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2007/09/10

DVD「ダウト」鑑賞

先日、DVDで「ダウト」を観ましたので、ご紹介します。ウェイン・ビーチ監督作品。出演:レイ・リオッタ、LLクールJ、メキー・ファイファー、ジョリーン・ブレイロック、ガイ・トーリー、テイ・ディグス、キウェテル・イジョフォー、ブルース・マッギル他。

警察官から地方検事になったフォード・コール(レイ・リオッタ)。次は市長選に出馬かと噂されていた。非白人女性の地方検事補ノラ・ティマー(ジョリーン・ブレイロック)は有能な部下であり恋人だった。ジャーナリストの取材を受けていた夜、事件は起こった。ノラが殺人容疑で逮捕されたのだ。

正当防衛を主張するノラだったが、殺された男の親友ルーサー・ピンクス(LLクールJ)が現れ、真相はノラの計画殺人だと告げる。事件の背後には裏社会の実力者ダニー・ルーデンの姿が見え隠れしていた。

主人公・フォードにとっての公私ともに渡る最高のパートナーノラ検事補。業績も順調で市民の評価も上々。これならば次期市長選に出馬しようと考えています。もはや順風満帆。しかし、その最高が最良とは限らない。

冒頭のモノローグで語られるダニー・ルーデン。闇社会のトップなのですが、フォードは以前逮捕したと思ったことがありましたが、実は替え玉で、いまだに顔さえ分かりません。正体が分からない人物の存在が、頭の隅にあります。

証言を元に回想シーンが再現フィルムのように次々と流れます。が、証言をする人によって、少しずつ食い違い。真実を語っているのは誰なのか、分かりません。誰かが嘘をついている。フォードは翻弄されていきます。この辺りが演出の妙で、次第に検事の顔が憔悴していくのが分かります。

「夜明けまで待て」と言うフォード。夜明けまでに解決しなければマスコミが嗅ぎつけてきて、大問題になり、市長選にも影響しかねない。夜明けに何があるのか?

調べていく内に、公団住宅の再開発計画をめぐって裏社会の動きが見られることが分かります。そして、夜明けが近づきます。

不意打ちは検察官にとっては敵。事態が悪化する前に気付くこと。それが予測の極意。いつもそのように行動しているフォードでしたが、今回は、何かがおかしい。予測はことごとく裏切られていきます。ひとつひとつの台詞が伏線となっていて、物語は二転三転します。予測を超えられるのか?本当の敵は誰なのか?

利用しているのは誰か、利用されているのは誰か。

巧妙に仕組まれたストーリー展開、そして衝撃のラスト!謎が謎を呼び、真実がことごとく塗り替えられる。一種独特の雰囲気を持つサスペンス・ミステリー作品。ぜひお楽しみください。

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