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2009年2月

2009/02/28

2009.02映画鑑賞総括

2月の劇場での映画鑑賞は8本。今年の累計17本。今月はまずまずの本数。

0202   シャッフル
0204   20世紀少年第2章
0206   チェ39歳別れの手紙
0214   ベンジャミン・バトン 数奇な人生
0216   その男 ヴァンダム
0220   チェンジリング(チケプレ)
0223   フェイクシティ ある男のルール
0227   7つの贈り物

今月はアクション、サスペンス、ドラマとバラエティに富んだ作品がありました。

今月、良かったのは、「チェンジリング」。実話に基づいて作られた作品でしたが、妙な迫力を感じました。あいかわらず予告編以外の情報を入れずに観に行きますので、物語の展開がどうなっていくのかまったく分かりませんでした。その分もあってか、伏線が伏線として理解できるのは、事が起こってからでした。返す返すもロス市警の初動捜査の遅れが悔やまれます。

ロス市警関連で同時期に公開された「フェイクシティ」。こちらは実話ではないでしょうし時代が違いますが、火のない所に煙は立たないと言いますから、何かしら根本原因があるのかもしれません。そして、善、悪、正義という言葉が陳腐化しているのを実感してしまう作品でもありました。警察=善、正義ではないというのは恐ろしいことです。

「ベンジャミン・バトン」は一風変わった大河ドラマという感じで、興味深い作品でした。第一次大戦から現代までの時間を、人とは逆の時間の流れで生きるベンジャミンの数奇な人生を描いています。時代の移り変わりをきめ細やかに描き、そこに生きる人々の年齢の移り変わりを、登場人物の心情変化と共に表現していきます。それは「永遠に変わらない」何かとの対比として描かれているようでした。

「7つの贈り物」は自分を犠牲にして、贈り物をする男の物語。鑑賞中に初野晴の小説「水の時計」を思いおこしました。人は何を思い、生き、そして死んでいくのでしょうか?それが人生なのでしょうか?自分がその立場になったとき、他人の幸せを願うことができるのでしょうか?様々な想いが駆けめぐります。

来月3月は今月始まってまだ観ていない作品「オーストラリア」「ストリートファイター」等を観て、その後は「ワルキューレ」「イエスマン」「ウォッチメン」と続きます。実写版「ドラゴンボール」は不可思議な作品になるのか、まったく新しい「ドラゴンボール」として見られるのか?期待感半分です。楽しみが続きます。

2009/02/27

PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その92

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威」を始めて、早一年。全13勢力すべてのシナリオで勝利し、一回りしましたが、メカニック図鑑のコンプリートを目指して、引き続きプレイ中です。

今回のプレイ、ジオン軍編は無事勝利することができました。

第1部一年戦争。100ターンの手前で完全勝利することもできましたが、資金ボーナスや入手できる開発プラン等があるのは分かっていますが、今回はとくに開発レベルを重視していますから、残りターンを使って、せっせとレベルを上げていきます。

100ターン間近になったら、長期開発プランを実行。どんなに開発期間の長いプランでも、第2部が始まった瞬間にすべて完成するのを見込みます。

第2部に入っても、開発投資は続きます。第1部でギャンの量産化を選択しましたので、[改造]-[パイロット適応]で、エースパイロット専用機を続々と開発していきます。ランバ・ラルや黒い三連星は史実では一年戦争時に戦死してしまいますが、今回のゲームでは存命していますから、専用機を開発できました。

第2部の敵はティターンズ、エゥーゴ。クワトロやアムロ、カミーユ等々ニュータイプが大勢いますが自軍もニュータイプが揃っています。ララァ、クスコ・アル、シャリア・ブル。途中アクシズからハマーンが参入し、パイロット補充もできさらにニュータイプが増えます。おまけにクリア回数1回以上だと、ガザC、ノイエ・ジール、キュベレイ等アクシズ製の兵器が開発できるようにもなりますので、ありがたいです。

ティターンズ壊滅後に出現するアクシズ軍も撃破し、第3部に突入。シャア率いるネオ・ジオン軍編。引き続き、アクシズ製のモビルスーツを開発。ギラ・ドーガやヤクト・ドーガが開発できれば怖くありません。ソロモンを制圧し、アクシズ落としを阻止した後は、生産拠点が少ないネオ・ジオン軍と自軍では戦力差がありすぎます。

ララァはジオン軍に在籍していますから、シャアのサザビー対ララァのヤクト・ドーガなんて見られるかと思いましたが、なかなかそう上手くはいきませんでした。

今回は、メカニック図鑑のコンプリートの為のギャンのバリエーションを作ると言うのが大きな目的でしたから、その点では満足のいく結果でした。ギャンでは、アナベル・ガトー専用機、ランバ・ラル専用機をギャン・マリーネではシーマ専用機は、高機動型ギャンでは、黒い三連星専用、ジョニー・ライデン専用、シン・マツナガ専用を開発できました。

メカニック図鑑コンプリートは長い旅の始まりのようなもの。とりあえず初期の目標はクリアできました。コンプリートにはまだまだ先がありますから、次はどの勢力でプレイしますか。

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V

2009/02/26

オンラインDVDレンタル1周年

2008年3月から始めたオンラインDVDレンタル。利用して、まもなく1年になろうとしています。TSUTAYA DISCASに始まり、楽天レンタルDMMレンタルぽすれん@niftyDVDレンタルを試しました。

有料で利用したのは2008年4、5月がDMMレンタル(現在、休会中)、6月以降はTSUTAYA DISCASに切替、現在でも継続中です。2008年10月から2009年1月までは、楽天レンタルも併用しました。キャンペーンがあったので、一時的に加入していましたが現在は休会中です。

各サービスには料金体系や、システム等にそれぞれ特徴があって、自分にあったモノを利用するのが良いようです。私の場合は、借りたいモノが借りやすいTSUTAYA DISCASに落ち着きました。新譜を中心に予約リストに入れてあり、どうしてもと言うタイトルの場合は、ウエイト機能を利用しています。

先日、ウエイト機能について以前から気になっていたことがあったので、TSUTAYA DISCASカスタマーサービスに問い合わせをしてみました。

問い合わせの内容は、ウェイト指定したタイトルがレンタル開始日前で、その前に返却した場合、

  1. ウェイトを優先して、レンタル開始日以降に発送になる
  2. ウェイトを無視して、それ以外のタイトルで発送する

どちらになるのか?と言うことです。

そもそも「ウエイト」機能とは、発送希望のDVDが発送可能になるまで、次便の発送を止めるモノです。なので、「現在レンタル中の商品をレンタル開始前に弊社にて返却確認が出来て、次便の発送の際、ウエイト指定中のタイトルがある場合、発送可能になるまで発送にはならない」とのことでした。

レンタル開始日前だと、ウエイト機能を無視して、レンタル可能なタイトルで抽出するのかと思っていましたが、そうではありませんでした。

このウエイト機能が、借りにくいタイトルを借りるのには重宝しています。TSUTAYA DISCASの場合、在庫保有枚数と予約者数が確認できます。そうすると、借りにくいことが、明確に分かります。で、どうしても見たいのであれば、ウエイト機能を指定しておけば、いつかは発送になるわけです。ウエイト指定するタイミングも色々ありますが、ちょっとしたゲーム感覚で楽しめます。

最近、近所のTSUTAYA店舗でのレンタル状況が確認できる機能が使えるようになりました。それぞれのタイトル画面から、「この作品をお店でレンタル」と言うボタンをクリックしますと、「ご近所店舗のレンタル状況」が表示されます。完全にリアルタイムで確認できるわけではありませんが、目安となります。

オンラインDVDレンタルを始めて、TSUTAYA店舗でも借りるようになりましたから、この機能は重宝しています。TSUTAYA DISCASでは、新作と、新潟市内のTSUTAYA店舗にない旧作も借りるようにしています。店舗によって品揃えが違いますから、この機能を利用すれば、在庫のあるなしに加えて、取扱のあるなしも確認できるのです。店舗で取扱があるのであれば、TSUTAYA DISCASで借りることはありませんからね。

オンラインDVDレンタル各社のシステムにはそれぞれ、良い部分、良くない部分があります。また、得意なジャンル、不得意なジャンルもあるようです。それぞれの特徴を見極め、自分に合ったサービスを上手に利用するしていくことが肝要と考えます。それと、店舗の併用も上手に行えば、なお良いかもしれません。私は、しばらく、TSUTAYA DISCASとTSUTAYA店舗を併用していく事にします。

2009/02/25

「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」私的映画考Vol.175

今日ご紹介するのは「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」です。エイドリアン・シェリー監督作品。出演:ケリー・ラッセル(「M:i:III」「奇跡のシンフォニー」)、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、エイドリアン・シェリー、ジェレミー・シスト、アンディ・グリフィス、エディ・ジェイミソン他。

片田舎のダイナーでウェイトレスとして働くジェナ(ケリー・ラッセル)はパイ作りの天才。パイを作ることが大好きで、レシピを空想するのも楽しかった。だが一方で、彼女は、嫉妬深い暴力夫アール(ジェレミー・シスト)に支配され、悲惨な毎日を送っていた。そんなある日、ジェナは家出を決意し、パイコンテストに出場しようとするが、そんな矢先に妊娠が発覚してしまう。産婦人科に出向いた彼女は、そこでポマター先生(ネイサン・フィリオン)と出会い、ふたりは次第に惹かれあっていくのだが・・・。

