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2008/03/16

DVD「インランド・エンパイア」鑑賞

先日、DVDで「インランド・エンパイア 」を観ました。デビッド・リンチ監督作品(「マルホランド・ドライブ」「ブルー・ベルベット」「エレファントマン」)。出演:ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ジャスティン・セロー、ハリー・ディーン・スタントン、ダイアン・ラッド他。

夫が町の実力者である女優のニッキーは、ある日、近所に引っ越してきたという老婦人の訪問を受ける。老婦人の予言通りにニッキーは新作映画の主役に決まるが、その映画は主演の二人が撮影中に殺されたという、いわくつきのポーランド映画「47」のリメイクだった。撮影が進むにつれ、映画の中の役にリンクするようにニッキーは相手役のデヴォンと不倫関係になっていく。やがてニッキーは現実と映画の区別がつかなくなっていくが・・・。

あいかわらずの不条理さが、さらに増したという怪作です。前作「マルホランド・ドライブ」から5年ぶりにメガホンを取った本作。前作も、難解だったモノの、それなりの解釈が出来て納得はしていましたが、本作はさらに難解さを増しています。1度観ただけでは分からないのかもしれません。

冒頭の老婦人にはじまり、出てくる人全てが奇妙な、どこか不思議な雰囲気を持っています。そして、ドキュメンタリー作品?と思えるような印象を受ける編集さも、さらに作品全体の雰囲気を醸し出しています。おどろおどろしい不気味な場面になると、弦楽器の低音が静かに流れ、ドキドキ感を増します。

物語が進むうちに、現実と虚構の境界があいまいになっていきます。リメイク版とオリジナル版の映画、ウサギ人間の部屋、モニターを見て泣いている女性、等々。様々な世界が次第に入り混じっていきます。主人公と同じように不思議の国に迷い込んだようなキモチになっていきます。

幻影か現実か、それとも映画の撮影なのか。現実なのか夢なのか境目が分からなくなります。時間も前後して、今日が明日で、明日が昨日で、不条理極まりない。時間も場所も入れ替わり、何が何だか分からなくなっていきます。夢の中というのはそんな事はあるでしょうが、それを、映像作品として目の前で見せられるというのは、本当に奇妙な感じを受けます。

デヴィッド・リンチ インスタレーション インランド・エンパイア+リンチ1(初回限定生産)

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