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2007/02/06

「墨攻」鑑賞

先日、「墨攻(ぼっこう)」を観てきました。「インファナル・アフェア」シリーズのアンディ・ラウ主演。

紀元前370年頃。梁(りょう)の国は、攻められていた。戦を行わずに敵を退けるために墨家に依頼をし、そして一人の男が現れた。その男は、手始めに一本の弓矢で敵国・趙(ちょう)を退けた。男は革離(アンディ・ラウ)と名乗ったが、墨家である証を持っていなかった。偽物ではないかと疑われるモノの、何とか信頼を得ることが出来、城と民衆を守るための戦いが始まる。趙は10万人の軍隊、梁城は民衆を入れても4000人圧倒的な戦力差に、どう立ち向かうのか?

1ヶ月もちこたえれば、退けることが出来るであろうと言うことで、守りを固める。最初はなかなか受け入れられなかったが、次々とアイディアを出し、それがことごとく成功していくことで、絶大なる信頼を得ていく。だが、そのことが後に厳しい事態を招くことになっていった。

新しい波となって、小国のシステムを改善・改革していく革離の様は、まさに戦闘アドバイザー。知略を尽くした戦い方・守り方は、百戦錬磨の趙の巷将軍をもしのぐ。戦うことに関してはプロフェッショナルの革離。その戦術が見どころの一つでしょう。それは現代社会にも通じるモノがあります。

アンディ・ラウの派手なアクションはほとんどなく、抑え気味の演技です。厳しい表情とときおり見せる笑顔が良い。落ち込むシーンでは、うつむいたまま、顔を上げることなく、感情表現を見せる興味深い演技・映像となっています。

非攻と兼愛を旨に、思想を広めていこうとする墨家の革離。しかし、それだけでは戦乱の世は渡っていけない。もっと大切なモノ、守るべきモノ、与えるべき愛があったのにもかかわらず。厳しい戦いの中から学んだ大きなモノ。それはかけがえのないモノでした。

大迫力で贈る、歴史アクション大作。知力を尽くした戦い、ぜひ大画面でご覧いただきたい作品です。

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» [映画]「墨攻」監督ジェイコブ・チャン at 109シネマズHAT神戸。 [映画的日乗]
紀元前370年の中国、群雄割拠の戦国時代。10万の大軍を誇る趙の国は、燕の国を獲ろうとしているが、その前に小国、梁の国に攻め入る。梁の国王は戦わずして白旗を揚げようとしているが、その息子は座して死を待つのではなく、墨の国の使者を招き入れ徹底抗戦を唱える。その... [続きを読む]

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