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2008/03/08

「エリザベス:ゴールデン・エイジ」鑑賞

先日、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」を観てきました。シェカール・カプール監督作品。出演:ケイト・ブランシェット(「バベル」)、ジェフリー・ラッシュ、クライブ・オーウェン(「トゥモロー・ワールド」)、アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン他。

16世紀、イングランド女王エリザベス一世。父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として即位したが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。その頃、ヨーロッパ列強はイングランドを占領すべく狙っており、中でもスペイン国王フェリペ2世はことあるごとに英国に圧力をかけてきた。さらに幽閉中のカトリック派であるスコットランド女王メアリー・スチュアートの存在もエリザベスの立場を危うくする火種となっていた。そして、戦火の幕は切って落とされるが・・・。

私生児の女王であるという陰口をたたかれることもありますが、それはそれ、エリザベスは優雅な生活を送っていました。が、いつ自分の地位を追われるのかという、不安に苛まれる生活でもありました。そんなエリザベスの周りにはお気に入りの側近たちがいました。その中でも一番のお気に入りはベスでした。

そんなある日、海賊とも噂されている航海士のウォルター・ローリーが新世界から戻り、エリザベスに謁見を求めます。新世界の魅力を語るローリー。その夢物語のような話し、自らをさらけ出すような飾らない言動に好感を持っていくエリザベス。ふたりは信頼関係を越えた愛情にも似た友情で結ばれていくのでした。

ですが、急速に近づいていくふたりとは裏腹に、陰謀は次第に加速度を増し、エリザベスは追い詰められていくのでした。

宗教戦争とも言える争いの時代。スペインは無敵艦隊を率いてヨーロッパにて勢力を強めていました。同じキリスト教でもカトリックとプロテスタントの違いだけで、恐ろしい殺しあいを行っています。この辺りは宗教観のない私としては、少し分かりにくい感じはしますが、だからこそ、その残忍さ、残酷さから来る恐怖感を感じます。そもそも、一国の女王が自分の宗派意外を弾圧するという感じが分からないのです。

クライマックスに用意された、イングランド海軍vsスペイン無敵艦隊との大海戦は全体像が分からず、少々物足りなさを感じはするモノの、迫力は満点。その時代の衣装や絢爛豪華な宮廷での生活の描写は見応えがあります。

国内外での陰謀渦巻く時代をエリザベスはどう生きたのか。たとえ嵐の中でも、その強い風を受け、高く舞い上がれば良い。強く厳しく生きたエリザベス。不安と孤独の中に生きたが故に愛を欲したエリザベス。歴史サスペンスとも言える内容ではありますが、人間・エリザベス一世の内面を描きつつも、神の加護を受け、真の女王になり“ゴールデン・エイジ=黄金時代”を築くまでの姿を描く歴史大作。

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