まずは、パイ作りが楽しい。オープニングから様々なパイが登場し、また、ジェナの気持ちを表現したユニークなパイの数々は、ダイナーの名物になっていました。パイのネーミングもユーモラス。その店を訪れる客たちは皆一様に笑顔でした。ジェナもパイを作ることが楽しくて仕方がないと言う感じ。そして、いつかはパイコンテストに出場し、独立する夢もありました。

しかし、家庭では暴力的な夫に支配される毎日を送っていました。夫に隠れて少しずつお金を貯めるジェナ。家で資金であり、コンテストに出るための資金でもありました。そんなある日、妊娠が発覚。夫との関係を考えると、ブルーな気持ちになります。

産婦人科に出向いたジェナは、ポマター先生と出会います。そして、ふたりはあっと言う間に恋に落ちます。それも熱烈に。ジェナを理解し優しく見守ってくれるドクター。ふたりは診察にかこつけて愛を深めていきます。

脇を固めるのが良い味を出している、同僚ふたり。監督自らが演じているドーンとベッキー。ジェナはふたりになんでも相談しますし、良き理解者たちでもありました。応援もしてくれます。物語のキーとなるのが客のひとりであるオールド・ジョー(アンディ・グリフィス)。口うるさいおじいさん。口うるさいのだけれど、悩みを抱えているジェナをそっと励ましてくれます。

観ている内に幸せって何だろうと思います。人それぞれに幸せのカタチはあるに違いありません。ほんの些細なことに幸せを感じる人もいるだろうし、自分は不幸だと思い続けている人もいるに違いありません。ジェナはきっと後者だったでしょう。

同じく不倫をしている同僚のベッキーにジェナは言います。「他人を不幸にしてまで、不倫をしないでくれ」と。それは、自分に対しての問いかけでもあったに違いありません。そして、出産。産みたくないと思っていたジェナでしたが、我が子を初めて抱いたときの感動は感慨深いモノでした。そして、その時ジェナのとった行動とは・・・。

女性の自立、妊娠、出産にまつわる現実や気持ちを、時に厳しく、時に優しく描いた作品になっています。

2009/02/24

「フェイク シティ ある男のルール」鑑賞

先日、「フェイクシティ ある男のルール」を観てきました。デヴィッド・エアー監督作品。出演:キアヌ・リーブス(「地球が静止する日」「イルマーレ」)、フォレスト・ウィテカー(「ラストキング・オブ・スコットランド」「バンテージ・ポイント」)、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス(「ファンタスティック・フォー」)、コモン他。

ロス市警のラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、事件解決のためには手段を選ばず、強引なやり方を貫き通していた。上司のワンダー警部(フォレスト・ウィテカー)だけは彼を理解し、いつもかばってくれていた。ラドローが、かつてコンビを組んでいたワシントン刑事をコンビニ店内で捕まえようとした時、武装強盗が店に押し入り、ワシントンは銃弾を浴びて死んでしまう。ロス市警の腐敗の影に潜む巨悪とはいったい・・・。

ラドローとかつてコンビを組んでいたワシントン刑事。ふたりの関係が微妙です。冒頭の事件現場でいがみ合うふたり。台詞でしか語られない、過去の出来事、因縁。そして、ラドローは、ワシントンがラドローの違法捜査を内務捜査官に密告しているらしいと聞きつけます。そんな矢先、コンビニでの事件が発生。疑いを掛けられるラドローは、ひとりで事件を追いかけますが・・・。

ダークなイメージのキアヌ・リーブスも久しぶり。清潔感のある正義漢というイメージが付いているキアヌ。それを払拭するかのような、極めて暴力的な刑事役を演じています。正義と信じてやってきたラドロー刑事。少々の危険、法を越えた捜査も必要だと信じています。しかし、その裏には、ロスを牛耳ろうとする巨悪の影があったのです。

正義とは悪とは、いったい何なのか。法で裁けない容疑者を、射殺するのは正義なのか?クライマックスのキアヌとウィテカーの対峙する場面は、見応えのある演技バトルとなっています。ロサンゼルスの光と闇を余すところなく描き出し、正義とは悪とは何なのかを問いかけるクライムサスペンス。

2009/02/23

第81回アカデミー賞決定!

第81回アカデミー賞の授賞式が本日(現地時間2月22日)、開催され、各賞が決定されました。主要部門は以下の通り。

●作品賞  「スラムドッグ$ミリオネア」
●監督賞  ダニー・ボイル「スラムドッグ$ミリオネア」
●主演男優賞  ショーン・ペン「ミルク」
●主演女優賞  ケイト・ウィンスレット「愛を読むひと」
●助演男優賞  ヒース・レジャー「ダークナイト
●助演女優賞  ペネロペ・クルス「それでも恋するバルセロナ」
●外国語映画賞  「おくりびと
●長編アニメ映画賞  「ウォーリー

今回は作品賞、監督賞にノミネートされた作品はほとんど観ていないと言う状況での授賞式。これ程までに思い入れが出来ない授賞式も珍しいです。

「スラムドッグ$ミリオネア」が監督賞作品賞を含む最多8部門を獲得、「ベンジャミン・バトン」は主要部門の受賞を逃しましたが、美術賞、メイキャップ賞、視覚効果賞と納得の受賞となりました。

主演女優賞はケイト・ウィンスレット(「愛を読むひと」)が、6度目のノミネートでみごと栄冠に輝きました。「愛を読むひと」は、ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」の映画化なんだとか。楽しみな作品です。

助演男優賞はやはりというか、当然というか、ヒース・レジャー(「ダークナイト」)が受賞しました。主演のバットマンを完全に上回っている、ヒース・レジャーの鬼気迫る熱演が思い起こせます。

なんと言っても外国語映画賞を受賞した「おくりびと」でしょう。日本作品が受賞するのは54年ぶりというのですから、たいしたモノです。めでたい、めでたい。アカデミー賞発表時期に合わせてリバイバル上映も始まっていますから、さらなるヒットとなるでしょう。

今回は前哨戦であるゴールデングローブ賞とほぼ同じ受賞となりました。まだ観ていない作品については何とも言えませんが、随時、公開されていくでしょうから、その時までの楽しみに取っておくことにしましょう。

2009/02/22

ハイビジョン液晶テレビ、来る!Vol.8

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2011年7月に迫った、アナログ放送の終了。ブルーレイレコーダー等でデジタル放送は見られるモノの、我が家のテレビはアナログのままでした。まだ、3年あるからと、のんびりとしていましたが、今のテレビもいつ壊れるか分かりませんから、2008年12月、本格的に調査を開始し、ようやく購入、とうとう納品されました。「地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶TV BRAVIA KDL-40X1」です。

映像を確認し、周辺機器の接続も完了し、様々な設定を終えました。設定はしなくても見られますが、設定をする事によって、より自分にあった視聴ができます。次は、「ブラビアリンク」の設定をします。

ブラビアリンク」は、ブラビアとHDMIケーブルで接続した対応機器をまとめて操作できる機能です。ブルーレイレコーダーと接続すれば、ブラビアのマルチリモコンの「見て録」ボタンを押すと、いま見ている番組を録画したり、「見る」ボタンで録画済み一覧を表示したりすることが出来ます。対応機器は他にもハードディスクレコーダー、シアタースタンドシステムや、ネットワークTVボックス(BRX-NT1)、ビデオカメラなどがあります。

まずは設定。リンク機能付きのHDMIケーブルを使用します。古いバージョンはあまり販売はされていませんが、注意が必要です。今回はブルーレイレコーダーを設定します。

ブルーレイレコーダーの電源を入れたら、テレビ本体から「HDMI機器制御設定」を実行。制御するかしないかを設定します。その際、テレビの電源入りで制御機器の電源入りにする「テレビ→HDMI機器電源連動」、制御機器の電源入りにしたときに、テレビの電源入りにする「HDMI機器→テレビ電源連動」をする設定も出来ます。

次に、マルチリモコンに対応機器を登録します。これがちょっとややこしい。ボタンを長押ししてとか、二つのボタンを押してとか、5分以内にとか、正しく登録できたらボタンが消灯するとか。取扱説明書をよーく見て、じっくりやれば大丈夫。無事、登録完了です。

設定が終わったので、さっそくブラビアリンクを試してみます。

初期設定では、「テレビ→HDMI機器電源連動」「HDMI機器→テレビ電源連動」は”する”になっていますから、ブルーレイレコーダーの電源を入れるとテレビの電源が入ります。マルチリモコンを使ってブルーレイレコーダーを操作してみます。

「見て録」ボタンを押すと、テレビで見ていた番組をすぐに録画がスタートします。これは便利かもしれません。ちょっと席を外すだとか、ここだけ録画したいとかには良いです。「予約する」ボタンを押すと、ブラビアの番組表が立ち上がります。その番組表を使って、録画予約ができます。「見る」ボタンを押すと外部入力に切り替わります。これも便利。

