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2008/06/03

「僕の彼女はサイボーグ」私的映画考Vol.143

先日、「僕の彼女はサイボーグ」を観てきました。クァク・ジェヨン監督作品(「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」「ラブストーリー」)。出演:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、遠藤憲一他。

大学生のジローは、ひとりぼっちで20歳の誕生日を過ごしていた。寂しいジローの前に、突然キュートな“彼女”が現れる。楽しい一時を彼女と過ごしたジローだったが、突然、彼女は姿を消してしまう。そして、1年後の21歳の誕生日。ジローの目の前に再び彼女が現れ、結果的に彼の命を救う。外見は確かに1年前に出会った彼女でしたが、どこかが違う。そう、彼女はサイボーグだったのです。

クァク・ジェヨン監督が、日本を舞台に、「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のような、可憐だけどパワフルな“彼女”と、ちょっと頼りない“僕”の、ピュアで切ないラブストーリーを誕生させました。

”彼”ジローは、いつも微笑みを浮かべて、怒ることなんかないような、ちょっと気弱で、心優しい男の子。でも、“彼女”を想う気持ちは誰にも負けない。一途に彼女を愛し続け、優しく見守ります。

”彼女”はミステリアスな存在で、言動はハチャメチャで、何をやるか分からない。そして、暴力的。でも、彼のことを分かろうと必死なのには違いありません。そして、彼を守るという使命を帯びている彼女は、徹底的に守ります。ちょっと、的外れな行動が笑えます。サイボーグの彼女は、歩く度にドスドスという音がして、ちょっと面白いです。

しかし、彼女は未来から現れたサイボーグ。彼の命を救い、過去を変えてしまったのです。そして、変わってしまった時間は、元に戻ろうと彼に迫ります。東京を襲う大地震!彼の運命はいかに・・・。

クァク・ジェヨン監督の他作品と同様に、音楽の使い方が上手いのも、さすがと思わせてくれます。挿入歌が入り、ミュージックビデオ風に映像が流れ、時間の経過も描いていて、感動的でもあります。ジローの過去への旅もまた、霧に包まれた古里をノスタルジックな映像で綴ります。このシーンで流れる童謡風の挿入歌も良いです。

過去は過去として存在し変えられない、だからこそ、現在を、未来を、しっかりと自分らしく生きることが大切なんだと感じました。

あいかわらず、笑わせてくれて最後には、ホロッとさせてくれるクァク・ジェヨン監督。SF設定的には、かなり強引で、タイムパラドックスの種明かしは、少々無理があるようにも思えます。が、難しいことはさておき、人間とロボットのせつない恋模様、優しい愛情に溢れた情景を存分にお楽しみください。その感情は愛なのか?それともプログラムなのか?

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