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2008/05/24

「スルース」鑑賞

先日、「スルース」を観てきました。ケネス・ブラナー監督作品(「魔笛」)。出演:マイケル・ケイン(「プレステージ」「サイダー・ハウス・ルール」)、ジュード・ロウ(「マイ・ブルーベリー・ナイツ」「ホリデイ」)。

ロンドン郊外。推理小説家のワイク(マイケル・ケイン)邸に、ティンドル(ジュード・ロウ)と名乗る若い男がやって来る。彼はワイクの妻と不倫関係にあり、離婚を承諾しないワイクを説得にやってきたのだ。そんなティンドルに対してワイクは高価な宝石を盗み出すことを提案する。ワイクには保険金が入り、ティンドルも別れた妻と暮らすには十分なお金が手に入ると言うのだ。承諾したティンドルはワイクの言うままに泥棒を演じていくが・・・。

ほぼ全編が邸宅内のふたり芝居という作品。戯曲が元になっていて、演技バトルを存分に楽しめます。最初は探り合い。微妙な駆け引きの応酬。主導権争い。次第に、お互いの素性も分かりだし、目的も明らかになっていきます。

邸の設備が素晴らしく、その設定を上手く説明し、利用しつつ展開していきます。ライティングが絶妙で、色や陰影を利用し心理描写もしつつ、怪しさ、不気味さを描き、そして恐怖心を煽ります。脚本も見事ですが、狂気に満ちた演技、恐れおののく人間の心理がまた見事に描かれています。

結局、人間は何で心変わりをするのか?何が人間を狂わせるのか?見ている者をも騙し、そして、騙し騙されの攻防の中に、エゴ、プライド、そして嫉妬心等々・・・。人間の本質を垣間見たような気がします。

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