が、私の場合、2台のブルーレイレコーダーと1台のDVDレコーダー(非対応)をHDMI接続しています。これだけ接続しておいて、今さら、外部機器の電源を入れるのが面倒とか、入力端子の切替が面倒とか、録画予約が面倒なんてことはありません。それに、マルチリモコンでHDMI機器ですべての操作ができるわけではありませんので、結局、リモコンはテレビとレコーダーの最低2つは必要な訳です。

最初は電源連動機能を”しない”にして使ってはみたモノの、結局、「HDMI機器制御設定」を外してしまいました。

複数の外部入力機器を接続している場合、ブラビアリンクはあまり向いていないのかもしれません。それに、私の場合、録画した番組を視聴することが多いのも、向いていない理由なのかもしれません。

デジタルハイビジョンビデオカメラ”ハンディカム”HDR-SR12も対応しているので、再生インデックスの選択画面を表示させたり、マルチリモコンを使って見たいシーンの選択や早送りなどの操作ができるようです。機会を見てやってみたいと思っています。それには、HDMIケーブルのミニ端子用が必要ですので、買ってこなければいけません。

つづく。

2009/02/21

「チェンジリング」私的映画考Vol.174

先日、「チェンジリング」を観てきました。クリント・イーストウッド監督作品(「ミリオンダラーベイビー」「硫黄島からの手紙」)。出演:アンジェリーナ・ジョリー(「グッド・シェパード」「ウォンテッド」)、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー他。第81回アカデミー賞主演女優賞ノミネート(アンジェリーナ・ジョリー)。

1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)。ある日、家で留守番をしていたウォルターが失踪。警察に捜査を依頼するが24時間は何もしないと言う。誘拐なのか家出なのか。ようやく捜査は始まったモノの、ウォルターの行方は知れなかった。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、ウォルターではなく、見知らぬ少年だった。

ロス警察は評判が悪く、保身のためにウォルターだと言い張ります。親が子供を間違えるはずはありませんし、歯科医師や教師も絶対に違うと証言しているのに、警察はまったく受け入れようとしません。抵抗すればするほど、クリスティンが精神的にまいっているせいだと決めつけ、精神病院へ入れてしまいます。病院もまた、警察の言いなりで、抵抗する予知がありません。

そんな、クリスティンを助けてくれるのは、ブリーグレブ牧師(ジョン・マルコヴィッチ)。クリスティン以外にも警察の被害にあっている女性は沢山いました。牧師の協力を得て、事件の解明は近づきますが・・・。愛する息子・ウォルターの行方は?

綿密に時代考証されたセットと少しくすんだ感じの色合いが、過去を感じさてくれます。平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かいますが、まったく意見を聞かない警察。

それに対する、もどかしい想い、焦燥感。音楽で盛り上げることは少なく、どちらかと言えば静かな印象の作品で、演技を中心に見せているのでしょう。子供を思う母親の気持ちを痛切に感じさせる、アンジェリーナ・ジョリーの熱演が冴えます。終盤、行方を知っていると思われる男に詰め寄るシーンは圧巻。

この一連の事件が実際にあったことだといいます。これほどまでの強烈さを見せられた「真実の物語」はかつてないモノでした。おそらくは、きめ細かく心情表現を見せ、そして、事件の顛末を最後まで見せること、過剰な演出をしないこと等々が起因しているのかもしれません。

誘拐された息子の生還を祈る母親の、真実を求めた闘いを描くサスペンスドラマ。子供を思う母親の切なる願いが、わずかな希望となって輝き続けたに違いありません。

2009/02/20

ビックカメラ新潟店オープン!

Dsc04857_3 本日2009年2月20日10時、新潟駅南口に「ビックカメラ新潟店」がオープンします。

と言うことで、昨日、プレオープンに行ってきました。事前に「ビックポイントカード」に加入していましたので、オープン前のあまり混雑していないときに店内を観て回る事が出来ました

今週に入って雪つづきの新潟県地方。新潟駅南口駅前広場の工事も雪の中大変そう。昨日は雪の峠も越したようで、ときおり青空がのぞいていました。駅南口はプラーカというテナントビルがあり、その時に整備はされたのですが、現在はプラーカ自体の営業は一部でしか行われて折らず、少し淋しい雰囲気でした。

が、今回のビックカメラオープンや、南口駅前広場の整備により、様変わりするようすがめに浮かびます。白い8階建てのビルにビックカメラの大きな看板が目をひきます。

新潟駅東側自由通路を南口から上がると、すぐにビックカメラ新潟店が見えます。プレオープンは入口と出口が制限されていますから、3階の自由通路からのみ入場できます。

明るく天井の高い店内は、清潔感があります。通路も広めに取ってあるようで、混雑した店内でもスムースに見て回ることが出来ます。1階が家電・スポーツ用品、2階がテレビ・オーディオ、3階がパソコンと言う感じになっています。

「フロアガイド」の小冊子を入り口でもらいましたが、文字だけの情報で、図面がありません。せっかくのフロアガイドも目的のモノがあった場合、辿り着くのに時間が掛かりそうです。各フロアに見取り図はあるにはありますが、歩きながら確認するには手でもって歩きたいところです。

さっそく2階へ。大画面テレビやブルーレイレコーダー等が目をひきます。さほど目的があるわけではありませんから、ぐるっと一周します。オーディオのコーナーは他店ではあまり展示されている事がないような製品が沢山あります。「高級オーディオ試聴室」もあり、見るだけでもかなり楽しいです。

メディア類の品数もかなりのモノ。DVD-RWや、BD-R等々、各種メーカーの製品がずらり。とびきり安いというわけではありませんが、中には特価品もありました。カメラ用品もかなりの品数のようでした。

3階はパソコン関係。本体はもちろん、周辺機器、書籍等々が目白押し。以前新潟にもあった、ソフマップが中古販売を担当。パソコンや周辺機器、DVDソフト等の販売買取をします。買取サービスは3月下旬から開始予定。

あまり時間がなかったので、1階の家電は見ることができませんでしたが、新潟県内家電量販店最大級の売場面積を誇るという店内は、とにかく品揃えが凄いです。売れ筋商品から、マニアックな商品までを一同に陳列していますから、ブラブラ見て回るだけでも楽しいことでしょう。

事前に加入していたので、付いていた1,000ポイントで、頼まれモノの電池を買っておきました。今回は下見のような感じでしたから、次回はじっくりと見て回りたいと思います。

新潟駅に直結していますから、電車で行くも良し、待ち時間でフラッと入ってみるも良し、4~8階、屋上にある駐車場を利用するも良し。契約駐車場なら、3,000円以上で1時間、10,000円以上で2時間無料になりますので、ゆっくり買い物が出来ます。

ただ、オープン当初は毎日のように日替わり特価品がありますので、新潟駅周辺は混雑する可能性がありますから、公共交通機関を利用する方が良いかもしれません。

反対側の新潟駅西側自由通路にあるヨドバシカメラ新潟店を含め、駅南地区は家電量販店がひしめき合う激戦区。人や車の流れが大きく変わり、淘汰される店舗もでてくるかもしれません。競争により購入価格が下がることはありがたい事ですが、より良いサービスを充実させての競争に期待します。

2009/02/19

世界遺産への旅 広島編 その2

Dsc04733引き続き、世界遺産への旅・広島編です。「厳島神社」に続いて2箇所目の世界遺産「原爆ドーム」とへ向かいます。

フェリーを降り、広島電鉄「広電宮島口駅」へ向かいます。駅へ着くとちょうど電車が止まっていました。路線番号2「広島駅行き」。「原爆ドーム前駅」まで乗換なしでいけます。所要時間は50分ほど。のんびりと走ります。

気持ちよく晴れていましたので、眠気を誘います。市 街地にはいると路面電車になっています。ようやく「原爆ドーム前駅」に到着。左手には広島市民球場Dsc04692 、右手には原爆ドームが見えます。

「平和記念公園」内は外国人を含む観光客が沢山訪れていました。公園内には「原爆ドーム」を始め、「広島平和記念資料館」「世界平和記念聖堂」 「国立原爆死没者・追悼平和記念館」「原爆死没者慰霊碑」「平和の塔」「平和の鐘」等があります。公園をよぎるようにして、川が流れています。この日は、川のほとりで、演奏会が催されていました。

世界文化遺産「原爆ドーム」。映像や写真などでは何度も観たことがありますが、実際に現物をDsc04708_2  見るのは初めてです。「広島県産業奨励館」として建てられ,美術展覧会や博覧会も催されていましたが、 第二次世界大戦末期、人類史上初の原子爆弾によって爆風と熱線を浴び、大破。その後、「原爆ドーム」と呼ばれるようになり、核兵器の廃絶と恒久平和の大切さを世界へ訴えるシンボルとなっています。

荘厳なまでのその姿は、観るものを黙らせる威圧感があります。世界で始めて原子爆弾が落とされた地。Dsc04759 その確固たる証拠。黒く影のように焼けた跡。瓦礫が散乱し、ドーム状にむき出しになった鉄骨が、一層、戦争の悲惨さを物語っています。その上に平和の象徴である鳩がとまっていました。今、ここにある平和のありがたさを感じずにはいられません。

