DVD「アンノウンunknown」鑑賞
先日、DVDで「アンノウンunknown」を観ました。サイモン・ブランド監督作品。出演:ジム・カヴィーゼル(「デジャヴ」「パッション」)、グレッグ・ギニア(「リトル・ミス・サンシャイン」)、バリー・ペッパー(「父親たちの星条旗」)、ジョー・パントリアーノ、ブリジッド・モイナハン他。
倉庫で目覚めた5人の男。5人とも記憶がない。デニムの男(ジム・カヴィーゼル)、黒い服の男(バリー・ペッパー)、縛られた男、手錠の男、鼻が折れた男。分かっているのは5人のうち2人は誘拐された人質で、3人は誘拐犯であること。誰が敵か味方か分からない。
いったい何があったのか、痕跡からかすかな記憶をたぐる。フラッシュバックする記憶の断片。次第に記憶を取り戻していったとき、新たな疑問が浮かぶ。疑心暗鬼。脱出しようと試みるが、互いが互いを牽制しあって上手くいかない。はたして協力すれば助かるのか?生き残ることは出来るのか?
記憶で本当の自分が決まる訳じゃない。うちに秘めた自分の本質とはいったい何なのか。記憶がないというのは恐ろしいことで、自分はどこの誰で、どんな人生を歩んできたのか、まったく分からない状態。善人なのか悪人なのかそれも分からない。焦燥感、憤り、怒り、不安。誰ならば生き残れるのか?
よく練られた脚本は小気味良いテンポで進み物語は二転三転四転。低予算な作品ながら、人間の心理を巧みに描いていて実に興味深い新感覚のサスペンス作品です。
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