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2007/03/03

「水の旅人 侍KIDS」私的映画考Vol.63

今日は、大林宣彦監督作品「水の旅人 侍KIDS」をご紹介します。出演:山崎努、吉田亮、伊藤歩、原田知世、岸部一徳他。

悟(吉田亮)は少しひ弱で、ちょっぴり愚図な現代っ子。ある日、ゴミの流れる川に流れる切り株を見つけると、そこにはなんと身長17cmの小さな侍(山崎努)が乗っていた。おぼれかけていた小さな侍を助け家に連れて帰る悟。小さな侍は、少名彦(すくなひこ)と名乗った。海へ行きたいのだという。それから、二人の秘密の共同生活が始まる。

1993年の作品と言うこともあって、合成(SFX)の映像は見劣りはするモノの、ストーリーは少年の成長の物語になっていて、今見ても十分通用する良い作品になっています。現在の技術で作ったら、さぞかし凄い映像ができるに違いないと思えます。

口うるさい母親、理解のありそうな父親、ヒステリックな姉という家族は、どこかよそよそしく映ります。そして、主人公の悟は、蝉の抜け殻や、蓑虫なんかを引き出しにしまって宝物としてしまうような少年。

その悟少年が見つけた小さな侍。最初は他の宝物と同じように扱いますが、武士としての礼節を持った老人・少名彦を、次第に人間として敬うようになっていきます。この関係が、凄く良いです。だんだんと悟の中で少名彦の存在が大きくなっていきます。その状況を影を使って見事に表現しています。身体は小さいですが、気持ちは大きいのです。

いわゆる核家族で年寄りのいない家庭に育った悟。母親は口うるさいとは言え、勉強しなさい的なことしか言わないので、躾としては行き届いていないのでしょう。しかし、少名彦は態度で示してくれます。様々な出来事を通して成長していく悟。勇気や礼節を学んでいきます。

泣き所は、クライマックス。キャンプに出掛けた悟姉弟。地震と突然の雨、鉄砲水にあってしまう悟。そこに駆けつけた少名彦は、命をかけて悟を救おうとします。そして、最後に悟が見たモノとは・・・。

勇気とやさしさ、そして友情を描いた本作。失われゆく自然を愛する心、水を川を大切にする心に気づかせてくれる本作。オススメです。

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