その後、ぐるりと平和公園内を散策。緑や草花の多い、公園内。穏やかな昼下がりでした。広島駅までは、同じく広電を利用して15分ほどで到着。お土産を買って、帰路につきました。新幹線で一路大阪へ。広島駅からは建設中の「新広島市民球場」が見えました。

つづく。

2009/02/18

手塚治虫2009「手塚治虫・現代への問いかけ」鑑賞 その2

NHK BS2で放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「手塚治虫・現代への問いかけ」を観ました。2009年2月9日~12日、21:00~。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。司会は手塚眞、渡邊あゆみアナウンサー。

今回の「手塚治虫・現代への問いかけ」は、2009年2月9日~12日の四夜連続放送された番組。スタジオにゲストを招き、「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「火の鳥」などの代表作を中心に、作品に込められたメッセージを語り合いました。途中、アニメ作品をはさんだり、「とことん石ノ森章太郎」でも見られた、漫画作品を台詞も交えてあらすじを紹介するコーナーもありました。

<第3夜>「いのちとヒーロー ブラック・ジャックからの問いかけ」では、生命の大切さを問い続けた手塚治虫の代表作の一つ「ブラック・ジャック」について語ってくれました。ゲストは、海堂尊(医師・作家)。医者であり作家である海堂氏。手塚治虫と重なる部分もあるのでしょう。なかなか興味深い内容でした。

短期集中連載として始まった「ブラック・ジャック」。人気がなければ4回で終了の予定でした。不遇の時代を通り抜けた手塚氏が、医師免許を持つ自らの経験・知識の中からみつけた起死回生の作品となりました。私も子供の頃に読みましたが、リアルな手術の描写が怖かったのをおぼえています。

<第4夜>「生と死を越えて 火の鳥からの問いかけ」では、ライフワークとなった「火の鳥」について語ります。過去、未来を舞台に永遠の命を求める人々を描いた作品「火の鳥」。「人はなぜ生きる」のか、「死とは」、「永遠の命とは」、人間の根源に迫る問題を投げかけています。ゲストは野田秀樹(劇作家・演出家)。

「火の鳥」は子供の時読んだ印象と、大人になってから読んだ印象が、一番違う作品でもありました。戦争や宗教を通して、何度も繰り返される人類の営み。そこで描かれる、人間の生きるという欲求は果てしがありません。それは、エゴなんでしょうね。火の鳥の登場人物と「エゴ」と言う言葉が始めて結びつきました。

子供の頃から読み続けている手塚漫画。私の手塚作品との出会いは「鉄腕アトム」でした。おそらく、少年誌の別冊でいろいろな作品が収録されていた中に「鉄腕アトム ロボットランドの巻」があったと思います。その後、朝日ソノラマから刊行されていたコミックを断片的に読んでいたと思います。

それから、「W3(ワンダースリー)」や「魔神ガロン」等の秋田書店刊を読み、「火の鳥」はマンガ少年別冊で読みました。

そして、「手塚治虫漫画全集」の発刊が開始され、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「海のトリトン」「マグマ大使」等々に没頭しました。子供の頃には、ただただ面白いという感想でしたが、大人になり全集を全巻購入した以降は作品に込められらメッセージ、とりわけ生命の尊厳というようなモノを感じられるようになりました。

今回の特集番組を観ている内に、様々な想いがめぐり、少年時代の記憶が甦り、また手塚作品にあんなのもあった、こんなのもあったと思い出していました。手塚作品を再度読み直す良いきっかけになりました。今年は、沢山の特集番組が放送されていく事でしょうから、21世紀の今、40代になった今、読み返してみるとまた違う印象を受けることでしょう。

2009/02/17

「その男 ヴァン・ダム」鑑賞

先日、「その男 ヴァン・ダム」を観てきました。マブルク・エル・メクリ監督作品。出演 : ジャン=クロード・ヴァン・ダム、フランソワ・ダミアン、ジネディーヌ・スアレム、カリム・ベルカドラ、ジャン=フランンソワ・ウォルフ他。

90年代に絶大なる人気を持っていたアクション・スター、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(本人)。しかし最近では出演依頼もビデオストレート作品が続き、ハリウッド大作の出演もなく、おまけに金銭トラブルや娘の親権争いと、悩みの種は尽きない。そんなある日、故郷のベルギーでたまたま入った郵便局は、強盗が占拠中。警察との交渉役に利用されるが、犯人と間違えられてしまう。果たしてヴァン・ダムはこの逆境から脱する事はできるのか・・・。

90年代、ヴァン・ダムは大スター。いつしか、主演作は影を潜め、いつしかハリウッド作品ではなく、C級作品となり、ビデオ・スルーばかりになってしまっていました。そんなヴァン・ダムが自分のイメージを逆手にとり、製作総指揮もしつつ、自分自身を演じるというアクション・コメディー。

冒頭、ワンショット長回しのアクションシーンで始まります。少々無理のある設定なのではありますが、さらに輪を掛けるように、年齢のせいかアクションに切れはなく、疲れを感じるばかり。これでは良い仕事は来ません。さらに娘の親権争いで、弁護費用も掛かります。

たまたま入った郵便局で強盗に仕立て上げられたジャン=クロード。人質もいます。映画のようにカッコ良く相手を倒して、無事解決と行きたいですが、現実にはそうもいきません。強盗の中にはジャン=クロードの熱烈なファンもいて、会話がまた面白い。

ハリウッドにジョン・ウー監督を呼んだのはヴァン・ダムだった(「ハード・ターゲット」)が、ジョン・ウーは「フェイス/オフ」にヴァン・ダムを呼ばなかったとグチる辺りは最高。ところどころで繰り出される、実名を交えての業界ネタは、愉快です。

終盤のジャン=クロードの独白のシーンが良かったです。これは、現実なのか、夢なのか、妄想なのか。カメラ目線で訴える本音。運や実力も確かにあるのでしょうが、彼の信じてきた、映画造りに必要な事は、もっと純粋なモノだったに違いありません。そして、それは愛娘には確かに伝わっていたのでしょう。

小ネタで笑った後、少し考えさせられ、ちょっぴり感動できる作品になっています。

2009/02/16

手塚治虫2009「手塚治虫・現代への問いかけ」鑑賞

NHK BS2で放送された手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「手塚治虫・現代への問いかけ」を観ました。2009年2月9日~12日、21:00~。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。司会は手塚眞、渡邊あゆみアナウンサー。

今回の「手塚治虫・現代への問いかけ」は、2009年2月9日~12日の四夜連続放送された番組。スタジオにゲストを招き、「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「火の鳥」などの代表作を中心に、作品に込められたメッセージを語り合いました。途中、アニメ作品をはさんだり、「とことん石ノ森章太郎」でも見られた、漫画作品を台詞も交えてあらすじを紹介するコーナーもありました。

<第1夜>「ラストに込められたメッセージ」では、多くの作品の中に込められた手塚治虫のメッセージ。特にラストシーンに注目して語り合いました。

私自身も大好きな「ジャングル大帝」のラストシーン。何回も書き直されたと言います。クライマックス。ムーン山でレオとヒゲオヤジは猛吹雪に見舞われます。そのシーンを書くときに手塚氏はチャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」を聞いていたんだとか。一番好きな手塚作品「ジャングル大帝」と一番好きなクラシック曲「悲愴」がこんなところでリンクしていたとは、嬉しい驚きでした。

ゲストは香山リカ(精神科医)、高橋源一郎(作家)、萩尾望都(漫画家)、船越英一郎(俳優)による、出会いの一作や、気になる一作、いまだから読んで欲しいお薦めの作品等の紹介もありました。

<第2夜>「夢と未来 アトムからの問いかけ」では、安藤忠雄(建築家)をゲストに手塚作品における先見性を語り合いました。戦後、復興の進む日本。不安もあったでしょうが、それ以上に希望もあったのです。

そんな中登場した「鉄腕アトム」。沢山の夢と希望を与えてくれたと言います。私のように戦争を知らない世代とは、受け取り方が違うのですね。それぞれの世代で思うところが違うというのもまた面白いところです。四夜とも年代がかなり高めだったので、20代、30代の若い人の感想も聞きたいモノです。

「鉄腕アトム」や「メトロポリス」等他作品における未来建築を建築家らしい、切り口で語ってくれました。

つづく。

2009/02/15

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」私的映画考Vol.173

先日、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観てきました。デビッド・フィンチャー監督作品(「セブン」「ファイト・クラブ」「ゾディアック」)。出演:ブラッド・ピット(「バベル」「ジェシー・ジェームズの暗殺」)、ケイト・ブランシェット(「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」「エリザベス:ゴールデン・エイジ」)、タラジ・P・ヘンソン、ティルダ・スウィントン(「フィクサー」)他。第81回アカデミー賞作品賞監督賞主演男優賞他全13部門ノミネート作品。

80歳代での身体で生まれ、そこから若返っていく男・ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。ニューオーリンズ。1918年、第一次世界大戦、終戦の日に生まれたベンジャミン。生まれてからすぐに捨てられ、老人養護施設で育ったベンジャミン。すぐに死んでしまうと思われていたが、育ての母や周囲の一尾の愛に育まれ、何とか育っていく。身長は伸びていくモノの身体は老人のまま。だが、肉体は少しずつだったが若返っていくのだった。

