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2008/06/15

「JUNO/ジュノ」私的映画考Vol.148

先日、「JUNO/ジュノ」を観てきました。ジェイソン・ライトマン監督作品(「サンキュー・スモーキング」)。出演:エレン・ペイジ(「ハードキャンディ」「X-MEN」)、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー(「エイリアス」シリーズ「エレクトラ」)、ジェイソン・ベイトマン(「キングダム見えざる敵」)、オリヴィア・サルビー、J・K・シモンズ(「スパイダーマン」シリーズ)他。第80回アカデミー賞脚本賞受賞、作品賞、監督賞、主演女優賞ノミネート作品。

16歳のジュノ(エレン・ペイジ)は妊娠してしまった。相手はバンド仲間のポーリー(マイケル・セラ)。高校生が子供を育てられるわけがなく、フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦ヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)とマーク(ジェイソン・ベイトマン)を見つけ、里子に出す契約を交わす。ジュノは、大きなお腹を抱えて通学する生活を始めるが・・・。

早すぎる妊娠というテーマにも関わらず、後ろ暗さやいじめなんかは全くありません。家族や友人の応援もあり、そこにジュノの持ち前の明るさや、前向きに事実として受け止めていることにより、全体にあっけらかんとしている印象が、本作の最大の魅力なのかもしれません。

最初は産むのか産まないのか悩みはしますが、それもほんの一瞬。生命の神秘さに気づいたジュノは出産へと突き進みます。ジュノの家族がとても良いです。実の父・マック(J・K・シモンズ)と継母ブレンと妹の4人家族。継母とはそれほど良い関係とは思えませんが、それでも、継母はしっかりとジュノのことを信頼しています。その辺りが言葉の端々に出てくるのです。

父もまたしっかりとした存在感で、ジュノを助けます。赤ちゃんの父親であるポーリーに何か言うわけではなく、じっと眼を見つめ肩にそっと手を乗せる。感動的な良いシーンでした。大きな愛に包まれていることに気づくジュノなのでした。

他にも泣き所は沢山あり、観る者の経験や考え方によって、感動出来るシーンがいくつもあるに違いありません。祝福されて生まれてくる子供に罪はなく、どこかできっと誕生を待っている人がいる。それがどれだけ幸せなことか。そして、ジュノは本当に大切なモノに気づき、それを手に入れたに違いありません。

物語は秋にはじまり、冬、春と過ぎ、夏で終わります。16歳で“できちゃった”女子高生とその家族、友人、里親志願のカップルの騒動を描くハートウォーミング・ドラマ。ジュノのキュートでパワフルな笑顔をぜひともご覧ください。

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「JUNO/ジュノ」★★★ エレン・ペイジ 、マイケル・セラ 、ジェニファー・ガーナー 主演 ジェイソン・ライトマン 監督、2007年、アメリカ、96分 主人公のジュノは16歳の高校生、 たった一回のSEXで妊娠してしまう。 中絶しようと行った病院の入り口で ...... [続きを読む]

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