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2007/11/10

「プロヴァンスの贈りもの」私的映画考Vol.111

先日、「プロヴァンスの贈りもの」を観てきました。リドリー・スコット監督作品(「ハンニバル」「グラディエーター」)。出演:ラッセル・クロウ(「シンデレラマン」「ビューティフル・マインド」)、アルバート・フィニー(「ビッグ・フィッシュ」)、フレディ・ハイモア(「ネバーランド」「チャーリーとチョコレート工場」)、マリオン・コティヤール他。

ロンドンで強気なトレーダーとして成功を収め、優雅な生活を送るマックス(ラッセル・クロウ)。そんな彼のもとに南仏プロヴァンスに住むヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)の訃報が届く。少年時代、夏休みを過ごしていた思い出が甦る。しかし、ここ10年はすっかり疎遠になっていた。それでも一番近い親戚であるマックスがシャトーとブドウ園を相続することになった。そして、20数年ぶりに懐かしい土地を訪れるのだったが・・・。

思い出すのは少年時代のヘンリーとの日々。おとずれたシャトーにはマックスの少年時代の写真。そして、あそこにも、ここにも、思い出のかけらが転がります。

携帯電話を片時も離さず、一分一秒を争う仕事。それがマックスの生活でした。それが、彼にとって成功だったのかもしれません。しかし、プロヴァンスを訪れたマックスに災難が次から次へと訪れます。レンタカーは可愛らしいし、カーナビがおかしいのか駐車場から出るのに一苦労。シャトーに着いてみれば、荒れ放題。おまけに、水のないプールの落ちてしまい、ロンドンでのアポをすっぽかし、休職状態に。

ブドウ園では懐かしい顔に出会います。ヘンリーがブドウ作りを頼んでいたデュフロ。ブドウ作りに情熱を注いでいた。少年時代にもいろんな事を教わっていたマックス。しかし、マックスは受け継いだシャトーとブドウ園を売却するつもりだった。改修を手伝えば、売却後もブドウ作りを続けられようにするようにしようと約束してなんとか、解決。

ひょんな事からであった気の強い女性・ファニー(マリオン・コティヤール)。出会いは最悪。男性を近づけさせない意志が見える。しかし、マックスは次第にファニーに惹かれていきます。そして・・・。

ユーモラスなシーンが満載で思わず笑ってしまいます。みすぼらしかったシャトーが、美しく輝き出していきます。そしてマックスは思います。なぜ、英国を愛していたヘンリーはプロヴァンスを終の棲家としたのか。その場所には言葉では言い尽くせない素晴らしい価値があったのです。ヘンリーが教えてくれた生きる知恵があったればこそ、マックスの今の成功があったのかもしれません。でも、人生はそれだけではない。最後に遺してくれた贈りものは人生の素朴な味わい、穏やかな人生だったのでしょう。

笑った後に、ジワジワと感動が訪れる大人のラブストトーリーと言った味わいの作品になっています。輝いてこそ人生。

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