病床の老女が、いまわの際にベンジャミンの日記を娘に読ませる回顧録的に物語は展開します。

ベンジャミンの人生は他の誰とも違う人生。時間の流れが逆行していくかのように次第に若返っていく。80歳の肉体。子供のように無邪気だが、言葉も話せず、7歳になっても歩くこともままならず、車椅子の生活。しかし、最初の奇跡が起き、歩き始めることが出来るようになります。そして、17歳の時、世界を見るためにひとり旅立ちます。

船長、異国で出会った女性、初めての恋、実の父、そして、最愛の女性デイジー(ケイト・ブランシェット)。ベンジャミンは様々な人と出会い、別れ、人生の喜び、死の悲しみを経験していきます。

1918年から21世紀に至るまでの、ベンジャミンの数奇な人生をきめ細やかに描いていきます。ここまで描くのか?と言うまでに手を抜かない映像表現がアカデミー賞13部門ノミネートを納得できます。80年間の時間を描くのに大事なベンジャミンの外観。メイクなのかCGなのかその境目が分かりませんが、どんな風に撮影したのかメイキングが楽しみな映像になっています。

人生は何が起こるか分からない。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできない。だから、自分の思った通りに生きるのだし、一瞬一瞬を大切に生きるのだし、限りのある人生の素晴らしさを感じながら生きていくのだと。ベンジャミンとデイジーは、永遠に続くモノを感じたに違いありません。ベンジャミンの数奇な人生を共に感じさせてくれる感動作になっています。

2009/02/14

PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その91

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威」を始めて、早一年。全13勢力すべてのシナリオで勝利し、一回りしましたが、メカニック図鑑のコンプリートを目指して、引き続きプレイ中です。

ギャンのバリエーションをほとんど作れていないので、今回は基本に戻って、ジオン軍を選択しました。

少しの懐かしさを感じながらプレイ開始。第1部はご存じ一年戦争。100ターンの制限付き。今までに何度となくやってきたジオン編。ミッションの流れも分かっているはず。それでも、やり方はそれほど進歩はなく、今までと大して変わることなく進行します。第1次、第2次、第3次降下作戦と一つずつクリアしていきます。同時進行できる降下作戦もあるにはあるのですが、そう言う意味ではホントに進歩していません。

今回はとにかく、メカニック図鑑のコンプリートが目標ですから、じっくりと兵器の開発をしていきます。いつもは開発投資はモビルスーツ3、基本2、モビルアーマー1の割合でしたが、ジオン軍はモビルアーマーが多いですので、基本1、モビルアーマー2くらいで投資をしました。ここらあたりが普段と違うところでしょう。

「アクシズの脅威」を始めて、すぐにジオン編をプレイしていました。その頃は、前作とのシステムの違いに違和感を感じていました。なので、すっかり新システムに慣れた今回のジオン編。一番大きな違いである「改造」をはじめ、システムを十分に活かしてゲームを楽しめています。

現在は第1部に勝利し、第2部に入ったところ。順調にギャンのバリエーションを開発しています。ゲルググかギャンの量産化の選択肢があります。ゲルググ好きの私としては、ついついゲルググを選んできましたが、今回はギャンを選択。ここで間違っては元も子もありません。ランバ・ラルや黒い三連星も存命していますから、パイロット適応のギャンをはじめとしたモビルスーツも作ることが出来ます。これは第1部での選択肢によって変わっていきますから注意が必要です。

メカニック図鑑コンプリートは長い旅の始まりのようなもの。一つ一つ確認しながら、達成を目指します。

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V

2009/02/13

ビックカメラ新潟店まもなくオープン!

まもなく、新潟駅南口に「ビックカメラ新潟店」がオープンします。

昨今の新潟駅南地区の発展はめざましく、大型店舗が次々にオープンしています。J1アルビレックス新潟のホームスタジアムである東北電力ビッグスワンスタジアムや、今夏誕生する新潟県立野球場(仮)も駅南地区にあります。2007年秋にオープンしたイオン新潟南ショッピングセンターもそうです。

駅南地区と言っても正式にはどこからどこまでなのかは分かりませんが、新潟駅南側は広大な土地が残っており、開発が進むのも頷けます。しかしながら、新潟駅南口付近は少し寂れている感が否めませんでした。

駅前地区(万代口)は飲み屋街やビジネス街になっている古い街ですから、それなりに維持は出来ているようです。そんな環境の中、万代口近くにあった石丸電気新潟店が閉店した記事を書きました。長年利用させてもらっていたので、悲しい出来事でした。

そして、駅南地区再々開発とも言える事業がスタートしていて、大きなビルも建設中ですし、新潟駅南口駅前広場の整備も始まっていますし、新潟駅全体を高架にして、駅前の東大通と駅南の弁天線の幹線道路を繋ぐという計画(新潟駅付近連続立体交差化事業(2015年度竣工予定))もあります。

そんな中、「ビックカメラ新潟店」が2009年2月20日にオープンします。新潟駅東側自由通路に新しく建てられた「CoCoLo南館」。新潟駅に直結しています。飲食店街もあり、ますます、便利になっています。

その「CoCoLo南館」の1階から3階までが、「ビックカメラ新潟店」。新潟県内家電量販店最大級の売場面積を誇るという店内に、カメラ・パソコン・家電製品はもちろん、おもちゃ・ゴルフ・スポーツ・寝具・お酒・メガネと様々な商品を取り扱います。4~8階、屋上には、826台駐車場も完備。

現在、「オープン記念キャンペーン!」を実施中。ビックポイントカード新規加入で1,000ポイントプレゼントになっています。オープン前に加入すれば、プレオープンにも招待してくれるというのですから、入っておくに限ります。

●「ビックポイントカード新規申込みキャンペーン」

開催日時 2009年2月4日(水)から2月18日(水)
各日 9時30分 ~ 19時30分
受付場所 CoCoLo本館前、万代口改札外

「キッチンスタジアム(キッチン家電実演コーナー)」や、「高級オーディオ視聴室」・「ゴルフ試打室」を始めとする「比較」・「体感」コーナーは他店では見られない、なかなか興味深いものです。他にも、「フォトマスター(カメラ)」・「家電製品アドバイザー(AV 情報家電・生活家電)」・「ティーチングプロ(ゴルフ)」・「自転車整備士」などの資格を持つ販売員が買い物をサポートしてくれるコーナーもあり、充実した買い物が出来そうで楽しみです。

反対側の新潟駅西側自由通路にはヨドバシカメラ新潟店が営業中で、大型家電量販店2店舗が新潟駅に揃うことになります。新潟駅南口はますます便利になり、人や車の流れが大きく変わることでしょう。今後の発展に目が離せない新潟駅南地区です。

2009/02/12

手塚治虫2009「手塚治虫のすべて」鑑賞

NHK BS2で手塚治虫2009 ~いのち・科学・未来へGO!「手塚治虫のすべて」を観ました。2009年2月8日、13:00~。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。おまけに、衛星放送も20周年。と言うことで、「2009年BSは手塚治虫」と題して、様々な特集、番組が用意されています。

オープニング番組として放送された「手塚治虫のすべて」は、過去に放送されたNHKのドキュメンタリー作品を観ながら、人間・手塚治虫の素顔に迫る内容でした。

NHK特集「手塚治虫・創作の秘密」では、家族やスタッフすら入ることができなかった仕事場にリポートカメラを仕掛けて、創造に迫りました。過密スケジュールの中、いかにして漫画を書き上げていたのか、発想の源はいったい何だったのか。1986年放送。

私の自叙伝「手塚治虫~こども漫画33年~」は、手塚治虫が、カメラに向かって30分間ずっと自らの人生を語り続けます。良い時代もありましたが、苦労した時代もありました。だいたいは知ってはいましたが、本人の口から聞くのはニュアンスが違っていて良かったです。1979年放送。

NHK特集「わが青春のトキワ荘 現在マンガ家立志伝」は、手塚治虫をはじめ、才能あふれる漫画家たちが共同生活をしていたアパート“トキワ荘”。そこでの同窓会とも言える貴重な映像。生前の石ノ森氏、藤子氏、赤塚氏らも映っています。ホントに貴重な映像でした。1981年放送。

NHKスペシャル「いのち~わが父手塚治虫」は、手塚治虫が亡くなった直後、1989年4月放送。長男・手塚眞が父・手塚治虫に捧げた映像作品の制作現場から、実際の映像もありました。なぜ、これほどまでに漫画を書き続けたのか?夢を追い続けたのか?

