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2007/08/13

「コヨーテ・アグリー」私的映画考Vol.96

今日は、ジェリー・ブラッカイマー製作の「コヨーテ・アグリー」をご紹介。デヴィッド・マクナリー監督作品。出演:パイパー・ペラーボ、マリア・ベロ、タイラ・バンクス、イザベラ・マイコ他。ニューヨークのイーストビレッジに実在するクラブに着想を得たG・ウェンドコスの脚本を「パイレーツ・オブ・カリビアン」「デジャヴ」のJ・ブラッカイマーが製作した青春サクセス・ストーリー。

ソングライターを夢見てニューヨークで一人暮らしをするヴァイオレット(パイパー・ペラーボ)。デモテープを作り売り込みに行きますが、門前払いも良いところ。相手にもされません。しかたなく生活資金を稼ぐためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー”で働くことに。そこでは、夢を追う女性たちが、カウンターの上でセクシーでエキサイティングなダンス・パフォーマンスを繰り広げていた。

毎夜繰り広げられるパフォーマンスは、セクシーでエネルギッシュ。とにかく過激でそして、強く、美しい。ヴァイオレットの歌パートは吹き替えらしいですが、本人が歌っているかのように見事です。

ステージ恐怖症のヴァイオレット。母親もソングライターを目指していましたが、同じくステージ恐怖症で断念。「だから、私もそうなんだ」と思いこみもあるのでしょうが、ヴァイオレットは人前ではまったく歌えません。

そんな彼女を励まし、なんとかしてあげたいと思う、恋人のオドネル。ヴァイオレットの才能も認めています。いつか、きっと成功すると、励ましますが、ある事件をきっかけにふたりの間に亀裂が・・・。

父親との関係が特に良いです。5年前に母親を亡くし、父と娘のふたり暮らし。ニューヨークへ行くことを快く想っていない父親。でも親は親。何とか成功し欲しいと応援します。料金所で働いているのですが、応援の仕方がユーモラスで、感動的。

事故にあった父親を見舞うヴァイオレット。病室でのふたりの会話が実に良いです。あきらめて帰ろうとするヴァイオレットに「帰ってくることはゆるさん。もう家には入れないからな。」と、叱咤激励します。母親と同じ道を歩ませることは断じていけない、という強い意志を感じます。どんなに反発しあっていても、親子は親子。信じ合っているんですね。

励ましてくれる仲間が、優しく見守ってくれる家族が、そっと背中を押してくれる恋人がいたから、どんなに挫折しても、あきらめなかったヴァイオレット。そして、ニューヨークに来てからのすべての経験が彼女を前に進ませてくれたのでしょう。夢を叶えるために、努力を惜しまずに、そしてあきらめずに懸命に進む者だけが、夢を掴むことができるのです。

「夢が叶ったら、あなたはどうする?」

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