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2007/06/11

「天国にいちばん近い島」私的映画考Vol.86

今日、ご紹介するのは大林宣彦監督作品「天国にいちばん近い島」です。出演:原田知世、高柳良一、峰岸徹、小林稔侍他。

亡き父との約束の島・ニューカレドニアを目指して少女・万里はひとり旅立ちます。しかし、到着した島は人に溢れ、観光地でした。ひとり、島を彷徨いますが「ここではない」と思います。様々な人と出逢い、助けられ、幼い日に父から聞いた「天国にいちばん近い島」を探します。

ニューカレドニアの美しい島、自然を舞台に少女の成長を描きます。ドジでいつも失敗ばかりの万里。そんな少女がひとり旅へと出掛け、ひとりで出歩く先で、現地で暮らす日系三世の青年タロウと出会います。タロウは日本へ行くことを夢見ています。

美しい島・ウベア島に辿り着いた万里。しかし、ここが父の言う島なのかどうか分かりません。父の声が聞こえないのです。青い空、青い海、白い砂浜。観ただけでも天国に近い島のようにも思えますが、それだけではないはずなのです。

事故により高熱を出して倒れる万里。ツアーの予定を大幅に超えてしまい飛行機に乗り遅れてしまいます。

そして再び訪れたウベア島。その島で暮らす人々は、優しく、笑顔で迎え入れてくれました。そこで、見つけたのは、心の中にある「天国にいちばん近い島」だったのです。そして、タロウにも心の中に憧れていた日本を見つけます。

優しさ、思いやり、深い愛、誇り、様々な想い、美しい思い出を抱き、少女は成長していきます。神様は自分自身の中にいるはず。それに気付けたことが、この旅の彼女のいちばんの収穫だったに違いありません。「ありがとう」と言う言葉を胸に。しあわせは人ぞれぞれのカタチで心の中にあるのです。「さようなら、幼い日々、ありがとう」。ワガママを言いすぎるほど人生は長くないのだから。

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