NHKスペシャル「ラストメッセージ こどもたちへ漫画家手塚治虫」は、手塚治虫最後の3か月間の姿と、生涯かけて残した作品群とを行き来し、今も圧倒的影響力を与え続けている「手塚ワールド」=「いのちのメッセージ」をみつめてゆくドキュメンタリー。2006年放送。生命の尊さを訴え続けた手塚治虫の母校での講演を中心に、手記などを交えながら構成されています。

手塚治虫2009の最初にふさわしい番組でした。過去に見た番組もありましたが、あらためて連続で見直してみると、手塚治虫の人となりがさらに、よく分かってきます。漫画を書き続ける事は仕事ではなく、趣味なのではないかと。漫画を書くことが大好きで大好きで、そして、それは自分に与えられた使命でもあるのだとも。その中に溢れた優しさ、愛情、メッセージ。それを受け止めた我々「アトムの子」たちは、何を思うのか、何をすべきなのか。

さっそく、手塚治虫漫画全集を引っ張り出して読み始めています。子供の頃から読み続けている手塚漫画。大人になってから読むと、違う印象を受けることが多々あります。今年は、沢山の特集番組が放送されていく事でしょうから、そこにある手塚治虫からのメッセージを受け取るために、番組を観て、全集を何度も読み返していくことにします。

2009/02/11

世界遺産への旅 広島編

Dsc04608 今回の世界遺産への旅は広島です。日本全国あちこち行きましたが、広島県は初めてです。広島には「原爆ドーム」と「厳島神社」の2箇所が世界遺産として登録されています。今回は、1泊2日の予定で、2箇所の世界遺産と尾道へ行こうという厳しい旅程になります。

以前から考えていたのは2泊3日くらいだとゆったりといけるだろうなあとは思っていましたが、なかなか3日間を旅行に充てることが難しかったので、今回は2日間で旅程を組みました。

2008年秋。少し肌寒い雨の新潟でした。朝、新潟空港から飛び立ち伊丹空港まで行き、新大阪駅からは新幹線で福山駅で乗換て、在来線で尾道へ。尾道は暖かく散策していると少し汗ばむ陽気でした。Dsc04509尾道散策は番外編として後日紹介します。

1日目は尾道を散策して、尾道泊。2日目は山陽本線で広島駅まで行き、コインロッカーに荷物を預け、いざ宮島へ。JR宮島口駅に到着。ここからはフェリーで 渡ります。三連休の中日と言うことで、フェリー乗り場は人の列でごった返していました。待つこと30分ほどで乗船。日本三景の一つでもある「安芸の宮島」に到着です。

到着しても人の波。紅葉にはまだ早い季節ではありましたが、この人出ですから、良い季節はもっと凄いのでしょう。宮島桟橋からのんびりと歩くこと15分。フェリーからも見えましたが、朱塗りの大鳥居が徐々に大きくなってきます。干潮時でしたので、鳥居付近には、人が沢山いました。

いよいよ世界文化遺産厳島神社に入ります。拝観料は300円。

Dsc04541 厳島神社は海を敷地とした大胆で独創的な配置構成になっています。大鳥居も含めて廻廊全体が朱塗りになっています。本社、本殿、舞台、が廻廊によって繋がれています。潮が満ちていれば、海に浮かんでいるように見えることでしょう。私が行ったときには干潮でしたので普通の神社という感じ。いつかは満潮時の厳島神社にも訪れたいと思います。

厳島神社自体はそれほど広くありませんので、のんびり歩いても30分Dsc04573 くらいで回れます。廻廊から観る大鳥居も壮観で、結構離れた場所にたっているのですが、大きく見えます。近くで観たらさぞ大きいのでしょう。

春は桜、秋は紅葉、季節によって趣が違って、また違う顔を見せてくれるに違いありません。

その後はぶらりと周辺を散策。五重塔や千畳閣を外から眺めました。他にも宮島ロープーウェーや、宮島水族館、神社仏閣が多数あり、時間があれば一日たっぷりと遊べることでしょう。とはいえ、今回は先を急ぐ旅で、あまり時間を掛けられませんので、今回は回れませんでした。

宮島桟橋までの帰り道、表参道商店街を歩きます。名物の「もみじまんじゅう」を食します。抹茶やチョコレート、チーズなんて変わり種もありますが、やはり、こしあんかクリームが美味しくいただけるようでした。

お土産にいくつか買って、「厳島神社」は終了です。フェリーに乗ると、遠ざかっていく大鳥居が見えます。フェリーでは、気持ちいい風が吹いていました。さて、次は広島市内の「原爆ドーム」へ向かいます。つづく。

2009/02/10

ハイビジョン液晶テレビ、来る!Vol.7

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2011年7月に迫った、アナログ放送の終了。ブルーレイレコーダー等でデジタル放送は見られるモノの、我が家のテレビはアナログのままでした。まだ、3年あるからと、のんびりとしていましたが、今のテレビもいつ壊れるか分かりませんから、2008年12月、本格的に調査を開始し、ようやく購入、とうとう納品されました。「地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶TV BRAVIA KDL-40X1」です。

映像を確認し、周辺機器の接続も完了しましたので、次は様々な設定を確認します。

設定の操作は、基本的にリモコンのオプションボタンを押して始めます。もしくはホームボタンを押して、設定メニューから選択します。まずは画質の設定。

「設定対象」は”共通”にします。放送や入力端子ごとに設定が可能です。ブルーレイレコーダーでは、映画を観るのでこの設定、DVDレコーダーではテレビ番組の録画を観るのでこの設定という風に、個別に設定することが出来ます。今回は”共通”の設定をしました。

画質モード、バックライト、ピクチャー、明るさ、色の濃さ、色あい、シャープネス、ノイズリダクション等々、好みに合うように、設定していきます。それ以外にも詳細設定があり、かなり細かく設定が可能です。試行錯誤の結果、今のところ、こんな感じになっています。

画質モード  スタンダード
バックライト  6
ピクチャー  90
明るさ   50
色の濃さ  55
色あい   標準
シャープネス  60
ノイズリダクション 弱

画像の設定を始めるときりがありません。好みはあるにしても、番組の種類によって色合いが違います。バラエティ番組にしてもスタジオだったり、ロケだったりで、明るさが違います。サッカー中継を観ると芝生の緑が気になります。鮮やかな緑は綺麗ではありますが、あまりにも緑を強くしすぎると嘘くさくなります。なので、この辺りで良いかという妥協点を見出すのが得策かと。

音質の設定も様々な音場空間によって設定が可能です。音質モードをダイナミックにして、後は標準のままにしてあります。サラウンドはオートにしてあります。音楽番組、それもライブ中継など特殊な場合には、その都度、設定することにしました。サラウンド効果が必要な場合は、AVアンプを起動することも出来ますから。

その他、画面モードやアンテナ設定、放送受信設定、表示設定、通信設定、本体設定等があります。それぞれ初期設定がありますが、好みで設定を変えて使いやすくします。

電源を入れると、画面下部にある「SONY」のロゴマークが白く光ります。これはこれで格好良いのですが、ややまぶしい光なので、「本体設定」で消すことにしました。電源を入れたときと切ったときに点灯し、その後すぐ消えるようになりました。

これで基本的な設定は終了です。

つづく。

2009/02/09

機本伸司「メシアの処方箋」

今日、ご紹介するのは機本伸司・著「メシアの処方箋(ハルキ文庫)」です。「神様のパズル」に続いて読んだ作品。

西暦2029年。ヒマラヤで氷河湖が決壊した。そして、下流のダム湖に浮かび上がったのは古代の「方舟」だった。こんな高地に存在した文明の痕跡なのか?それとも、あの「ノアの方舟」なのか?調査隊を驚愕させたのは内部から発見された大量の木簡だった。そこには、不思議な蓮華模様が刻まれていたのだ。一体、何者が、何のためにその方舟を残し、メッセージらしきモノを残したのか?

近未来。ヒマラヤ等の高地に存在する氷河が溶け始める可能性があるのでしょうか。温暖化が進めば極地だけではなく、地球上至るところに存在する氷河。それが溶け出す危険性。今すぐではないけれども、近い将来に迫った危機感が、現実味を帯びます。

「神様のパズル」でも思いましたが、映画的に構成されています。冒頭、これから始まる波乱の物語を予兆させるモノローグで始まります。そして、舞台の説明。氷河湖の存在。狂言回したる主人公・パペットの登場。穏やかな情景。一転、静寂を破って鳴り響くサイレン。氷河湖の決壊。押し寄せる大波。一難去って現れる謎の物体・・・方舟。タイトルってな感じ。その後も、クライマックスを目指して、大事件が頻発し、それぞれの映像が思い浮かびます。

方舟らしきモノからは、木簡が発見されます。そこには、蓮華模様が刻まれていました。いったい何なのか?考古学者が現れ、研究を開始しますが、何も分かるモノはありませんでした。文明の名残なのか?文字通り方舟なのか?それともまったく別のものなのか?宗教的な要素が漂います。

そして、もうひとりの主人公・ロータスの登場。言動も態度もとにかく横柄な考古学者。それから物語は急速に動き出します。インターネットを利用しながら、新たに仲間を得ながら調査は進行します。そして、木簡のメッセージが次第にカタチ作られていきます。

メッセージはなんと、メシアの作り方と言っても良い塩基情報だったのです。「メシアの処方箋」でした。救世主を作る?「神様のパズル」では「宇宙は作れるか?」という壮大なテーマでしたが、本作でも奇想天外、救世主を創り出すというのです。考古学から現代生物学へと移り変わっていきます。

この辺りを、リアルに見せながら、物語は進みます。SFとは言え、リアルさがあるから荒唐無稽な物語だとしても、のめり込んでいけるわけです。

救世主を創り出すことは出来るのか?救世主は何を示してくれるのか?救世主・不空の運命は?救世主の下に集った人々は救いを求めている。現代社会に対する5000年前に発せられたメッセージとは・・・。

