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2009/02/25

「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」私的映画考Vol.175

今日ご紹介するのは「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」です。エイドリアン・シェリー監督作品。出演:ケリー・ラッセル(「M:i:III」「奇跡のシンフォニー」)、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、エイドリアン・シェリー、ジェレミー・シスト、アンディ・グリフィス、エディ・ジェイミソン他。

片田舎のダイナーでウェイトレスとして働くジェナ(ケリー・ラッセル)はパイ作りの天才。パイを作ることが大好きで、レシピを空想するのも楽しかった。だが一方で、彼女は、嫉妬深い暴力夫アール(ジェレミー・シスト)に支配され、悲惨な毎日を送っていた。そんなある日、ジェナは家出を決意し、パイコンテストに出場しようとするが、そんな矢先に妊娠が発覚してしまう。産婦人科に出向いた彼女は、そこでポマター先生(ネイサン・フィリオン)と出会い、ふたりは次第に惹かれあっていくのだが・・・。

まずは、パイ作りが楽しい。オープニングから様々なパイが登場し、また、ジェナの気持ちを表現したユニークなパイの数々は、ダイナーの名物になっていました。パイのネーミングもユーモラス。その店を訪れる客たちは皆一様に笑顔でした。ジェナもパイを作ることが楽しくて仕方がないと言う感じ。そして、いつかはパイコンテストに出場し、独立する夢もありました。

しかし、家庭では暴力的な夫に支配される毎日を送っていました。夫に隠れて少しずつお金を貯めるジェナ。家で資金であり、コンテストに出るための資金でもありました。そんなある日、妊娠が発覚。夫との関係を考えると、ブルーな気持ちになります。

産婦人科に出向いたジェナは、ポマター先生と出会います。そして、ふたりはあっと言う間に恋に落ちます。それも熱烈に。ジェナを理解し優しく見守ってくれるドクター。ふたりは診察にかこつけて愛を深めていきます。

脇を固めるのが良い味を出している、同僚ふたり。監督自らが演じているドーンとベッキー。ジェナはふたりになんでも相談しますし、良き理解者たちでもありました。応援もしてくれます。物語のキーとなるのが客のひとりであるオールド・ジョー(アンディ・グリフィス)。口うるさいおじいさん。口うるさいのだけれど、悩みを抱えているジェナをそっと励ましてくれます。

観ている内に幸せって何だろうと思います。人それぞれに幸せのカタチはあるに違いありません。ほんの些細なことに幸せを感じる人もいるだろうし、自分は不幸だと思い続けている人もいるに違いありません。ジェナはきっと後者だったでしょう。

同じく不倫をしている同僚のベッキーにジェナは言います。「他人を不幸にしてまで、不倫をしないでくれ」と。それは、自分に対しての問いかけでもあったに違いありません。そして、出産。産みたくないと思っていたジェナでしたが、我が子を初めて抱いたときの感動は感慨深いモノでした。そして、その時ジェナのとった行動とは・・・。

女性の自立、妊娠、出産にまつわる現実や気持ちを、時に厳しく、時に優しく描いた作品になっています。

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