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2009/02/07

「チェ 39歳 別れの手紙」鑑賞

先日、「チェ 39歳 別れの手紙」を観てきました。スティーヴン・ソダーバーグ監督作品(「オーシャンズ13」「さらば、ベルリン」)。出演:ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、ヨアキム・デ・アルメイダ、 エルビラ・ミンゲス他。

1965年3月、チェ・ゲバラは忽然と姿を消した。様々な憶測が飛び交う中、カストロはキューバ共産党中央委員会の場で、ゲバラの手紙を公表する。彼は再び、革命の旅を始めたのだと。変装したゲバラは、1966年11月ボリビアに入国。大統領の独裁政権のもと、農民たちは圧政と貧困にあえいでいた。そして、ゲバラのもとに次々と革命に燃える戦士が集まり、ゲリラ活動を開始。次第に、援助が絶たれていき、ゲリラ軍は孤立していくのだが・・・。

第1部「28歳の革命」で、キューバ革命を成功させたチェ・ゲバラ。ある日、志も新たに、キューバから旅立ち、圧政に苦しむ南米各地を歩き始めます。ボリビアに潜入したゲバラは、その地でゲリラ軍を率い政府軍との戦闘に入っていきます。仲間を集め、ゲリラ軍を結成しますが、外国人ばかり。農民たちに受け入れられません。それでも、信念を持ち続け行動すれば、きっと理解してもらえると考えていました。

しかし、ボリビア共産党の援助が絶たれ、孤立していく部隊。次第に追い詰められていきます。さらに、政府軍はアメリカの協力を得て組織力をアップし、包囲網を狭めていきます。ひとり、またひとり傷つき、命を落としていく仲間たち。追い詰められたゲリラ軍と組織だった政府軍の死闘は続きます。そして、最期の時が迫る。

2部作は陰と陽。革命に成功した第1部が陽で、失敗した第2部が陰。第1部のような笑いや明るさがまったくと言っていいほどない第2部。次第に追い詰められていくゲリラ部隊の様子は悲惨さを極めていきます。唯一、笑顔がこぼれたのはある村で過ごした一時。村の子どもたちとふれあった瞬間。自分の子どもたちの事を思い出していたのかもしれません。

ゲバラには理想はあったけれども、その理想を現実にする力がなかったのか。農民たちは窮していたのかもしれないが、欲してはいなかったと言うことなのか。信念に燃え、窮地に立たされながらも、理想を捨てることなく戦った男の姿く本作。「革命には勝利か死しかない」そんなゲバラをベニチオ・デル・トロが執念で演じた2部作。ここに完結。

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