クライマックスのモブシーン。そして、感動的な結末。真実はわかり得ないけれども、不空の残した何かしらのメッセージは、人類に伝わっていたに違いありません。それは、我々の問題に相違ありません。今からでも遅くはありません、我々に出来ることが必ずあるのですから。

最近、すっかりSF小説にはまっています。ハードSFからスペースオペラ、近未来SF・・・。SF小説には様々なテーマがありますが、本作は近い将来、日常で起こりうるような出来事を題材にしています。人間はどこから来て、どこへ行くのかという普遍的なテーマが込められていてます。

そして、何かを心の拠り所として生きている人々は数多くいるのでしょう。登場人物たちは、真理を知りたいのではなく、自分はいったい何者なのか?メシアはどんなメッセージを示してくれるのか?それを「知りたい」のです。そのために、自分達の今、出来ることをやるだけ。そんな想いが、人々に届いたに違いありません。

現代社会に潜む様々な問題を交えつつ、様々なテーマを見せてくれた本作。宗教的な価値観から、最後は哲学的なテーマへと展開。題材はSFではありますが、堅苦しい感じはありませんので、SFが苦手という方でも、難しくはないと思えます。ぜひ、感動的なラストに新たな「始まり」を感じてください。

2009/02/07

「チェ 39歳 別れの手紙」鑑賞

先日、「チェ 39歳 別れの手紙」を観てきました。スティーヴン・ソダーバーグ監督作品(「オーシャンズ13」「さらば、ベルリン」)。出演:ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、ヨアキム・デ・アルメイダ、 エルビラ・ミンゲス他。

1965年3月、チェ・ゲバラは忽然と姿を消した。様々な憶測が飛び交う中、カストロはキューバ共産党中央委員会の場で、ゲバラの手紙を公表する。彼は再び、革命の旅を始めたのだと。変装したゲバラは、1966年11月ボリビアに入国。大統領の独裁政権のもと、農民たちは圧政と貧困にあえいでいた。そして、ゲバラのもとに次々と革命に燃える戦士が集まり、ゲリラ活動を開始。次第に、援助が絶たれていき、ゲリラ軍は孤立していくのだが・・・。

第1部「28歳の革命」で、キューバ革命を成功させたチェ・ゲバラ。ある日、志も新たに、キューバから旅立ち、圧政に苦しむ南米各地を歩き始めます。ボリビアに潜入したゲバラは、その地でゲリラ軍を率い政府軍との戦闘に入っていきます。仲間を集め、ゲリラ軍を結成しますが、外国人ばかり。農民たちに受け入れられません。それでも、信念を持ち続け行動すれば、きっと理解してもらえると考えていました。

しかし、ボリビア共産党の援助が絶たれ、孤立していく部隊。次第に追い詰められていきます。さらに、政府軍はアメリカの協力を得て組織力をアップし、包囲網を狭めていきます。ひとり、またひとり傷つき、命を落としていく仲間たち。追い詰められたゲリラ軍と組織だった政府軍の死闘は続きます。そして、最期の時が迫る。

2部作は陰と陽。革命に成功した第1部が陽で、失敗した第2部が陰。第1部のような笑いや明るさがまったくと言っていいほどない第2部。次第に追い詰められていくゲリラ部隊の様子は悲惨さを極めていきます。唯一、笑顔がこぼれたのはある村で過ごした一時。村の子どもたちとふれあった瞬間。自分の子どもたちの事を思い出していたのかもしれません。

ゲバラには理想はあったけれども、その理想を現実にする力がなかったのか。農民たちは窮していたのかもしれないが、欲してはいなかったと言うことなのか。信念に燃え、窮地に立たされながらも、理想を捨てることなく戦った男の姿く本作。「革命には勝利か死しかない」そんなゲバラをベニチオ・デル・トロが執念で演じた2部作。ここに完結。

2009/02/06

「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」鑑賞 その2

先日、「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」を観ました。第5話「チェス大会」~第9話「誕生日」。

ジェームズ・キャメロン監督、アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作である「ターミネーター」と「ターミネーター2」。その続編となるTVドラマシリーズが、「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」です。ファーストシーズン全9話のDVD&Blu-rayは、発売&レンタル中です。

サラ(レナ・ヘディ)は“ターク”の開発者アンディと友達になるが、チェス大会に出場することになり、悪い予感が胸をよぎる。一方、サラたちを追って2007年にやってきたクロマティ(T-888)は、新しい肉体を得る。FBIのケスター捜査官と名乗りサラとジョンを捜し始めるが・・・。

サラたちと同様にタークを追っていた男がターミネーターとの戦いで瀕死の重傷を負う。なんとか命を取り留めたその男は、未来から来たカイルの兄・デレク(ブライアン・オースティン・グリーン)だった。デレクはサラたちと行動を共にし、スカイネットに続くと思われるタークの破壊活動にあたることとなる。

FBI捜査官ジェームズ・エリソン(リチャード・T・ジョーンズ)は、「神の手」と呼ばれるターミネーターの腕を手掛かりにサラ・コナー事件の謎に迫っていく。そして、ケスター捜査官を名乗るT-888は刻々とサラとジョンに迫っていた・・・。

新型ターミネーター(TOK715)であるキャメロン(サマー・グロー)は、より人間らしい言動をするようにプログラムされているようで、食事をしたり、バレエを踊ったり、時には無駄なおしゃべりをしたりします。次第にジョン(トーマス・デッカー)にも信頼を得ていきますが、未来で会っているデレクは毛嫌いしている様子。ひどい目にあっていますから、当然でしょう。

新たに仲間となったデレクは、ジョンにとっては伯父に当たる存在。頼もしい仲間であると共に、母の言葉でしか聞いたことがない父・カイルを重ね合わせてく存在になっていきます。想い出を語るデレク。良い時代もあった。しかし、今、やるべき事がある。絆を確かめ合いながらも、戦いの日々に身を投じていきます。

スカイネットの誕生を阻止できるのか?キャメロンの消息は?謎の男の影はいったい?

ファーストシーズン最終話。海外ドラマ特有の、衝撃的なラストシーンで終了。セカンドシーズンに続きます。あんな終わり方をされては、続きを観ないわけにいきません。セカンドシーズンDVD&Blu-rayは、6月発売が早くも決定。セカンドシーズンは全22話ありますから、どんな物語が展開されるか楽しみに待ちましょう。

そして、待望の新作映画「ターミネーター4」は、2009年6月13日公開予定。こちらも期待大。

2009/02/05

「20世紀少年-第2章-最後の希望」鑑賞

先日、「20世紀少年-第2章-最後の希望」を観てきました。堤幸彦監督作品。原作:浦沢直樹。出演:豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、ユースケ・サンタマリア、藤木直人、石塚英彦、宇梶剛士、小日向文世、佐々木蔵之介、黒木瞳、唐沢寿明他。

西暦2015年。2000年に起こった「血の大晦日」は、ケンヂ(唐沢寿明)たちが行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主として崇められていた。そして、ケンヂの姪・カンナ(平愛梨)は高校生に成長していた。学校で習う「血の大晦日」に憤りを感じていたカンナは、学校で問題児扱いされ、「ともだちランド」に送られることになる。それは、社会のルールからはみ出した人間を洗脳する施設だった。浦沢直樹原作の人気コミックの映画化第2章。

第1章「終わりの始まり」のラストで、巨大ロボットに立ち向かったがケンヂたちは、大爆発に巻き込まれ、バラバラになっていました。命を落とした者、行方知れずの者、拘留された者。逃げ延びた人々は地下に潜り、それぞれに活動をしていました。

第2章「最後の希望」で物語を牽引するのはケンヂの姪・カンナ。「ともだちランド」で見た“ともだち”の正体とは?手掛かりを得つつ、辿り着いた真実とは?ねじ曲がった近未来。“ともだち”に洗脳されたような人々。しかし、西暦が終わる日が近づいていた・・・。

コミックにしてもかなりのボリュームを第2章に詰め込んでいるため、展開が早く、序盤は追いつくので精一杯と言う感じ。「しん よげんの書」を実行していく“ともだち”。それを食い止めようとするカンナ、ヨシツネ、ショーグンたち。

回想シーンで、ちょっぴりウルウル来てしまいました。あんなに大好きだったケンヂおじちゃん。どこへ行ってしまったのだろう。カンナの届かぬ想いが胸に迫ります。そして、自らの出生の秘密、母・キリコ(黒木瞳)のしてきたこと。様々な思いを秘めて、カンナは走り続けます。

ワンシーンだけの登場という個性的なキャストが多数出演し、強力に脇を固めています。次々に登場するコミックの登場人物そっくりキャストに思わず納得。しかし、あまりにも似せようとして、ちょっと興ざめなキャラもなきにしもあらずです。

ケンヂは本当に死んでしまったのか?人類は滅んでしまうのか?“ともだち”の正体は?完結編となる第3章「ぼくらの籏」は2009年8月公開。

2009/02/04

PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その90

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

2008年2月7日に、「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威(公式サイト)」が発売されました。シャアとアムロの最終対決までを描く「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」までの宇宙世紀を網羅した本作。

