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2008/12/07

「ボーダータウン 報道されない殺人者」鑑賞

先日、「ボーダータウン 報道されない殺人者」を観てきました。グレゴリー・ナヴァ監督作品。出演:ジェニファー・ロペス(「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」「ザ・セル」)、アントニオ・バンデラス(「レッスン!」「レジェンド・オブ・ゾロ」)、マヤ・ザパタ、マーティン・シーン他。

シカゴの新聞社で働く記者ローレン(ジェニファー・ロペス)。上司から、アメリカ・メキシコ国境の町・フアレスで起きている連続女性殺害事件の取材を命じられ、フアレスに赴く。かつて仕事を共にしていたディアス(アントニオ・バンデラス)が経営する新聞社、エル・ソロ社を訪ね、取材の協力を得ようとするが・・・。

当局の圧力により、なかなか真実を報道できないメキシコ。そんな中でも、エル・ソロ社は弾圧に負けない内容の新聞を発行し続けてました。そこにシカゴからやってきたローレン。かつて仕事を共にしていたディアスとローレン。何かしら過去に男と女の関係があったかのように思われますが、多くは語られません。

そんな微妙な関係を軸に、物語は展開します。事件の被害者のひとりである女性・エバ(マヤ・ザパタ)。命を狙われるエバを助けるローレン。エバに自分の過去を重ねるローレン。ローレンにも悲しい過去があったのです。

この15年間で、500件にも及ぶ女性殺害事件がメキシコのとある町で起きていると言います。しかし、実際には5000件に及ぶともされています。そんな事件は政府により隠蔽され、報道されることはないというのです。

一部の裕福な人々、国と企業は利益を得、労働者たちは奴隷のごとく働かせられていると言う現実。そして、数え切れないほどの連続女性殺害事件の被害者たち。警察は本気で捜査しない。ひた隠しにする政府。隠蔽の方が安上がりなのだから。

「正義とは何か」「報道とは何か」「経済発展とは何か」・・・。もどかしい思いが交錯します。事実を基に構築された物語は、現実の厳しさを感じさせると共に、得体の知れない恐怖が忍び寄ります。闇に葬り去られようとしている真実を表舞台に浮かび上がらせた問題作。

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