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2007/01/18

「リトル・ミス・サンシャイン」私的映画考Vol.56

先日、「リトル・ミス・サンシャイン」を観てきました。ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督作品。第79回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、助演女優賞ノミネート。

7歳の少女オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン/助演女優賞ノミネート)は子供のミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」に出場することになりました。住んでいる場所からは遙か遠くの開催場所へ向けて父、母、兄、祖父(アラン・アーキン/助演男優賞ノミネート)、叔父と6人での珍道中が始まります。おんぼろの黄色いバスはトラブルを抱えつつ、ひた走ります。無事会場へたどり着けるのでしょうか?そしてミスコンの行方は?

とにかく、この家族がヒトクセもフタクセもあります。いつも喧嘩をしている両親、兄は願をかけたきり9ヶ月言葉を発していない、祖父はヘロインで老人ホームを追い出され、叔父は自殺未遂で療養中のゲイ。まともなのはオリーヴだけって感じです。

皆、それぞれに悩みを抱えていて、それがふとしたキッカケで爆発します。言いたいことをわめき散らす祖父が、とても良い味を出しています。息子に対しては口うるさく言いますが、孫娘に対してはとても優しいまなざしで見守ってくれます。

無口な兄ドウェーンは、筆談で会話をしますが、なかなかに言うことが重く、良いことを言います。この家族に新たに入ったのが母シェリルの兄で、オリーヴの叔父であるフランク。フランクの言動は、観る者と同様に訳が分からない家族に戸惑います。

父の口癖は「人間には二通りいて、勝ち組と負け組だ。負け組になるな!」。ミスコンに出る娘に対しても「負けるのならでる意味はない!勝てるのか?」と言う始末。まあ、それに対して、「うん、勝つ!」というオリーヴもたいしたモノです。この家族にして、彼女だけは純粋なんでしょうね。

泣き所は、ミスコンの特技披露のコーナー。祖父指導のダンスを披露しますが、会場からはブーイング、審査員からは「止めさせろ!」の声。それでも、無心に踊るオリーヴ。そして家族たちは・・・。そのシーンでなぜか涙が溢れます。その原因の一つに祖父の動向が関係しているのでしょう。

ファミリームービーとロードムービーをミックスした本作。バラバラだった家族の距離を近づけ、結束させたのは少女オリーヴの健気さと懸命さだったのかもしれません。一つの目的に向かって、諦めずに懸命に努力する。そんな素晴らしさと、さわやかな感動を味わえる作品になっています。

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