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2008/05/13

「迷子の警察音楽隊」私的映画考Vol.137

先日、「迷子の警察音楽隊」を観てきました。エラン・コリリン監督作品。出演:サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ他。

1990年代のイスラエル。空港に降り立ったアレクサンドリア警察音楽隊。文化交流のためエジプトからやってきたのだ。が、何かの手違いか出迎えが来ない。自力で目的地へたどり着こうとした彼らは、別の小さな町に着いてしまう。途方にくれる彼らを助けたのは、食堂の女主人ディナ(ロニ・エルカベッツ)だった。

なんとも言えない”間”が面白く、思わず笑ってしまいます。音楽隊の皆は国を背負ってきていると言う使命感からか至極真面目。言葉もあまり通じないし、文化も違う。でも、なんとか英語を使って交流していきます。ぎこちないですが、真面目に取り組んでいるからこそ笑えるんですね。

2国間の関係にあまり詳しくない私ですが、幾度となく戦争してきたという背景が垣間見えます。そして、家庭の問題、男女の問題。文化や言葉が違っても、悩みの種はそんなに変わらない。次第に人間同士として打ち解け合い、魂の交流をしていきます。

団長トゥフィーク(サッソン・ガーベイ)と女主人ディナは傷をなめ合うかのように悲しみ・淋しさを吐露していきます。若手団員カーレド(サーレフ・バクリ)と地元の若者パピ。女性との関係を深めたいパピでしたが、奥手の彼はカーレドに手取り足取り指南を受けます。最高に面白いシーンですが、ほのぼのとして感動的でもあります。

様々な人間模様を交え、ぎこちないけれども、心の交流を重ね、親密感が生まれていく様子は実にほほえましく、温かい気持ちになります。国や宗教を超えた交流。音楽は、文化が違ったとしても、人間として共通するモノを分かち合えるのかもしれません。

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