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2008/02/10

「アメリカン・ギャングスター」鑑賞

先日、「アメリカン・ギャングスター」を観てきました。リドリー・スコット監督作品(「エイリアン」「グラディエーター」)。出演:デンゼル・ワシントン(「デジャヴ」「クライシス・オブ・アメリカ」)、ラッセル・クロウ(「プロヴァンスの贈りもの」「シンデレラマン」)、キウェテル・イジョフォー、キューバ・グッディングJr、ジョシュ・ブローリン他。

1968年、フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は長年仕えたハーレムの黒人ギャングのボスの死後、独自の麻薬ビジネスを展開し、大物マフィアをも出し抜く成功を手にする。一方、汚職がはびこる警察組織の中で正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は新設された麻薬捜査チームのリーダーに任命され、ドラッグ市場を牛耳る謎の人物に迫って行くのだった。そして、ふたりの対決の日が迫る。

アカデミー主演男優賞を受賞したデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ共演による、史実に基づくクライムアクション。

ベトナム戦争を利用し、純度の高い麻薬を手に入れる方法を思い付くフランク。アイディアはひょんなところに転がっていて、それをビジネスに結びつける事が出来るというのは、商才というのでしょう。マフィアが成し遂げられなかった麻薬市場の独占に近い状態を作り上げます。しかし、決して表面に姿を現さず、影で指示をだし、ファミリーを統率して商売を進めます。

麻薬による被害が拡大する中、刑事リッチー・ロバーツは、親子問題に悩みつつも、仕事に没頭し、組織のトップを逮捕するべく捜査を続けます。生真面目と言うよりもバカが付くほどの真面目さで、汚職のはびこる警察組織から逸脱したカタチで、次第に組織の全貌を掴みます。

ここら辺までの、時代背景や組織の成り立ち等を説明するのにかなりの時間を費やします。多くの登場人物が入り乱れ、ちょっとややこしく、難解さを感じます。少々上映時間が長いのはこのためかと。もう少しがんばって編集すれば、短くなり、スッキリとしたのかもしれません。しかし、伏線として重要な部分もあるため、ここまでの長さが必要であったのでしょう。

立場の違いこそあれ野心家のふたりは、地道な努力を決して怠らず、お互いの組織をまとめ上げ、知力を総動員してそれぞれの闘いに挑みながら、対決の時を迎えます。ふたりが対峙するシーンは見応えがあります。

裏社会の歴史を垣間見たような雰囲気で、物語は展開し、一気に収束していきます。そして、ふたりが手にしたモノとは、いったい・・・。従来のギャング映画とは一線を画したクライムアクションとして楽しめる作品です。

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