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2009/02/21

「チェンジリング」私的映画考Vol.174

先日、「チェンジリング」を観てきました。クリント・イーストウッド監督作品(「ミリオンダラーベイビー」「硫黄島からの手紙」)。出演:アンジェリーナ・ジョリー(「グッド・シェパード」「ウォンテッド」)、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー他。第81回アカデミー賞主演女優賞ノミネート(アンジェリーナ・ジョリー)。

1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)。ある日、家で留守番をしていたウォルターが失踪。警察に捜査を依頼するが24時間は何もしないと言う。誘拐なのか家出なのか。ようやく捜査は始まったモノの、ウォルターの行方は知れなかった。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、ウォルターではなく、見知らぬ少年だった。

ロス警察は評判が悪く、保身のためにウォルターだと言い張ります。親が子供を間違えるはずはありませんし、歯科医師や教師も絶対に違うと証言しているのに、警察はまったく受け入れようとしません。抵抗すればするほど、クリスティンが精神的にまいっているせいだと決めつけ、精神病院へ入れてしまいます。病院もまた、警察の言いなりで、抵抗する予知がありません。

そんな、クリスティンを助けてくれるのは、ブリーグレブ牧師(ジョン・マルコヴィッチ)。クリスティン以外にも警察の被害にあっている女性は沢山いました。牧師の協力を得て、事件の解明は近づきますが・・・。愛する息子・ウォルターの行方は?

綿密に時代考証されたセットと少しくすんだ感じの色合いが、過去を感じさてくれます。平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かいますが、まったく意見を聞かない警察。

それに対する、もどかしい想い、焦燥感。音楽で盛り上げることは少なく、どちらかと言えば静かな印象の作品で、演技を中心に見せているのでしょう。子供を思う母親の気持ちを痛切に感じさせる、アンジェリーナ・ジョリーの熱演が冴えます。終盤、行方を知っていると思われる男に詰め寄るシーンは圧巻。

この一連の事件が実際にあったことだといいます。これほどまでの強烈さを見せられた「真実の物語」はかつてないモノでした。おそらくは、きめ細かく心情表現を見せ、そして、事件の顛末を最後まで見せること、過剰な演出をしないこと等々が起因しているのかもしれません。

誘拐された息子の生還を祈る母親の、真実を求めた闘いを描くサスペンスドラマ。子供を思う母親の切なる願いが、わずかな希望となって輝き続けたに違いありません。

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