« PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その91 | トップページ | 手塚治虫2009「手塚治虫・現代への問いかけ」鑑賞 »

2009/02/15

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」私的映画考Vol.173

先日、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観てきました。デビッド・フィンチャー監督作品(「セブン」「ファイト・クラブ」「ゾディアック」)。出演:ブラッド・ピット(「バベル」「ジェシー・ジェームズの暗殺」)、ケイト・ブランシェット(「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」「エリザベス:ゴールデン・エイジ」)、タラジ・P・ヘンソン、ティルダ・スウィントン(「フィクサー」)他。第81回アカデミー賞作品賞監督賞主演男優賞他全13部門ノミネート作品。

80歳代での身体で生まれ、そこから若返っていく男・ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。ニューオーリンズ。1918年、第一次世界大戦、終戦の日に生まれたベンジャミン。生まれてからすぐに捨てられ、老人養護施設で育ったベンジャミン。すぐに死んでしまうと思われていたが、育ての母や周囲の一尾の愛に育まれ、何とか育っていく。身長は伸びていくモノの身体は老人のまま。だが、肉体は少しずつだったが若返っていくのだった。

病床の老女が、いまわの際にベンジャミンの日記を娘に読ませる回顧録的に物語は展開します。

ベンジャミンの人生は他の誰とも違う人生。時間の流れが逆行していくかのように次第に若返っていく。80歳の肉体。子供のように無邪気だが、言葉も話せず、7歳になっても歩くこともままならず、車椅子の生活。しかし、最初の奇跡が起き、歩き始めることが出来るようになります。そして、17歳の時、世界を見るためにひとり旅立ちます。

船長、異国で出会った女性、初めての恋、実の父、そして、最愛の女性デイジー(ケイト・ブランシェット)。ベンジャミンは様々な人と出会い、別れ、人生の喜び、死の悲しみを経験していきます。

1918年から21世紀に至るまでの、ベンジャミンの数奇な人生をきめ細やかに描いていきます。ここまで描くのか?と言うまでに手を抜かない映像表現がアカデミー賞13部門ノミネートを納得できます。80年間の時間を描くのに大事なベンジャミンの外観。メイクなのかCGなのかその境目が分かりませんが、どんな風に撮影したのかメイキングが楽しみな映像になっています。

人生は何が起こるか分からない。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできない。だから、自分の思った通りに生きるのだし、一瞬一瞬を大切に生きるのだし、限りのある人生の素晴らしさを感じながら生きていくのだと。ベンジャミンとデイジーは、永遠に続くモノを感じたに違いありません。ベンジャミンの数奇な人生を共に感じさせてくれる感動作になっています。

« PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その91 | トップページ | 手塚治虫2009「手塚治虫・現代への問いかけ」鑑賞 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

私的映画考」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/102027/43970420

この記事へのトラックバック一覧です: 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」私的映画考Vol.173:

« PSP「ギレンの野望 ジオンの系譜」その91 | トップページ | 手塚治虫2009「手塚治虫・現代への問いかけ」鑑賞 »

2015年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