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2007/11/03

「私たちの幸せな時間」鑑賞

先日、「私たちの幸せな時間」を「ワーナーマイカルシネマズ新潟南(イオン新潟南ショッピングセンター内)」にて観てきました。ソン・ヘソン監督作品(「力道山」)。出演:カン・ドンウォン(「デュエリスト」「彼女を信じないでください」)、イ・ナヨン、カン・シニル、ユン・ヨジョン、キム・ジヨン、チョン・ヨンスク、チャン・ヒョンソン、オ・グァンノク他。

自殺未遂で病院に運ばれた元歌手のユジョン(イ・ナヨン)は、シスターの伯母(ユン・ヨジョン)に連れられて刑務所を歌手として慰問することになる。彼女は病院での治療の代わりに、死刑囚のユンス(カン・ドンウォン)との面会を引き受ける。最初は反発し合う二人だったが、週に一度、会っていく内に、自分たちがよく似ていることに気づき、惹かれ会うようになっていくが・・・。

死にたいと思っているふたりが、出会います。何度も自殺未遂を繰り返すユジョン。死刑宣告を受け自暴自棄になるユンス。とげとげしいふたり。反発しあうのも当然です。しかし、少しずつ過去を打ち明けあい、理解を深め、そして惹かれあっていきます。前半は表情が厳しく険しいふたりでしたが、うち解け合っていく内に表情がやわらかくなっていきます。ユジョンの服装も徐々に明るい色に変わっていきます。

週に一度の面会が楽しみになるふたり。ユジョンはユンスが二度と見ることのできない外の世界を写真で見せてあげます。そして、面会時間はふたりにとってかけがえのない時間になっていくのです。しかし、幸せな時間はあっと言う間に過ぎるのです。

人は誰も過去を背負い生きているのです。それが忘れ去りたい過去だったとしても。そして、誰もが生きようと必死にもがいているのです。生きようと思えるようになったふたり。暖かく、やわらかな、かけがいのない幸せな時間。しかし、それも終わりを告げようとしていました。

全編を流れるピアノの調べが美しいです。特に冒頭に流れるショパンの「別れの曲」。惨殺死体、血みどろの部屋、そのシーン、それも冒頭になぜ?と思いましたが、それはふたりの別れを暗示していたのでしょう。音楽も美しくせつない物語を演出しています。愛に溢れる感動のラストをぜひ、ご覧ください。

「私たちの幸せな時間」オリジナル・サウンドトラック

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