「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」鑑賞
先日、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を観てきました。マイク・ニコルズ監督作品。出演:トム・ハンクス(「ダ・ヴィンチ・コード」「アポロ13」)、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン(「カポーティ」)、エイミー・アダムス他。
下院議員チャーリー(トム・ハンクス)は、酒と女が好きなお気楽政治家。ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンを常に気にしていた彼は、国防歳出小委員会がアフガニスタン支援に500万ドルしか用意していない事を知ると、予算を倍にするよう指示する。そこに、テキサスで6番目の富豪で、反共産主義者のジョアン(ジュリア・ロバーツ)が目をつけ、アフガニスタンを救うよう彼に訴える。手始めにアフガニスタン首相を表敬訪問することになるのだが・・・。
真実を基にして作られた本作。あいかわらず世界情勢に疎い私は、こんな事が実際に合ったのかと驚くばかり。主人公のチャーリーもアフガニスタンを気にはしていたモノの事実を正確に掴んでいるとは言えず、実際に現地を訪れて、驚愕の事実を知るのでした。そして、何が必要なのか、何を欲しているのか、アメリカとして何をすればいいのか、を考えていきます。
そのための良き相談相手であり、実行部隊を指揮できる人物・CIAのガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)が登場します。その言動から、はみ出し者扱いされているCIA捜査官ガストでしたが、かなりの切れ者です。ポーカーフェイスですが、あらゆる秘密を握っているようで、グサリと突き刺します。
このコンビに大富豪のジョアンが絡めば、怖いモノなし。米ソの冷戦時代とはいえ、一歩間違えれば、世界を揺るがしかねない事態でしたが、おおらかな人柄と人脈で人類史上最大のプロジェクトを成功させていく過程はまさに胸躍ります。
世界の平和を維持するべく、一人の政治家が奔走します。平和を愛するゆるぎない心を持ち、懸命に自分の出来ることをすれば、きっと世界は変えられる。でも、最後の最後で失敗もあるのですが。
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