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2009/02/17

「その男 ヴァン・ダム」鑑賞

先日、「その男 ヴァン・ダム」を観てきました。マブルク・エル・メクリ監督作品。出演 : ジャン=クロード・ヴァン・ダム、フランソワ・ダミアン、ジネディーヌ・スアレム、カリム・ベルカドラ、ジャン=フランンソワ・ウォルフ他。

90年代に絶大なる人気を持っていたアクション・スター、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(本人)。しかし最近では出演依頼もビデオストレート作品が続き、ハリウッド大作の出演もなく、おまけに金銭トラブルや娘の親権争いと、悩みの種は尽きない。そんなある日、故郷のベルギーでたまたま入った郵便局は、強盗が占拠中。警察との交渉役に利用されるが、犯人と間違えられてしまう。果たしてヴァン・ダムはこの逆境から脱する事はできるのか・・・。

90年代、ヴァン・ダムは大スター。いつしか、主演作は影を潜め、いつしかハリウッド作品ではなく、C級作品となり、ビデオ・スルーばかりになってしまっていました。そんなヴァン・ダムが自分のイメージを逆手にとり、製作総指揮もしつつ、自分自身を演じるというアクション・コメディー。

冒頭、ワンショット長回しのアクションシーンで始まります。少々無理のある設定なのではありますが、さらに輪を掛けるように、年齢のせいかアクションに切れはなく、疲れを感じるばかり。これでは良い仕事は来ません。さらに娘の親権争いで、弁護費用も掛かります。

たまたま入った郵便局で強盗に仕立て上げられたジャン=クロード。人質もいます。映画のようにカッコ良く相手を倒して、無事解決と行きたいですが、現実にはそうもいきません。強盗の中にはジャン=クロードの熱烈なファンもいて、会話がまた面白い。

ハリウッドにジョン・ウー監督を呼んだのはヴァン・ダムだった(「ハード・ターゲット」)が、ジョン・ウーは「フェイス/オフ」にヴァン・ダムを呼ばなかったとグチる辺りは最高。ところどころで繰り出される、実名を交えての業界ネタは、愉快です。

終盤のジャン=クロードの独白のシーンが良かったです。これは、現実なのか、夢なのか、妄想なのか。カメラ目線で訴える本音。運や実力も確かにあるのでしょうが、彼の信じてきた、映画造りに必要な事は、もっと純粋なモノだったに違いありません。そして、それは愛娘には確かに伝わっていたのでしょう。

小ネタで笑った後、少し考えさせられ、ちょっぴり感動できる作品になっています。

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