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2009/02/03

「シャッフル」私的映画考Vol.172

先日、「シャッフル」を観てきました。メナン・ヤポ監督作品。出演:サンドラ・ブロック(「イルマーレ」「クラッシュ」)、ジュリアン・マクマホン、ニア・ロング、ケイト・ネリガン、アンバー・ヴァレッタ、ピーター・ストーメア他。

愛する娘たちと親子4人で幸せに暮らすリンダ(サンドラ・ブロック)。ある日、夫・ジム(ジュリアン・マクマホン)が自動車事故で死亡したという知らせが届く。ところが、翌朝目覚めてみると、死んだはずのジムが何事も無かったかのように目の前に現われたのだ。そのまた翌日には、ジムの葬儀が行われ、喪服に身を包んだ大勢の人々が集まっていた。以来、全く身に覚えの無い“不可解な出来事”が次々と起こり始めるのだが・・・。

悲劇の1週間が順番がバラバラに”シャッフル”されて、かつ、その記憶が自分だけのモノだとしたら?誰もまともに取り合ってくれないのは当然だし、そうなったら、精神錯乱状態にあると診断されても仕方がありません。

それでも、リンダは、カレンダーと照らし合わせながら、不可解な出来事を順番に並べてみて、何が起こっているのかを突き止めようとします。そして、運命の“水曜日”がやってきます。夫・ジムを救うことが出来るのか?

メメント(クリストファー・ノーラン監督作品)」のような時間軸を前後させて展開するサスペンス・ドラマになっています。タイムスリップなのか、記憶の混同なのか、はたまた神のいたずらか? リンダの精神の混乱は、計り知れません。苦悩するリンダ。しかし、誰も救いの手を差し伸べてはくれません。神父以外は。

サスペンスとしても楽しめる作品ですが、なによりも家族の人間ドラマが良いです。あらためて家族の大切さを感じられる作品になっています。信仰とは、自分を越えた崇高な何かを信じること。それは、愛や希望なのかもしれません。そして、人は何のために生き、何のために戦うのでしょう。それは、愛する人々を守るためなのかもしれません。奇跡と言うべき希望がそこにはあるから・・・。

その原因や事象についての説明はほとんどなく、観る者に解釈を委ねているところがシンプルで良いです。その上、そこはかとない緊迫感が漂い、ドラマは否応なくクライマックスへと突き進みます。細かな伏線があちらこちらに点在し、2度観るとさらに発見があるかもしれません。新しいアイデアで構成された本作は、見応えがあり、衝撃的な作品となっています。

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