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2008/08/10

「ダークナイト」私的映画考Vol.153

先日、「ダークナイト」を観てきました。クリストファー・ノーラン監督作品(「バットマン ビギンズ」「メメント」)。出演:クリスチャン・ベール(「プレステージ」「マシニスト」)、ヒース・レジャー(「ブロークバック・マウンテン」)、アーロン・エッカート(「幸せのレシピ」「ブラック・ダリア」)、マギー・ギレンホール、ゲイリー・オールドマン(「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」)、マイケル・ケイン(「スルース」)、モーガン・フリーマン(「最高の人生の見つけ方」「ミリオン・ダラー・ベイビー」)他。

影でゴッサム・シティの秩序を守り続けるバットマン(クリスチャン・ベール)。しかし、ゴッサム・シティに現れた最悪の犯罪者ジョーカー(ヒース・レジャー)は、マフィアたちに成り代わってバットマンを追い込む“ゲーム”を開始する。「バットマンが正体を明かさなければ、毎日市民を殺す」という卑劣なルールによって・・・。そして、ブルースは遂にバットマンの正体を明かすことを決意。記者会見に登場しようとするが、それを制したのは新任検事で“光の騎士”と慕われるデント(アーロン・エッカート)の意外な行動だった。

バットマンの誕生秘話を描いた「バットマン ビギンズ」の続編。ゴッサム・シティに現れた史上最悪の犯罪者ジョーカーに立ち向かうバットマンと新任検事デントのふたりを対比させつつ姿を描きます。光と影。表舞台に立ち、犯罪者を裁いていくデントに対して、影となり表に現れることなく、犯罪者を追い詰めていくバットマン。しかし、バットマンとデントの活躍により、マフィアたちはついにジョーカーにバットマン暗殺を依頼するのでした。

そして、二人の間で揺れ動くレイチェル(マギー・ギレンホール)。信頼を深めていくバットマンとデント。正義のために戦うふたりに対して、気持ちが決められないレイチェル。しかし、ジョーカーの魔の手はレイチェルにも近づいていきます。

なんと言っても目をひくのはジョーカーを演じたヒース・レジャー。狂気に満ちた表情、台詞。金が目的ではなく、享楽のために犯罪を行うジョーカー。卑劣なその言動に身震いします。悪に立ち向かうバットマンでしたが、狂気と戦う術はあるのか?市民の恐怖心を煽り、パニックに陥れていくジョーカー。二転三転するスリリングな展開に最後まで目が離せません。そして、二人目の狂気が近づく・・・。

脇役陣も豪華でゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンは、見事に作品の厚みを増しています。バットマンの影の支持者ゴードン警部補、ブルース・ウェインを陰から支えるアルフレッドとフォックスを演じます。

アクションシーンは前作に比べてもかなりのスケールアップ。闇夜を舞うバットマン。作戦を立て、特殊兵器を開発、そして実行というスパイアクションのような展開も良くできています。手に汗にぎるバットモービルの圧倒的なスピード感は秀逸。心情を表現するかのような、凶悪なまでの暴走の行く末は・・・。愛する人を救うことは出来るのか?市民を守ることは出来るのか?

ヒーローのまま死ぬか?それとも、生き延びて悪に手を染めるか?正義とはいったい何なのか?正義と悪の境界が曖昧になった現代。その時代に即したように、悪を狂気をリアルに描き、ヒーローではなく影の守護者・暗黒の騎士として生きていく事を決めた、バットマン=ブルース・ウェインの戦いを描く、シリアスかつ重厚なテイストのドラマ性が見どころとなっている作品です。

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