像は美しく、そして良く動き、CGとの融合が見事です。
警察の保護下に入ったシロ。一心同体だった二人が離ればなれになったとき、クロの精神は崩壊へと向かっていた。暗躍する組織、そして、殺し屋は執拗にシロをつけ狙う。クロとシロ、二人の関係は、お互いに抜け落ちた心の部分を補完しあっていた。クロとシロの、宝町の運命はいかに・・・。感動のラストシーンをぜひともご覧ください。
2006年12月23日全国ロードショー。
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