「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」鑑賞
先日、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」を観てきました。デヴィッド・フランケル監督作品(「プラダを着た悪魔」)。出演:オーウェン・ウィルソン(「ダージリン急行」「シャンハイ・ヌーン」)、ジェニファー・アニストン(「迷い婚」「ブルース・オールマイティ」)、エリック・デイン、アラン・アーキン他。
新聞のコラムニストをしているジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)は、子どもを持つ自信をつけるため、犬を飼うことを決意する。そして、やってきたラブラドールのマーリーは、手に負えないほどやんちゃな犬。他の犬や飼い主に飛びかかり、顔中をヨダレまみれにするは、雷にパニクるは、家具を噛みちぎり、何でもかんでも食べてしまう。やがて子供たちにも恵まれたジョンとジェニーは、マーリーに手を焼きながらも、人生の喜びを味わっていく。そして人生のパートナーとしてのマーリーの存在を噛みしめていくのだが・・・。
とにかく名演技のマーリー。愛らしい表情を見せたかと思うと、やんちゃさ、凶暴さを出して噛みまくるし、飛びつくし、もう大暴れ。何かしら目的があって行動しているのでは?なんて言う思いもありましたが、そうではなく、自由奔放なだけでした。躾をするために、訓練学校にも行ってみますが、サジを投げられ、退校処分。手に負えません。
しかし、ジョン夫婦に子供が生まれてからのマーリーは違います。大人になったのでしょう。兄弟たちを慈しむようにおとなしくなったのです。それでも、やんちゃは止まりませんが。
マーリーをめぐるドタバタは思わず笑ってしまいますが、それと同時に描かれるのはジョン一家の生活。ジョンは新聞記者でしたが、上手くいかず渋々コラムニストになります。それが大当たり。これもマーリーのおかげ。妻のジェニーは仕事を辞め子育てに専念しますが、マーリーの世話もしなければいけない現状から、情緒不安定ぎみになり、一悶着。
マーリーのおかげで良いこともあったし、大変なこともあったけれども、一つ一つが思い出となっていき、人生を豊かにしていったのでしょう。
子どもたちの成長と共に、年老いていくマーリー。いつか見た夕日の草原。ジョンとマーリー。穏やかな夕暮れ。確かに手も焼いたけれど、それ以上に感謝の気持ちでいっぱいだったのでしょう。そして、別れの時。
人生のパートナーである愛犬を通して、結婚や家庭生活を描く本作。マーリーとのかけがえのない人生を共に過ごした家族の物語。笑って、笑って、最後はホロッと感動できる作品になっています。
« 2009.03映画鑑賞総括 | トップページ | 「週刊 手塚治虫 創刊準備号」鑑賞 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 2015.10映画鑑賞総括(2015.10.30)
- 2015.09映画鑑賞総括(2015.09.30)
- 2015.08映画鑑賞総括(2015.08.31)
- 2015.07映画鑑賞総括(2015.07.31)
- コパ・アメリカ2015終わる(2015.07.06)
コメント