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2008/02/24

「再会の街で」鑑賞

先日、「再会の街で」を観てきました。マイク・バインダー監督作品。出演:アダム・サンドラー(「もしも昨日が選べたら」「パンチドランク・ラブ」)、ドン・チードル(「ホテル・ルワンダ」「クラッシュ」)、ジェイダ・ピンケット=スミス、リヴ・タイラー他。

ニューヨークの歯科医アラン(ドン・チードル)は美しい妻と二人の娘に恵まれ、さらに仕事は順調、他人もうらやむような生活を送っていた。ある日アランは大学時代のルームメイト、チャーリー(アダム・サンドラー)を街で見かける。妻子を亡くして以来、消息がわからなくなっていたのだ。アランは再びチャーリーと遭遇したが、彼はアランのことはもちろん、昔のことを覚えていない。それでも、自宅アパートに招待してくれたが、生活感の感じられない不思議な空間だった。

対照的なふたりの男。アランとチャーリー。かつては歯科大学で席を並べ、ルームメイトとして青春時代を分かち合っていた。それから数十年。偶然にも出会ったふたり。変わり果てた姿になったチャーリー。定職も持たず、保険金等で暮らす日々。ただ生きているだけ。

チャーリーには過去の記憶がなく、それは、思い出すことを拒んでいるようでもあります。そして、それは、誰からも心を閉ざしているかのようにも見えるのです。頑なにその態度は崩さず、近寄る者全てを信じようとしません。いつものコミカルな演技とは違い、抑え気味の静かな演技のアダム・サンドラー。情緒不安定で、どこか視点の定まらないような表情、覇気がない様子を見事に演じます。

それでも、次第にアランを受け入れていったチャーリーは、昔のことを少しずつ思い出していきます。そして、チャーリーは過去の出来事を吐露し始めるのでした。そのシーンは、涙を誘います。

9.11事件を起点にし、「あの悲劇」で心に傷を負い、時間が止まってしまった男と、仕事も家庭も順風満帆の男。ふたりの男の、普遍的な友情を描く感動の物語。

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