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2007/04/13

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」私的映画考Vol.72

先日、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の試写会へ行ってきました。松岡錠司監督作品(「バタアシ金魚」)。リリー・フランキー原作。出演:オダギリジョー(「蟲師」「SHINOBI」)、樹木希林(「下妻物語」「命」)、内田也哉子、松たか子(「THE 有頂天ホテル」「隠し剣鬼の爪」)、小林薫(「クイール」「阿修羅のごとく」)他。

初・「東京タワー」でした。今まで、スペシャルドラマや連続ドラマにもなっていましたが見たことはありませんでしたし、ベストセラーになった原作小説も読んだことはありませんでした。その分、あれとここが違うとか、ここはこうした方がとか、この役はやっぱりあの人がとか、そんな先入観がありませんでしたから、どっぷりと浸ることができました。

東京に弾き飛ばされたオトン(小林薫)、東京にしがみついたボク(オダギリジョー)。必死にもがいて、それでもしがみついて、ようやく仕事もなんとかなるようになった。そして、オカン(樹木希林)とボクの東京での生活が始まった。そんな矢先、オカンの病気が再発。つらい闘病生活が始まりました。

ボクが初めて、オカンの手を引いて歩くシーンがとても印象的でした。そのシーンを見て、自分は、年老いた母の手を引いて歩けるだろうか、あんなに優しくしてあげられるだろうかと思いました。

いつだったか、母の後ろ姿を見て、随分小さくなったなあと思ったことがあります。本作を観て、親孝行はできているのだろうか、良い息子だったのだろうかとあらためて思うことができました。

泣き所は幾度となく訪れ、熱い想いがこみ上げてきます。オカンとオトンとボク。きっと誰もが、少しでも重なり合う部分があるはずです。そして、記憶のどこかにある「あの頃」。様々な想い、様々な思い出、様々な感情が交錯して感動となって溢れ出ることでしょう。

私の泣き所は、オカンが東京駅に着き、ボクが迎えに行くシーンでした。15歳の時からオカンと離れて暮らしていて、再び一緒に暮らすことになった。嬉しくもあり、ちょっぴり気恥ずかしくもあり、そんな想いが伝わってくる良いシーンでした。

東京タワーは、心のど真ん中にいつでも存在する精神的支柱であるオカンの象徴なのかもしれません。どこからでも見えるけれども、なかなか近づけない。ふりかえれば、きっとそこに東京タワーはあり、オカンは居るのです。

そして、その高みに辿り着いたときに初めて分かるモノがあるのです。はるか遠くまで見渡せ、いつでも、いつまでも見守っていてくれる。その大きさに気付いたとき、母のありがたみが、母の偉大さが、あらためて分かるのです。

時代は、1960年代から70年代、80年代と移り変わり、平成へと進みます。その時代を生きたすべての人々に共感を得られる感動作になっています。ぜひ、ご覧ください。

2007年4月14日全国ロードショー。

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