« 祝!2周年 | トップページ | 「ハンニバル・ライジング」鑑賞 »

2007/04/24

「クィーン」鑑賞

先日、「クィーン」を観てきました。スティーヴン・フリアーズ監督作品。出演:ヘレン・ミレン(第79回アカデミー賞主演女優賞受賞)、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル他。

1997年8月31日ダイアナ元皇太子妃の死亡。その時、王室に何が起こったのか。かつてない事態に王室は混乱した。世界中が悲しみに満ちあふれた時でも、女王は何もしようとはしなかった。ダイアナと女王の確執はマスコミの注目の的となり、国民の目は熱く注がれていた。

予告編を見た段階では、ダイアナの死をめぐるサスペンスなのかと思っていましたが、ふたを開けてみれば、サスペンスらしいところはこれっぽっちもなく、実際の報道映像を交えつつ、王室と首相、政府の動向を描いた作品でした。

頑なに王室のしきたりを重んじ、守りぬこうとした女王。若くして女王に即位したエリザベス2世。その女性としての嫉妬心、プライドの高さゆえに、すでに王室の一員でなかったダイアナに対して厳しく、激しく、頑なな態度を示していた女王。それは死後も変わらなかった。

そして、新しく首相になったブレアは、保身もしなければならないが、女王を擁護する姿勢も見せる。アドバイスをするのはどちらなのか?新しい時代にはどのような王室像が必要なのか、またそうならなければいけないのか?女王の苦悩と葛藤を描きます。

鹿狩りの後を1人車で追う女王。そこで出会った大きな鹿は何を象徴しているのか?今まで威厳を持っていた英国王室。その威厳も今回の事件をきっかけに失墜してしまうのか?栄枯盛衰、いつまでも王室が存在している意味はあるのか。どんなに格調高く、偉大に思われていた存在も、いつしか、幻のように消え去る運命なのか・・・。

あれから10年。語られることのなかった王室の混乱、若きブレア首相の行動、そして女王の苦悩と人間性を描く本作。今だからこそ確認が必要なのかもしれません。

« 祝!2周年 | トップページ | 「ハンニバル・ライジング」鑑賞 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/14809332

この記事へのトラックバック一覧です: 「クィーン」鑑賞:

» 「クィーン」ゆったりとした気分で女王の演技を堪能 [soramove]
「クィーン」★★★★ ヘレン・ミレン、 マイケル・シーン主演 スティーヴン・フリアーズ監督、2006年フランス イギリス王室の真実! ダイアナ元王妃の死、そのとき女王は? 目を引く宣伝のコピーは 実際はこの映画にふさわしくない。 ここで目にするこ...... [続きを読む]

« 祝!2周年 | トップページ | 「ハンニバル・ライジング」鑑賞 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