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2008/10/30

「宮廷画家ゴヤは見た」鑑賞

先日、「宮廷画家ゴヤは見た」を観てきました。ミロス・フォアマン監督作品。出演:ハビエル・バルデム(「ノーカントリー」)、ナタリー・ポートマン(「ブーリン家の姉妹」)、ステラン・スカルスガルド、ランディ・クエイド、ホセ・ルイス・ゴメス、ミシェル・ロンズデール、マベル・リベラ他。

18世紀末、スペイン。宮廷画家に任命されながら、権力批判と社会風刺に富んだ作品も精力的に制作し続けるゴヤ(ステラン・スカルスガルド)。裕福な商人の娘で天使のように美しいイネス(ナタリー・ポートマン)は、異教徒の疑いで捕えられ異端審問にかけられていた。イネスを救ってほしいとゴヤに頼まれたカトリック教会の神父ロレンソ(ハビエル・バルデム)だったが、拷問を受け牢に繋がれたイネスに面会し、思わず抱きしめてしまうのだった。

ゴヤが手がけた2枚の肖像画の人物イネスとロレンソ。革命の嵐が吹くスペインで、ふたりの運命が交錯し、それを見続けたゴヤは思います。ここは地獄だと。異端審問による拷問も凄まじいですが、それを実行させる人々がいること自体が恐ろしい。そして、革命。革命の名の下に行われる行為の数々も、また恐ろしい。まさに、そこは地獄でした。

痛みへの恐ろしさ、神への畏れを越えたとき、人間は、たとえ神を信じていようとも、なんでもしてしまう。それが一番の恐怖かもしれません。

15年後、変わり果てた姿で解放されたイネス。牢獄での日々にいったい何があったのか、運命の歯車はまた動き始めます。

あらゆる人間の真実を描き出す天才画家ゴヤの目を通して、権力に執着することの愚かさを描く本作。権力がある人間が、やろうと思えばなんでも出来るのが、その時代には当たり前だったのかもしれませんが、権力を得たとき、どう生きるかが問題なのでしょう。そして、本当の地獄とは人間が作るモノなのかもしれません。

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