« 「ラスト、コーション」私的映画考Vol.122 | トップページ | 「once ダブリンの街角で」私的映画考Vol.123 »

2008/02/18

BRD「ウィッカーマン」鑑賞

先日、ブルーレイディスク Blu-rayDisc Videoで「ウィッカーマン 」を観ました。ニール・ラビュート監督作品。出演:ニコラス・ケイジ(「ナショナル・トレジャー」「フェイス/オフ」「天使のくれた時間」)、エレン・バースティン、ケイト・ビーハン、リリー・ソビエスキー、モリー・パーカー他。

カリフォルニア州の白バイ警官メイラスは、ある交通事故をきっかけにして、精神的なダメージを負っていた。休職中の彼のもとに、何年も前に失踪した婚約者ウィローから手紙が届く。その手紙には、娘のローワンが行方不明になっており、助けてほしいとあった。今でもウィローを想うメイラスは、ウィローの住むワシントン州の小さな島・サマーズアイルへと向かった。メイラスは、島に住む人々に、どこか不気味で、冷たい視線を感じた。謎を追いかけるメイラス。無事、少女・ローワンを助け出すことが出来るのか?!

1973年に製作された同名のイギリス映画のリメイク作品。

映像はとにかく美しいです。現実感のある冒頭のカリフォルニアの映像(実はバンクーバー)は、青空と山並みが美しく映えます。そして、船に乗って渡ったサマーズアイル島。夕景も見事ですが、島の景色は鮮明できめ細やか。さすがブルーレイディスクという感じです。

音声もドルビーTrueHD5.1chサラウンド(吹替音声方式)で、臨場感たっぷりです。派手なアクションはありませんが、その分、効果音に耳をすませられます。飛び交う”蜂の羽音”が耳障りなほど、あちこちから聞こえます。ガタッと画面の外で音がするのもはっきりと聞き取れました。

サマーズアイル島は個人の島で、外界と関係を絶っており、中世のような牧歌的な暮らしを営んでいます。最初に出会った島の住人、女性三人組と大きな荷物を抱える男性ふたり。外部の人間を拒絶するような冷たい眼差し。女性たちの冗談とも付かない会話が不気味です。そして寡黙な男たち。

宿屋でメイラスはウィローと再会します。しかし、どこかぎこちない様子。周囲の目を気にしているのか。娘がいなくなったことを島の住人は認めません。存在自体していないのだと。わずかな手がかりをたよりに娘の消息を追うメイラス。しかし、一向に行方は掴めません。突然通り過ぎる少女の影、幻なのか?

主人公・メイラスと共に謎めいた島をさまよい、どこか不自然で奇妙な人々と出会いながら、謎を追いかけていきます。メイラスは警官なだけに正義感があり、途中でローワンが実の娘であると知り、感情的にもなっていきます。観る内に、自分の常識は非常識であり、閉鎖された社会には別の常識があると思えてきます。そして、女王蜂のごとく君臨するシスター・サマーズアイル。しかし、そこには驚愕の事実が待っていたのでした。

作品に引き込まれていく分、終盤で主人公・メイラスの身に起こる出来事に対して、愕然としてしまいます。ショッキングなラストへと続く、サスペンス・スリラー。

« 「ラスト、コーション」私的映画考Vol.122 | トップページ | 「once ダブリンの街角で」私的映画考Vol.123 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/40157890

この記事へのトラックバック一覧です: BRD「ウィッカーマン」鑑賞:

« 「ラスト、コーション」私的映画考Vol.122 | トップページ | 「once ダブリンの街角で」私的映画考Vol.123 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