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2007/08/09

「河童のクゥと夏休み」試写会へ

先日、「河童のクゥと夏休み」の試写会へ行ってきました。原恵一監督作品。原作:木暮正夫。声の出演 : 田中直樹、西田尚美、なぎら健壱、ゴリ(ガレッジセール)、冨澤風斗 他。

夏休み前のある日、小学生の上原康一は学校の帰り道で大きな石を見つけ、石を持ち帰り水で洗うと、中からなんと河童の子供が現れた。少し古めかしいが人間の言葉を話し、何百年も地中に閉じこめられていた河童を、康一は鳴き声から「クゥ」と命名。

最初は驚いた両親や妹もクゥを受け入れ、家族だけの秘密にして一緒に暮らし始める。だがそんなある日、「クゥが仲間を探したい」と言いだしたため、康一はクゥを連れ、河童伝説の残る岩手県・遠野へ向かう旅にでる。しかし、そこにあったのものは・・・。

クゥが前にいたのは何百年も前の江戸時代。自然が溢れ、河童たちも大勢いた。侍がいた時代から、現代に来てしまったクゥ。さながら、浦島太郎です。見るモノ、聞くモノ、すべてが新鮮。キラキラと目を輝かせて見つめます。康一とクゥが初めて自転車で出掛けるシーンはとても良かったです。

康一には瞳と言う妹がいるのですが、この子の表情や仕草が絶妙で、やきもちを焼いたり、すぐ母親に言いつけたり、ふくれっ面したり、知ったかぶりしたりと、どこにでもいそうな幼稚園児として描かれています。最初はクゥを怖がり受け入れませんでしたが、次第に仲良くなっていきます。

上原家の同居人に犬の「オッサン」がいます。この犬の存在がクゥには良かったのかもしれません。人間と河童は相いれない存在というのは分かってはいますが、他に行く場所のないクゥにとっては上原家が唯一の居場所。その不安定な場所に心を許しあい、本音を話せる仲間がいることは心強かったでしょう。そんな「オッサン」にも悲しい過去があったのです。

もうひとりの重要な登場人物、康一のクラスメートの菊地紗代子。思春期になりつつある康一にとっては微妙な存在。誰にも心を開かず、クラスではいじめを受けています。康一と紗代子。ほのかな恋心もあるのですが、現代の人間界に来てしまったクゥと、クラスで仲間はずれにされている紗代子との対比としても描かれています。

前半は、上原家の家族とクゥの関係を描きますが、後半は世の中にクゥの存在がばれてしまい報道陣に追いかけられる様を描きます。居場所を失ったクゥはどこへ行けばいいのか?昔のように暮らせる場所はあるのか?

自然が美しく描かれていて、特に水は限りなく美しいです。遠野の川でのクゥの泳ぎの見事なこと。どこまでも果てしなくつづく青空、田んぼ。緑に輝く山々。河童が住んでいそうな場所は、まだまだあるんですね。

自然を大切に、そして、家族を、友達を思いやるココロを問う愛と友情の感動作。夏休みに親子で鑑賞するには良い作品です。ユナイテッド・シネマ新潟にて2007年8月11日公開。

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