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2008/10/08

「P.S. アイラヴユー」私的映画考Vol.161

先日、「P.S. アイラブユー」の試写会へ行ってきました。リチャード・ラグラヴェネーズ監督作品。出演:ヒラリー・スワンク(「ミリオンダラーベイビー」「リーピング」)、ジェラルド・バトラー(「幸せの1ページ」「300スリーハンドレッド」)、ハリー・コニックJr.、ジーナ・ガーション、キャシー・ベイツ他。

最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)を脳腫瘍で亡くしたばかりのホリー(ヒラリー・スワンク)。何もする気になれず、電話にも出られず自宅に引きこもっていた。ホリーの30歳の誕生日に届いた贈り物の箱を開けてみると、テープレコーダーに入ったジェリーからのメッセージが録音されていた。翌日から、メッセージ通りジェリーからの手紙が届くようになり、その通りに行動していくが・・・。

冒頭、夫婦喧嘩のシーンが長く続きます。少し長すぎないか?と思いつつも、ふたりの愛の深さを感じられます。愛し合っているから、喧嘩もしてしまう。思っていることも言えない。もどかしい気分が伝わってきます。そして、最愛の人の死。

若くして出会い、結婚したジェリーとホリー。これからと言う時に、ジェリーが亡くなってしまいます。失意のどん底のホリー。何も手に着きません。30歳の誕生日。届けられたバースデーケーキ。それはジェリーからの贈り物でした。そして、テープに録音されたジェリーの肉声。懐かしい声に、胸が震えます。ホリーが立ち直れないであろう事を、予測したジェリーからのサプライズでした。これから、色々な方法で手紙が届くから、その通りに行動して欲しいと。

落ち込んでいたホリーも家族や友人たちに連れ回され、次第に元気を取り戻していくかのようでした。が、ジェリーとの想い出ばかりが甦り、逆効果になることもありました。親友たちとおとずれたアイルランド。美しい景色が続きます。アイルランドはジェリーの故郷でした。そこでも、今まで出来なかった事をし、新たな出会いもありました。

泣き所は次々と訪れます。ジェリーのホリーを愛しているからこその、その行為一つ一つに、自然に涙が溢れます。優しさ、深い愛情、絆。出会ってから今まで、それぞれが美しい想い出であり、すべてが人生の貴い宝物。

手紙の数々には、どんなにつらくても、悲しくても、新しい人生を踏み出さなくてはいけない、強く生きて欲しいと言う、ジェリーの願いが込められていたのでした。そして、出会った時の気持ちを、輝いていたあの頃の本当の自分を取り戻し、情熱を注げるモノを見つけて欲しいとも。

人生には、辛いことや悲しいことが幾度となく訪れます。悲しいのは自分一人じゃないし、周囲の人々は自分のことを気遣ってくれている。そして、逝ってしまった人も、永遠に思ってくれているに違いありません。

愛する人を失った悲しみと、それを乗り越え、新たな人生をスタートさせるまでの心の葛藤を描いたラブストーリー。

きっと、いつまでも見ている。

2008年10月18日公開。

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