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2007/10/09

「幸せのレシピ」私的映画考Vol.105

先日、「幸せのレシピ」を観てきました。スコット・ヒックス監督作品(「シャイン」「アトランティスのこころ」)。出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(「シカゴ」「レジェンド・オブ・ゾロ」)、アーロン・エッカート(「ザ・コア」)、アビゲイル・ブレスリン(「リトル・ミス・サンシャイン」「サイン」)、ボブ・バラバン、パトリシア・クラークソン他。

ニューヨーク。人気レストランで料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は完全主義者。仕事に対する情熱は人一倍なのだが、自分の決めたルールも人一倍。こうと決めたらそれは絶対のルールなのである。積み重ねてきたキャリア、努力して手に入れたやりがいのある仕事、築き上げた自分の居場所がレストランだった。

姉の突然の死により、姉の娘・ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)と暮らすこととなったケイト。今まで自分のことばかりで、子供と接することに慣れていないケイトは、戸惑うばかり。完全主義者のケイトとしては、ゆらぐ9歳の少女を受け入れる事ができない。

そんな時、副料理長のニック(アーロン・エッカート)が厨房に現れ、仕事場もかき乱されるケイト。反発しあうふたり。つかみ取った職場を奪われるのではないかという不安感も募るケイト。新しい生活の中で、本当の自分を見つけていく、心を通わせていく姿を描くハートウォーミング・ストーリー。

ケイトは上品な食事を作ってあげますが、ゾーイは食べてくれません。なぜ?夜のレストランでひとり過ごすゾーイに、副料理長のニックがそっと差し出すパスタ。ゾーイが手伝って作ったパスタ。空腹だったこともあるのでしょうが、自分で初めて作ったパスタをおいしそうに食べるゾーイ。そこからゾーイは料理に興味を持ち始めます。ここが、良い。笑顔さえ見せれようになるのです。とても楽しそう。作ることに楽しさを見出したのでしょう。

そして、反発しあうケイトとニック。ニックの腕も一流なのですが、料理に対するアプローチの仕方がまるで違うふたり。次第に惹かれ合うふたり。ゾーイと三人でのパーティのシーンは実に楽しいです。ゾーイのお願いとして始まった三人のパーティ。ゾーイとニックで作ったピザ。緩やかに流れる時間はあっと言う間です。

ゾーイとの本当の絆を結び、ニックとの幸せを築きたいと思ったとき、ケイトは決断を迫られます。その時ケイトの取った行動とは・・・。

あいかわらずお美しいキャサリン・ゼタ=ジョーンズも良いですが、愛らしい表情を見せる、天才子役と言われているアビゲイル・ブレスリンがこれまた良いです。さすが、第79回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされただけのことはあります。憂いのある瞳かと思えば、キラキラした輝くような瞳で弾けるような笑顔が良いです。

レシピは自分流が良い。幸せのカタチは人それぞれ、誰かが決めたモノである必要はないし、脅迫観念的に我慢して意地を通してやることではない。自分の意志で、自分が進みたいと思う道を進むことが「幸せのレシピ」に繋がるのでしょう。

喪失感の中から立ち上がろうとする二人の姿を通し、新しい自分を見つける事の大切さ、心温まる交流を描く感動作。毎日の生活に疲れた時に、ホッとしたい時に見るのには良い作品です。

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