今回のゲーム、ネオ・ジオン・シャア編は無事勝利することができました。大将はシャア・アズナブル、本拠地はサイド1、敵は地球連邦軍。

初期設定はかなり厳しく、序盤は苦戦をしましたが、兵器の開発も順調に進み、戦力の増強に成功。ギラ・ドーガを主力モビルスーツにし、ヤクト・ドーガも開発。連邦軍のモビルスーツには、さほど強さを感じなくなってきました。とにかく強力なギラ・ドーガ様々です。

地上には拠点がないネオ・ジオン軍。降下先はジオン軍の第一次降下作戦と同じオデッサを選択。HLVやエンドラ等大気圏内が航行可能な戦艦を改造または生産して降下させます。地上戦になる前に、各モビルスーツには飛行ユニットを装着。降下作戦はスピードが勝負ですから。

ニュータイプのクェスと強化人間のギュネイには、ヤクト・ドーガを与えます。後は量産したギラ・ドーガ部隊をメインにし、ガザ・C、ガザ・D部隊は拠点の制圧には役に立ちます。連邦軍はこの時点で、あまり戦力は残っていませんので、一気に侵攻していきます。

並行してサザビーの開発にも入ります。念願のサザビーです。

制圧アリアを徐々に拡大していきます。連邦軍は戦車や戦闘機等の通常兵器のユニットが増え始め、モビルスーツにしてもときおりジェガンやジムⅢが混ざっているという感じで、疲弊しているのが分かります。

サザビーが完成したらシャアを搭乗させ、地球に降下。さらに戦力をアップさせます。

連邦軍にはアムロくらいしか優秀なパイロットはいませんから、怖くありません。νガンダムの開発は終わっているのでしょうが、アムロは地上では水中型ガンダムやジェガンくらいにしか乗らないようでした。

サザビー完成後にα・アジールを開発しましたが、活躍の機会はありませんでした。

シャアのサザビー対アムロのνガンダムの最終決戦が観たかったのですが、最後までアムロがνガンダムに乗ることはありませんでした。残念。

連邦軍の本拠地ジャブローの制圧に成功し、長い長い戦いに終止符を打ちました。

約1年にわたって、プレイしてきた「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威」。全13勢力すべてのシナリオで勝利し、一回りしたことになります。最初の頃は、前作「ジオンの系譜」とのシステムの違いに苦労したこともありましたが、次第にその「違い」を楽しめるようになりました。

「アクシズの脅威 コンプリートガイド」によるとクリア回数によって発生するイベントがある(P22)とのこと。それとメカニック図鑑をコンプリートするには、あと10数種類の開発が必要です。作り損なったザクやギャンのバリエーションもいくつかありますし、Hi-νガンダムなんてのもありますから。

新作である「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V」も、まもなく発売になりますが、もう少し「アクシズの脅威」を楽しみたいと思います。

PSP 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V

2009/02/03

「シャッフル」私的映画考Vol.172

先日、「シャッフル」を観てきました。メナン・ヤポ監督作品。出演:サンドラ・ブロック(「イルマーレ」「クラッシュ」)、ジュリアン・マクマホン、ニア・ロング、ケイト・ネリガン、アンバー・ヴァレッタ、ピーター・ストーメア他。

愛する娘たちと親子4人で幸せに暮らすリンダ(サンドラ・ブロック)。ある日、夫・ジム(ジュリアン・マクマホン)が自動車事故で死亡したという知らせが届く。ところが、翌朝目覚めてみると、死んだはずのジムが何事も無かったかのように目の前に現われたのだ。そのまた翌日には、ジムの葬儀が行われ、喪服に身を包んだ大勢の人々が集まっていた。以来、全く身に覚えの無い“不可解な出来事”が次々と起こり始めるのだが・・・。

悲劇の1週間が順番がバラバラに”シャッフル”されて、かつ、その記憶が自分だけのモノだとしたら?誰もまともに取り合ってくれないのは当然だし、そうなったら、精神錯乱状態にあると診断されても仕方がありません。

それでも、リンダは、カレンダーと照らし合わせながら、不可解な出来事を順番に並べてみて、何が起こっているのかを突き止めようとします。そして、運命の“水曜日”がやってきます。夫・ジムを救うことが出来るのか?

メメント(クリストファー・ノーラン監督作品)」のような時間軸を前後させて展開するサスペンス・ドラマになっています。タイムスリップなのか、記憶の混同なのか、はたまた神のいたずらか? リンダの精神の混乱は、計り知れません。苦悩するリンダ。しかし、誰も救いの手を差し伸べてはくれません。神父以外は。

サスペンスとしても楽しめる作品ですが、なによりも家族の人間ドラマが良いです。あらためて家族の大切さを感じられる作品になっています。信仰とは、自分を越えた崇高な何かを信じること。それは、愛や希望なのかもしれません。そして、人は何のために生き、何のために戦うのでしょう。それは、愛する人々を守るためなのかもしれません。奇跡と言うべき希望がそこにはあるから・・・。

その原因や事象についての説明はほとんどなく、観る者に解釈を委ねているところがシンプルで良いです。その上、そこはかとない緊迫感が漂い、ドラマは否応なくクライマックスへと突き進みます。細かな伏線があちらこちらに点在し、2度観るとさらに発見があるかもしれません。新しいアイデアで構成された本作は、見応えがあり、衝撃的な作品となっています。

2009/02/02

「マンマ・ミーア!」鑑賞

先日、「マンマ・ミーア!」を観てきました。フィリダ・ロイド監督作品。出演:メリル・ストリープ(「いつか眠りにつく前に」「クライシス・オブ・アメリカ」)、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ドミニク・クーパー他。

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島。女手ひとつで育てられてきたソフィ(アマンダ・セイフライド)は結婚式を控え、父親とバージンロードを歩くことを夢見ている。父親が誰か知らされないまま育ったソフィは、母親ドナ(メリル・ストリープ)の日記を盗み読み、かつての恋人たち3人を結婚式に招待してしまう。ソフィは本当の父親が誰なのかを探り出そうとするものの、なんと全員が「自分が父親だ」と名乗りを上げてしまうが・・・。

「マンマ・ミーア!」「ダンシング・クィーン」等々、ABBAの大ヒットナンバー22曲で綴られるミュージカル「マンマ・ミーア!」の映画版。いつかどこかで聞いたことがあるような曲が次々に登場し、豪華な出演陣が歌って踊ります。

中でも、「ダンシング・クィーン」の群舞は最高に楽しくて、感動的。年齢なんて関係ない。楽しければ、それが最高。ってな感じでメリル・ストリープら女性陣が歌い踊ります。

「本当のお父さんなら一目でわかるはず」と思っていた、ソフィでしたが、3人の男たちにピンと来ません。それでも、あれこれ質問しながら、ヒントを得ようとしますが、果ては3人とも勘違い。結婚式はどうなってしまうのか?

ドナの若かりし頃のバンド仲間。親友であり悪友である3人。この3人組が良い味を出しています。落ち込み、戸惑うドナを励まし、そしてバカ騒ぎ。昔取った杵柄で、娘の結婚を祝います。

ギリシャの美しい景色を背景に、楽しくて元気がでるような作品に仕上がっています。思わず踊り出したくなるような気分になれます。そして、忘れていた情熱のようなモノも感じられます。

2009/02/01

「007/慰めの報酬」鑑賞

先日、「007/慰めの報酬」を観てきました。マーク・フォースター監督作品(「ネバーランド」「主人公は僕だった」)。出演:ダニエル・クレイグ(「ライラの冒険」「インベージョン」)、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック(「潜水服は蝶の夢を見る」)、ジュディ・デンチ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ジェマ・アータートン、ジェフリー・ライト他。

最愛の女性・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。そのヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを捕らえ、尋問し、そして、背後にいる組織の存在を知る。早速、ハイチへ向かい捜査を開始したボンド。そこで知り合ったカミーユ(オルガ・キュリレンコ)を通じて、組織の幹部であるグリーン(マチュー・アマルリック)に接近する。環境関連会社のCEOを務めるグリーンだが、裏ではボリビアの政府転覆と天然資源の支配を目論んでいるのだった・・・。

前作「007 カジノ・ロワイヤル」からの2部作と考えて良い作品。ダブルオーの称号を得たボンドが諜報員としてさらに成長し、真のダブルオーとなるまでの物語。

世界各地を場面がポンポンと切り替わり、小気味よいテンポで物語は展開します。冒頭からのカーアクションは大迫力。クライマックスも含めて、大迫力のアクションシーンは良いのですが、あまりにも早く、誰が何をしているのかが分からないくらい。

前作で初めて愛した女性・ヴェスパーを喪ってしまったジェームズ・ボンド。悲しい少女時代を経験したカミーユ。ふたりは復讐心に駆られながらも互いの任務に臨み、巨大な犯罪組織と対決していきます。ボンドは復讐心を胸に秘めながら、グリーンの計画阻止に動きますが、少々暴走気味。味方からもCIAからも疎まれがち。

そして、痛々しいまでに、傷をなめあうようなふたり。ボンドとカミーユ。他シリーズのボンドとは違い軽妙な台詞は少なく、ジェームズ・ボンドの人間味が表現されています。クレイグ版ボンドとなって第2作ですが、新たな007の魅力をより一層引き立てている作品です。

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