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2007/11/28

「ナンバー23」私的映画考Vol.112

先日、「ナンバー23」を観てきました。ジョエル・シューマッカー監督作品(「オペラ座の怪人」)。出演:ジム・キャリー(「マスク」「ライアー・ライアー」「トゥルーマン・ショー」)、ヴァージニア・マドセン、ローガン・ラーマン、ダニー・ヒューストン、ローナ・ミトラ、リン・コリンズ他。

動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は自分の誕生日である2月3日に、通報のあった野良犬を捕らえようとしたが、左手を噛まれ、逃げた犬を追いかけ墓地まで追い詰めるが、見失ってしまう。待ち合わせ中のウォルターの妻・アガサ(ヴァージニア・マドセン)はフラッと入った古書店で「ナンバー23」という小説を見つけウォルターにプレゼントする。読んでみると、そこには過去の自分とそっくりの主人公の姿が書かれていた。やがて「23」という数字に囚われていく小説の主人公フィンガリング。そして、ウォルターも「23」の呪いによって苦しみ始めるが・・・。

一冊の小説を手にしたのをきっかけに、ウォルターは謎めいた数字「23」の魔力に惹きつけられていきます。第1章からはじまる主人公フィンガリングの少年時代。それはまさに、ウォルターの経験したことのような内容が書かれていました。続けて読んでみても実体験からくる記憶のような気がしてきます。次第に、ウォルターは小説の主人公フィンガリングと同化していきます。そして、どれが現実で、どれが夢で、どれが妄想なのか分からなくなっていきます。

とにかく、「23」と言う数字がウォルターにつきまといます。誕生日、ふたりの出会った日、街角で見かける看板等々。日付、西暦、住所・・・。割ったり、引いたり、足したり・・・。上げればきりがありませんが、すべての数字をこじつけではないかと思えるほど「23」に関連付けていきます。まさに、それは「23」の呪いとも言えるようでした。

ついに、小説「ナンバー23」の中に暗号を見つけ、真実を見つけ出そうとしますが、そこには驚愕の事実が・・・。

主演のジム・キャリーはコミカルな演技を押さえつつ、小説の主人公フィンガリングも二役として演じます。そして、狂気。妄想にとりつかれ、次第に狂気へと変わっていく主人公。小説にはなかった最終章・第23章はいったいどこにあるのか・・・?

いたるところに伏線が見え隠れし、何もかもが結末に向かって収束していく脚本が良くできていると思える作品でした。また、見せ方も上手く、垣間見える数字、悪夢に惑わされていく主人公、二役による効果、等々、さすがの演出です。

人生は選択の連続で、中でも難しい選択こそが重要。そこに真実はあるのだから。完璧な人間なんていない、過去の過ちは正せばよい。魔の数字「23」に取り憑かれた主人公の姿を通して、家族とは愛とは人間の在り方とはを描くサスペンスミステリー。

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